校長室
雷親父になるために!《7月号》
校長 相川 哲也

過日の学校公開には、保護者の皆様は勿論のこと、地域の方々を含め、500名以上の方に子どもたちの学習活動の様子をご覧いただきました。誠にありがとうございました。アンケートには、お褒めの言葉とともに、改善すべき点も多く寄せていただきました。これらのご意見を真摯に受け止めながら、よりよい矢口東小学校を創っていきたいと思います。
 さて、もう1年前になるでしょうか。テレビで「寺内貫太郎一家」が放送された時がありました。小林亜星演じる石屋の雷親父を中心としたホームドラマで、若い頃よく見ていたこともあり、つい懐かしくて見入ってしまったことがありました。そういえば昔は、この主人公と同じように短気で口下手、怒ると言葉より手が先に出てしまうような父親(親父といった方がいいかな)が近所にいませんでしたか。「地震・雷・火事・親父」とよく言っていたものでしたが、もう死語に近い言葉になってしまいました。
 同じように「厳父慈母」と言う死語になった言葉があります。厳しい父と慈しみ深い母という意味で、ある種の尊敬と親愛を込めて、親としてのあり方を示した言葉です。私が若かりし頃の父親は、「怖い、厳しい、うるさい」と、三拍子そろった人も少なくなかったと思います。今の若者ならさしずめ『うざったい』という一言で言い表すかもしれません。そのような父親は、箸の上げ下ろしは勿論、風呂の入り方や体の洗い方、更には目上の人に対する礼儀作法や言葉遣いなどの『躾』を厳しく且つうるさく言ったものでした。昔と今では、価値観や社会情勢も違うので、一概に比較は出来ませんが、私などはそうやって体にたたき込まれた方でした。それに比べると一般論ですが、最近の親は、過保護・過干渉、子どもに甘く、子どもの要求をほとんど受け入れてしまい、叱ることもあまりなくなったような気がします。さらに一部の親には、嫌われたくないあまり、自分の子どもにある種の遠慮さえしているように感じることがあります。これらのことが、家庭から『躾ける』ことを減らし、子どもをわがままな王子様や王女様にしてしまっているという指摘もあります。そのような環境で育った子どもたちは、叱られたり批判されたりすることなく成長するためか、基本的な生活習慣の不足や規範意識の欠如などといった課題を抱え込んでしまうようです。
 この前ある雑誌に『カミナリ親父の復活』といタイトルでの座談会が載っていました。その中で、あるPTA会長さんが次のようなことを言っていました。
 こわい親父は必要だと思う。昔は父親が威厳をもっていた。私も曲がったことをするとよく殴られた。その時はなぜ叱られたのか分からなかったが、何となく受け入れていた。それだけ信頼関係が強かったのだろう。だが今は、父親が仕事の忙しさを言い訳にして、子どもを母親に任せることが多くなった。そのため、必要な時に叱ることもできない優しいパパが増えている。親子関係から友達関係へと変わりつつあるのではないか。一緒に遊ぶ時は、子どもの言いなりに遊園地などへ連れて行き、手っ取り早い方法で子どもの喜ぶ姿を見ては、親の威厳が保たれているような気になっている。子どもと触れ合う時間が短く、成長過程を見守っていないから、接し方が分からない。だから子どもの気を引くために厳しい親父ではなく、優しいパパになっているのではないか。(中略)子どもが最初に出会う社会は家族である。時代が変わっても父親が家族の基盤になっている家庭は多い。その中の厳しさを見せられるのは、やはり父親の正当な厳しさではないだろうか。
 雷親父(厳父)と言っても、厳しさは少しだけでよいと考えます。抑止力と言う言葉がありますが、父親の存在はまさにこれだと思います。「普段は何も言わないが、怒ると怖い」そのことを子どもが知っているだけでも全く違います。私など八十歳になる父親が未だに怖いと思っていますから。勿論、厳しく、うるさく言えば、すべてが解決するわけではありませんが、やはり、躾の確立や健全な心の成長には、時には、親が厳しく、うるさい存在を演じることも必要なのではないでしょうか

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充実した楽しい夏休みを!《夏休み号》
校長 相川 哲也

新学期がスタートしてから、あっという間に4ヶ月が過ぎました。この間、保護者の皆様や地域の方々には、温かなご支援やご協力をいただき、心より感謝申し上げます。
