漢点訳図書目録(ま)〜(も)
ここでは、富山県視覚障害者福祉センターに納めてある漢点訳図書のタイトルの頭文字が(ま)から(も)までの本を紹介いたします。
〔6巻〕 著者=大沢在昌 発行所=光文社
2000年5月20日初版1刷発行
漢点訳版製作=2002年2月3日
入力者=大間知恵津子 校正者=濱本ひろ子
〔新宿の若者たちの間で、舐(な)めるだけで効く新型覚せい剤「アイスキャンディ」が流行(はや)り出した。薬(シャブ)を激しく憎む新宿署刑事・鮫島(さめじま)は、執拗に密売ルートを追う。
財閥・香川(かがわ)家の昇(のぼる)・進(すすむ)兄弟の野望、薬(シャブ)の独占を狙う藤野(ふじの)組・角(すみ)の策略、麻薬取締官の露骨な妨害、そして、恋人・晶(しょう)は昇の手に…。現代を代表する超人気シリーズ第4弾、直木賞受賞!〕
〔4巻〕 著者=大沢在昌 発行所=集英社
1990年8月25日 第1刷
2003年7月6日 第16刷
漢点訳版製作=2005年4月20日
入力者=濱本ひろ子 校正者=横田鈴子
〔世界各地に支社を持つ国際的なガードマン会社〔V・G・S〕の日本支社長のクリスは、日英の混血でハンサムな青年。ところが遊び好きで仕事大嫌い人間ときているから、美人秘書の慶子は気を抜いていられない。一兆ドルの頭脳を持つエレクトロニクスの権威、毛生え薬の秘密を抱えた薄ハゲの元C・I・A局員など、世界からやってくる要人を巡って巻き起こる騒動ーー。洒落た感覚で描くユーモア・サスペンス。〕
〔3巻〕 著者=駒尺喜美(こましゃくきみ) 発行所=朝日新聞社
1991年3月20日第1刷発行
1992年11月15日第4刷発行
漢点訳版製作=2002年10月16日
入力者=横田鈴子 校正者=濱本ひろ子
〔「源氏物語」の地の文に注目して、紫式部が物語のなかにこめたメッセージを
読み解く。紫式部は光源氏を物語上では格好良く、有能な人物に設定しているが、
地の文では意外につきはなし、批判的に見つめていたことがよくわかる。
『源氏物語』の真の主題は?平安時代のフェミニスト紫式部が後世に託した
女性解放の思想を読み解く。光源氏は『源氏物語』の真の主人公か?
『源氏物語』の女性たちはなぜノイローゼが多いのか。宇治十帖は他の巻と
どんな関係にあるのか。〕
迷惑な進化 ――病気の遺伝子はどこから来たのか
〔4巻〕 著者=シャロン・モアレム ジョナサン・プリンス 訳者=矢野真千子 発行所=日本放送出版協会
2007年8月25日 第1刷発行
漢点訳版製作=2007年11月26日
入力者=濱本ひろ子 校正者=横田鈴子
〔モアレムは、その型破りな理論で生き生きと遺伝子の謎を解いていく。読む者はいつのまにか魅了され、説得されてしまうだろう。〔カーカス・レヴュー〕
なぜ病気の遺伝子がこれほど多くの人に受け継がれてしまったんだろう?そもそも進化とは、有害な遺伝子を淘汰((とうた))し、役に立つ遺伝子だけを残すもののはず。なのに、なぜこんな遺伝子が生き残っているんだろう?―進化医学の新鋭、シャロン・モアレムが案内するメディカル・ミステリーツアーへようこそ。〕
盲人ガイドのキーポイント
――ガイドヘルパーのための15章――
〔1巻〕 著者=谷合 侑 発行所=視覚障害者支援総合センター
1985年6月15日 初版
2005年5月1日 改訂12版
漢点訳版製作=2006年12月1日
入力者=横田鈴子 校正者=濱本ひろ子
視覚障害者の手を取って案内するということは、簡単なようでなかなかむずかしい。絶対、安全が第一であることは言うまでもないが、それが好意ではあるにしても、抱え込まれたりすると動作の自由が妨げられるし、階段や乗り物の場合も、あまり大げさに扱われるのも困りものである。おのずとそこにはルールがある。
この本は、その点をいわゆるQ&A方式によって、あらゆる角度からごくわかりやすく説明してある。そこには著者長年の経験がよく生かされているし、この種の著述としては日本では珍しいものである。視覚障害者の家族をも含め、ガイドヘルパーには是非お薦めしたい1冊である。本文より。
〔3巻〕 著者=阿川佐和子 発行所=文藝春秋
2002年1月10日 第1刷
2006年9月5日 第12刷
漢点訳版製作=2008年5月15日
入力者=濱本ひろ子 校正者=酒井由紀子
〔バッグじゃなくて紙袋、出されたおしぼりで顔を拭き、ハッと気づけば仁王立ち。年々すすむオジサン度に加え、さらには、人の名前が出てこない、洗顔フォームと歯磨きを間違える…。激しさを増すボケ具合に戦(おのの)き、老後の心配を始めながらも、日々の発見と喜びに胸躍らせるアガワの大人気爽快エッセイ集。 解説・関川夏央〕
〔2巻〕 著者=大平一枝 発行所=主婦と生活社
漢点訳版製作=2009年11月2日
入力者=横田鈴子 校正者=水上鞆音
〔2歳で聴力を失い、40代で失明。結婚、子育て、離婚そして自殺未遂。絶望の淵に立たされたひとりの女性の愛と勇気の記録!
「やめてー!」どんなに大きな声で言っても母には聞こえない。少年は片手で腰にしがみつき、片手で母の手のひらを開いた。そして小さな人差し指で必死に母の手のひらに文字を書く。「お母ちゃんが死んだら、僕たちはどうなるのっ!」たどたどしい字。涙で濡れた顔。「や・め・て」と少年の唇が動く。何度も、何度も。〈本文より〉〕