 さて、いよいよ子どもたちが楽しみにしている夏休みが始まります(保護者の方の中には、夏休みになってしまったかと思っている方もいるかもしれませんが‥‥)。でもせっかくの長期の休みですので、今までできなかった家族でのふれあいの機会をぜひつくってほしいと思います。ご家庭によっては、家族旅行や故郷への帰省などを計画されている方もいるかもしれません。しかしちょっとした時間があればできること、たとえば、親子で近所を散歩したり、近くの図書館へ行って好きな本を借りたりすることも親子がふれあう良い機会だと思います。また、時間をかけて自由研究や絵画・工作などに親子一緒に取り組むことなども良いことだと思います。ぜひ、夏休みならではの計画をお子さんと一緒に立てて、果敢に実践してみてください。
 学校でも夏休みのプールや補習なども計画しています。また、サマースクールも年を重ねるごとに充実してきていますので、ぜひ参加してみてください。そして、地域の様々なイベントなどにも積極的に参加していただき、地域に生きる一員としての自覚を育てていただければと思います。
 最後になりますが、交通事故や水難事故などには十分注意していただき、充実した楽しい夏休みを過ごしていただきたいと思います。そして、9月3日には、一段とたくましくなった子どもたち全員が、元気に登校してきてくれることを教職員一同、心待ちにしています。

《こんな夏休みになることを願っています》
1.自分のことは自分でしっかりやる夏休みに(基本的生活習慣の確立)
2.体験豊かな夏休みに(家族・地域体験、自然体験、社会体験など)
3.事故、事件に遭わない夏休みに(交通・水難事故、誘拐、変質者など)

《学校公開アンケート結果》
 6月に行われました学校公開のアンケートをお願いしましたところ、大変多くの皆様より様々なご感想やご要望をいただきました。改めてお礼申し上げます。集計の結果、()よくあてはまる・()あてはまると応えていただいた方は、次のとおりです。

1 子どもは、落ちついて勉強していた。                 80%
2 子どもは、ルールを守って学習していた。         
    87%
3 指導内容が工夫されていた。                   96%
4 教室や廊下などの学習環境は良かった。              93%
5 子どもたちの様子が分かった。                98%
6 セーフティ教室は、防犯や安全の意識向上のために適切であった。67%

 皆様から評価していただいた項目は勿論、様々な課題は、一つ一つ吟味し、日々の授業改善意に生かしていきたいと思います。
 特にセーフティ教室の持ち方については、参加できなかった保護者の方も多かったようです。今後はさらに保護者や地域の方が参加しやすい方法を検討していきたいと思います。

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8月30日(木)
 今年の夏は、本当に暑かったですね。そんな中主事さん方が、学校をきれいにして子どもたちにとって勉強しやすいようにと、廊下のワックスがけや、壁のペンキ塗りなどをやってくれました。また、体育館の床も教育委員会の配慮のおかげで、磨き直してくれました。ピカピカになった学校を見て、始業式の日にきっと子どもたちは喜んでくれることと思います。
努力の積み重ね!《9月号》
校長 相川 哲也

学校の中に子どもたちの元気な声が戻ってきました。やはり学校には、子どもたちの姿や元気な声が似合います。そして私たち教職員は、元気な子どもたちから新たな活力を得たような気分になります。2学期は、展覧会は勿論のこと、開校八十周年を記念した様々なイベントが企画されています。何かとご協力いただくことが多いと思いますが、今学期もどうぞよろしくお願いいたします。
 さてこの間、ある雑誌を見ていたら「一粒の米」という新井白石の逸話が載っていました。新井白石といえば、江戸時代の儒学者であり将軍の相談役として活躍した人でした。歴史を学ぶ時には、必ず一度は耳にする人です。その話の概略は、子どもの頃の白石は、朝から晩まで遊びに夢中で、あまり勉強をしませんでした。そんな様子を見て、白石の父が戒めて、「なあ白石、米びつから一粒だけ米をとっても、米が減ったかどうかは分からない。逆に一粒入れても分からない。しかし、1年、2年同じことを続けると減ったか増えたか分かってくる。勉強も同じなのだ。一日だけ勉強したからといって、すぐに利口になるわけではない。また、一日勉強しなくて怠けても、次の日にすぐ分からなくなるわけではない。でも、毎日勉強しなかったら、1年後、2年後には、毎日勉強を続けてきた人と大きな差ができてしまうのだ。」と言うものでした。
 この逸話と似たようなことを、小学校5,6年担任だったD先生が実地に教えてくれたことがありました。D先生は、必ず毎日宿題を出しました。その量は僅かなもので、5分や10分程度で終わってしまうものばかりでした。でも毎日出し続けられるとなると辛いものがあり、つい「今日ぐらいは。」と思うことが度々でした。ある日、クラスの半分以上の男子が宿題を忘れてきたことがありました。そのとき、D先生は真剣な顔をして、「宿題を毎日続けることで、勉強の癖がつく。また、継続は力なりといって、やめたいと思っても辛抱して努力を続けていけば、必ずできないこともできるようになる。だから辛くても続けることが大切なのだ。やらないで後で泣くのは自分なんだぞ。」と叱ってくれたのです。今から考えると、宿題を毎日行うことで勉強の習慣化を図らせるとともに、努力を積み重ねることの大切さを教えてくれたのだと考えています。
ところで新聞のコラムに、今年の高校野球の決勝戦について、次のようなことが書かれていました。佐賀北高と広陵高の戦いを見て、私は感動と勇気を与えてもらった。しかしなぜ私たちは高校野球を見て、感動と勇気を得たと感じるのだろうか。それは、高校球児一人一人が、甲子園へ行きたいという夢や目標をもち、そのための練習を一生懸命続ける。たとえ辛く苦しいことがあっても辛抱して練習し、地道な努力をしている姿を、私たちは試合を通して感じとっているからではないだろうか。「夢や目標をもつこと」「続けること」「辛抱すること」は、努力を積み重ねるための大切なキーワードであると考えられないでしょうか。その意味で、今回の決勝戦は、そのことを教えてくれた良い例と言えると思います。もちろん、自分の夢や目標を叶えられなかった高校球児の方が多かったと思います。しかし、新井白石の逸話やD先生の話のように、一つのことをこつこつと積み重ねてきた地道な努力は、けっして無駄ではなかったはずです。
 2学期は、学期の中でも一つのことをじっくり取り組ませる最適な時期でもあります。ぜひご家庭でも、「一粒の米」のようなことを一つでも実践してみてはいかがでしょうか。

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9月3日(月)
 今日から2学期が始まりました。始業式の後、各クラスでは夏休みの思い出をそれぞれ発表し合っていました。あるクラスでは、先生が「Aくんは毎日夏のプールに来て一生懸命練習したので、14級から7級まで一気に進級したんだ。よく頑張ったね。」と彼のがんばりを認めていました。私は、Aくんのがんばりも偉かったし、そのがんばりを認めてくれた先生も素晴らしいと思いながら発表を聞いていました。
9月4日(火)
 給食室の工事のため、しばらくの間お弁当を持ってきてもらうことになりました。忘れてしまう子がどのくらいいるか心配していましたが、ほとんどの子がお弁当を持ってきてくれました。「今日の弁当最高」と言いながら、遠足気分で楽しそうに食べていました。保護者の皆様、ありがとうございます。
9月5日(水)
 3,4時間目に5組の調理実習がありました。前日に子どもたちが近くに店に買い出しに行って、必要な材料を用意しました。作り方も紙芝居で具体的に説明してから、作り始めました。そのためか、とてもおいしい焼きそばが出来上がりました。Aくんは、「今度は杏仁豆腐を作ってあげるよ。」と約束してくれました。楽しみにしていますよ。
9月6日(木)
 今日は台風9号の影響で、雨模様の天気でした。夜半に関東地方に上陸との天気予報のため、学校も朝顔の鉢など風に飛ばされやすい物を校舎内に移動したり、保護者の方に明日の対応のお知らせを出したりとあわただしい日でした。明日の登校に差し支えなければと思っています。でも、子どもたちは何となく雨を楽しんでいるようでした。そういえば、私も大雨の中、傘も差さずに濡れながら友達と帰ったことを思い出しました。勿論あとで祖母にしっかり怒られましたが・・・。
9月7日(金)
 台風9号がゆっくり東京を移動していったので、子どもたちの登校を心配していましたが、登校時刻を変更することなく、授業を行うことができました。
 さて、3日からPTAの方や町会の皆さんが、子どもたちの交通安全のために、登下校時に子どもたちの安全確認をしてくださいました。今日も台風だというのにそれぞれの交差点立っていただきました。本当にありがたいことです。
9月11日(火)
 1年生の発育測定がありました。体操着に着替えて保健室で身長や体重をはかりましたが、入学当初と比べると、みんなそれぞれ成長していました。勿論体だけでなく、保健室での待ち方や終わったあとのお礼の仕方などを見ていると、心も大きく成長したのが分かります。うれしくなって、ついつい褒めてしまいました。
9月12日(水)
 校庭で予定されていた児童集会が、雨のため体育館で行うことになりました。しっぽとりゲームだったため、少し狭かったのですが、集会委員会の皆さんが計画的に準備を進めてくれたので、けがもなく楽しく取り組むことができました。帰りがけに「もう一回やりたいな。」と言う声が聞かれました。集会委員の皆さん、本当にありがとうございました。。
9月13日(木)
 曇り空でしたが、低学年と中学年のプール納めが行われました。Mさんの挨拶の中で、「一生懸命練習したので、2年生の時より水泳級が上がりました。」と言う言葉がありました。多くの子どもたちも「級が上がったよ。」と答えてくれました。自分のたてた目当てに向かって、努力を積み重ねた成果が表れたのだと思います。この自分の目標の向かって努力しようとする姿勢を、いろいろなところでも生かしてほしいと思います。頑張れ!矢東の子どもたち。
9月14日(金)
 「スペシャルランドの招待状を書こう」という国語の公開授業が、1年1組で行われました。この授業は、本校の研究テーマに沿って互いの授業を見合い、指導技術を高め合うためにすべての教師が行っています。
 1年生に「招待状を書きましょう。」と言っても、なかなか書けるものではありません。そのため、書き出しの工夫や、書くための目的意識をしっかり持たせることに、1年生の先生は工夫していました。特に授業のはじめに、保育園の園長先生のビデオレターを見たときの子どもたちの表情には、「しっかり書かなくちゃ」という気持ちが表れていました。この授業をもとに課題を整理し、来週は2組が授業を行う予定です。きっとすてきな招待状ができることでしょう。
9月15日(土)
 昨日、高学年のプール納めが無事終わりました。今年もプールでの事故やけがもなく終わることができたことに、学校を預かる者としてホッとしています。その日の放課後は、全教師と5年生が感謝の気持ちを込めて、プール清掃と後片付けをしました。デッキブラシでタイルを磨く者、コースロープを片付ける者など手際よく行ってくれました。「使う前より美しく」という言葉がありますが、5年生はこの言葉を実践してくれていました。これで来年も楽しいプールができますね。ありがとう!
9月18日(火)
 この間、下校時の1年生を玄関で見送っていたら、突然二人の1年生が「校長先生、門のところにピザがいっぱいあるよ。」と教えに来てくれました。「ピザ?」と意味も分からずその場に行ってみると、プランターに植えてあったバジルのにおいを嗅いで教えに来てくれたことが分かりました。「だって、お母さんがいつも作ってくれるのにこのにおいがするんだもん。」と言っていたA君。お母さん作ってくれるピザは、きっと世界一美味しいんだろうね。
9月19日(水)
 今日、全学年一斉に漢字検定テストが行われました。このテストは大田区が独自に行っているもので、自分で挑戦してみたい検定級を選んで行います。一人一人が自分の目標に向かって漢字勉強を積み重ねて頑張ってきたのだから大丈夫だよ。諦めずに最後まで頑張れ!矢東小のみんな。
9月20日(木)
 明日行われるスペシャルランドに向けて各学級で様々な出し物の準備が進んでいます。その中で6年2組がビデオ番組作りを行っています。登場人物はもちろんのこと、台本作りからビデオ撮映まで、すべて子どもたちの手作りで行っています。担任の先生は気が気ではないようですが、どんな番組ができたのか楽しみです。ちなみに、私もちょい役で出演しています。
9月21日(金)
 今日は子どもたちが待ちに待ったスペシャルランドが行われました。1年生が作文の学習の中で書いた招待状を受け取った矢口保育園の年長さん(26名)が参加してくれました。ゲームを楽しんだりレストランで模擬ランチタイムを体験したりと楽しいひとときを過ごしてくれました。帰りがけにAくんが「来年は、矢東小の1年生になって、こんなお店屋さんをしたいな。」と言ってくれました。するとそれを聞いていた1年生が、「そのときは僕が教えてあげるよ。」と嬉しそうに話していました。ちょっと心が和む会話でした。Aくん、来年待っていますよ!
9月25日(火)
 給食室の床などの全面改修工事のため、先週まで保護者の方々には、お弁当を毎日準備していただきました。本当にありがとうございました。今日から学校給食が始まりました。愛情いっぱいのお弁当同様に、給食主事さん方も精魂込めて美味しい給食を作ってくれると思います。好き嫌いせず残さず食べてくださいね。
9月26日(水)
 最近図書委員会の子どもたちが、20分休みや昼休みを使って本の読み聞かせをしてくれています。この日は、30名ほどの子どもたちが集まってくれました。読み方も抑揚があってとてもうまいので、集まってくれた子どもたちも静かに聞いていました。きっと何度も練習したのでしょうね。図書委員会の皆さん、どうもありがとう。そしてこれからも続けてくださいね。
9月27日(木)
 4年生が校舎裏の花壇でヘチマの観察をしていたので、私も少し観察会に参加させてもらいました。ヘチマの大きさを比べたり手触りを感じたりしながら観察カードに記入していました。今年は暑い日が9月末になっても続いているからでしょうか。いまだに花が咲いて小さな実を付けているところもありました。ヘチマの実は収穫した後腐らしてヘチマたわしにするようです。でもすてきなたわしができることを期待しています。
9月28日(金)
 午後2時頃、卒業生(中学1年)3人が担任の先生を訪ねて学校に来てくれました。残念なことに授業中だったため、校長室で待ってもらうことにしました。その間に、学校のことやテストのことなど引きも切らずに話してくれました。地理のテストが終わったばかりということなので、私から少し問題を出してみましたが、よく分かっており、きっと中間テストは良い成績がもらえると思います。あやちゃん、う〜ちゃん、ライライ。学校に仲良く訪ねてきてくれてありがとう。また遊びに来てくださいね。
9月30日(日)
今日は、本校の開校記念日でした。昭和2年に開校して以来、満80歳を迎え、10月20日には記念式典が予定されています。28日にPTAから記念シールと鉛筆、同窓会からは、記念下敷きを全校児童にいただきました。80年の長い歴史の中には、空襲によって学校が全焼したり、廃校問題が起こったりと紆余曲折の年月を重ねてきましたが、多くの卒業生や地域の方々のご尽力で、今を迎えています。心よりお礼を申し上げるとともに、これからも矢口東小学校の子どもたちのために頑張っていきたいと思います。
輝こう!80年の伝統とともに《10月号》
校長 相川 哲也

矢口東小学校は、昭和2年に東京府荏原郡小林の地に産声をあげてから、早80年という年月が流れました。この間、1万1千人以上の多くの卒業生を輩出した本校が、10月20日()に開校80周年記念式典を行わせていただくことになりました。これもひとえに卒業生は勿論のこと、保護者や地域の方々の教育に対する熱い想いとともに、大田区並びに教育委員会の陰なる支えがあったお陰だと心より感謝申し上げます。
 さて、今年に入ってから開校80周年であることを知って、母校を懐かしく感じて尋ねてくる方がいらっしゃいます。「姉の手にひかれて、田んぼのあぜ道を通り、池上線の踏切を渡って、毎日20分ぐらいかけて学校に通っていましたよ。戦前の話ですけどね。」「集団疎開から戻った時、校舎が空襲で燃えてしまっていて、これからどうなるのだろうと子ども心に心配したものですが、こんなに立派になって嬉しいですね。」と、昔のことを振り返りながら話されていました。多くの歴史と伝統の重みを感じる一コマです。この80年の矢口東小学校の歴史をひも解いていくと、けっして順調な途だけではありませんでした。昭和16年から始まった太平洋戦争の影響で、昭和19年には静岡県や富山県、あるいは秋田県への集団疎開が行われました。また、昭和20年5月24日の空襲で校舎が全焼するという悲しい出来事も起こりました。そのため、疎開先から戻った子どもたちは、母校へ通うことができず、矢口小学校の一部を間借りして、他校から集まった同じ境遇の子どもたちとともに勉学に励まなくてはなりませんでした。その間に廃校問題が起こり、矢口東小学校最大の危機を迎えたわけですが、当時の菅原校長先生をはじめ、保護者や地域の方々など多くの関係者の並々ならぬご努力により、廃校問題が白紙に戻り、現在に至っていると聞いています。その当時の苦しさや喜びを身をもって体験された多くの方々が、今もこの地域のとどまっておられ、温かく学校を見守り支えてくださっていることが、本校の大きな特色の一つにもなっています。そしてそのことが、本校と地域社会との強い絆となって今日まで脈々と受け継がれてきていることは、学校を預かる一人として大変有り難く、そして嬉しく感じています。
 今、子どもたちは、「やさしい心をもち、一人一人が笑顔かがやく学校にしよう」を合言葉に様々な活動に取り組んでいます。9月21日に行われたスペシャルランドでは、保護者の方が参観してくれたり、1年生が近くの矢口保育園の園児を招待したりして楽しいひとときを過ごしました。また、10月に予定している開校80周年記念児童集会や記念式典に向けて、全校で八木節やよびかけの練習にも取り組んでいます。きっと当日は、子どもたちがかがやく笑顔を見せてくれることと思っています。
最後に、子どもたちがこの記念すべき年に矢口東小学校に在籍する喜びを、より一層実感してもらうために、様々な準備を昼夜の区別なく進めてくださったPTAや事務局の方々、そして、同窓生や地域の皆様に、心よりお礼申し上げます。これからも教職員一同、子ども一人一人の気持ちをしっかりと受け止めながらよりよい教育活動を進めていきたいと考えております。

10月1日(月)
 昨日は日曜日でさらに雨にもにもかかわらず、飼育委員会の子どもたちが学校に来てくれて、えさをあげたり飼育小屋を掃除したりしてくれました。生き物は1日でも放っておくと病気になったり命を落としたりすることもあります。子どもたちは、きっと命の尊さを、この清掃活動を通して知らず知らずのうちに感じ取ってくれていると思います。飼育委員会の皆さん、本当にありがとうございます。そして、お兄ちゃんと一緒に手伝ってくれた弟のAくんもありがとうね!
10月2日(火)
 本校では、三週間前から教育実習生が4年生の学級に来ています。今日は、その実習生の算数の研究授業がありました。1学期から大学生ボランティアとして学校に来ていたので、落ち着いて授業に取り組んでいました。ウン十年前の自分と重ね合わせてみると、あのように落ち着いた態度で授業はできなかったような気がします。きっと立派な先生になってくれると思います。頑張ってくださいね。そして、お疲れ様でした。
10月3日(水)
 「千年の釘に挑む」という教材を使っての公開授業が5年1組で行われました。学習のめあてが「友達と感想を伝え合い、自分の考えを深めよう」という難しいものでしたが、先生と子どもたちの信頼関係ができているので、学習のルールを守りながら活発に自分の考えを発表してくれました。この授業を参考に、10月末に5年2組が研究授業を行う予定になっています。反省会の中では、互いに伝え合う場面にどう高めていくかが課題だと言うことになりました。今先生方が活発に話し合っている姿が授業に生かせるといいですね。期待していますよ。
10月4日(木)
 「○○くん、がんばれ〜!」「やった〜!一等だ」「みんな頑張るぞ。えい!えい!おう!」
テントの中は、浦和レッズのサポーターにも負けないぐらいの声援が一日中こだましていました。実は今日、大田区立小・中学校特別支援学級合同運動会が、本門寺グランドで行われたのです。ある保護者の方が「日々の中では子どもの成長に気づかないことが多いのですが、この運動会を見ると、我が子の1年間の成長ぶりが分かるんです。だって今年は初めてしっぽ取りのひもを取られなかったんですよ」と感激していました。この合同運動会は今年で50回目を迎えたそうです。継続していくことの大切さを改めて保護者の方から教えていただきました。それにしても、子どもたちのがんばりは素晴らしかったです。
10月5日(金)
 今日は2年1組の公開授業がありました。「海の生き物図鑑」を作ることを目的に、海の生き物についてのいろいろな本を知って興味を広げていこうという学習でした。子どもたちは、先生が紹介してくれる何冊かの本を読んで聞かせてくれたのですが、どの子も目を輝かせて聞いていました。途中に海の生き物クイズなどを取り入れるなどして、楽しい授業を行ってくれました。きっと素敵な「海の生き物図鑑」できることと思います。2年生のみなさん、楽しみにしていますよ。
10月7日(日)
 6.7日と晴天に恵まれた秋空のもと、地域の保育園や幼稚園の運動会が行われました。私も3つの園(矢口保育園、矢口幼稚園、池上第2保育園)の運動会を見させてもらいました。それぞれの運動会とも、子どもたちが活躍できる場が多く、楽しそうに活動していました。また、卒園した矢口東小学校の子どもたちもたくさん来ており、園時代の楽しい話をたくさん聞きながら、参観させてもらいました。ある園の運動会では、保護者競技にも飛び入り参加してしまいました。
10月9日(火)
 24名の保護者の方の参加を得て、多目的室で給食試食会が行われました。献立は、子どもたちと同じ物で、スパゲティーきのこソース、ジャーマンサラダ、ミニフィッシュ、牛乳でした。保護者の方も小学生時代にタイムスリップしたかのように、楽しそうに食べていました。本当は天気が良ければ1.2年生と一緒に生活科見学へ行っていたのですが、あいにく雨のため、幸か不幸か、私もほんの少し参加させてもらうことができました。1.2年生のみなさん、ごめんね!
10月10日(水)
 朝の音楽朝会から金曜日に行われる80周年記念児童集会の全体練習が行われました。八木節の演奏、全員での呼びかけ、全員合唱など練習でしたが、各担当の先生方の熱意が少しずつ子どもたちにも感じたようで、1時間という長い時間でしたが、1年生を含めて一生懸命練習に取り組んでいました。ただ、各学年の出し物は秘密で練習しているようで、また見せてもらってはいません。矢口東小学校のみなさ〜ん!楽しみにしていますよ!!
10月11日(木)
 放課後、代表委員の子どもたちが体育館に各学級で作った垂れ幕を体育館に展示してくれました。各学級とも80周年をお祝いしようとする気持ちが表れたすてきな垂れ幕です。児童集会の時に、子どもたちの頑張っている姿とともに、協力して作り上げた垂れ幕も見てあげてくださいね。
10月12日(金)
 最近、正面玄関に「アケビの実」があるのをご存じですか。実は用務主事さんが実家になっていたので、子どもたちに見せるためにわざわざ持ってきてくれたのです。初めて見る子も多く、「この種は甘くて美味しいんだよ」と教えると、目を丸くしてびっくりしてしまいます。ところが、主事さんに聞くと、「種の甘さより、皮の中にみそを塗って、キノコ類を入れて素揚げにすると、何とも言えないうまさなんですよ」と教えてもらいました。私も目を丸くしてびっくりしてしまいました。世間には知らないことがまだまだたくさんあるんですね。
10月15日(月)
 80周年記念の1つとして、日本フィル弦楽四重奏団を招いて音楽鑑賞教室を開きました。当日は全校児童だけでなく保護者や地域の方もご招待して楽しいひとときを過ごしました。詳しいことは矢口東小学校の「こんないいところ」に載っていますのでご覧ください。最後に、プロの演奏家の演奏で「翼をください」を全員で歌いました。子どもたちにとっては、初めての経験だったと思います。80周年の良い思い出の1つになってくれることを期待しています。
10月16日(火)
 4年生の社会科の授業を少し見させてもらいました。昔のさまざまな道具をスクリーンに映しながら今の道具との違いについて学習していました。私にとっては、ダイヤル式の電話やレコードなどは昔の道具と言うよりは、ついこの間までまで使っていたように感じてしまうのですが、子どもたちにとっては新鮮な驚きだったようです。来週、大田区立郷土博物館へ見学に行って、さらに学習の内容を深めてくる予定です。
10月17日(水)
 曇り空の合間をぬって顔を出してくれた太陽を教材として、3年生が「光」の学習に取り組んでいました。鏡を使って順番に友だちに光を当てると、「暖かいな」というつぶやきが多くの子どもたちから聞こえてきました。子どもたちは、いつも太陽からの恵みを無意識に得ているのですが、ねらいをもった学習をすることで、今まで体験した来たことを、知識として得ることができるのです。これこそ、価値ある体験だと授業に参加させてもらいながら思いました。私事ですが、小学校の時、鏡をいたずらして、他の学級に太陽の光を当てていたら、担任の先生にこっぴどく怒られたことを思い出しました。よい子のお友だちは真似をしないでくださいね。
10月18日(木)
  20日に行われる開校80周年記念式典に向けての最終練習が行われました。今回は、全校児童が何らかの形で記念式典に参加できるようにするため、全校児童による八木節の演奏、全員によるよびかけ、全員合唱を行うことになっています。先週行われた児童集会では保護者の方にもご覧いただきましたが、並び方も新しくして更なるグレードアップを図りました。当日は来賓の方々に感動を与えることと思います。がんばれ!矢東小の子どもたち!!
10月19日(金)
 開校80周年を記念して、1階廊下に「矢口東小学校のうつりかわり」のコーナーを設けました。子どもたちは、戦前の学校の様子やお父さんやお母さんが通っていた頃の様子を見て、驚いたり不思議に思ったりしていました。80年の歩みを振り返りながら、本校を支えてきてくださった方々に感謝し、自分たちが本校の良き伝統を受け継いでいくんだという気持ちになってもらえると嬉しいですね。また、卒業した方々も訪ねてくると懐かしそうに写真に見入り、昔話を聞かせてくれます。式典後もしばらくは展示しておきますので、お気軽に足を運んでいただきたいと思います。
10月20日(土)
  子どもたちの力いっぱい取り組む姿勢には、本当に感激し、感動させられました。今回は全校児童が少しでも参加できるように、全員での呼びかけや八木節の演奏を式典の前に取り入れました。できるかどうか心配していましたが、当日は見事に行ってくれ、伝統の鎖の輪をまた一つ立派に繋いでくれました。。これらは、子どもたちのもっている無限の力を発揮してくれたとともに、それを引き出してくれた教職員の熱意があったからだと確信しています。
PS:休憩の時間に少しでも安らいでもらうために、地域の方がお茶室を設けてくれ、多くのお客様が訪れました。
10月23日(火)
 4年生の社会科見学で郷土博物館へ行ってきました。社会科の発展学習で昔の人の生活を係の人に聞いたり実際の道具に触ったりしながら学習してきました。特に石臼で子米から粉を作る作業では、自分たちが考えていた以上に力がいるのだということを感じたようでした。来週は、その粉を使ってみんなで団子を作る予定だそうです。私も食べに行こうっと!!
10月24日(水)
 みなさん、「タ・ヌ・キ」という言葉を一音ずつ同時に言われたら分かりますか?今日はそんな児童集会が朝の時間を使って行われました。聞いていた私は、何を言っているのかさっぱり分からなかったのですが、子どもたちはすごいですね。答えてくれた人もすごいし、このゲームを考えてくれた人もすごいと思いました。今度は私も当ててやるぞ!
10月25日(木)
 「レフトに思いっきりキックしろ!」「ナイスキャッチだ!」などという声が、校庭にこだましています。日本シリーズやワールドシリーズなどがテレビで放映されて盛り上がっていますが、矢口東小学校も負けてはいません。なぜなら、5年生の体育の授業で「キックベースボール」がはじまったからです。男子も女子も先生も?青空に向かってボールをキックしています。
10月26日(金)
 記念式典の時、いろいろな場所や掲示物にシンボルマークが付いていたのはご存知ですか?それは、3年生の子どもたちが校長室へ毎日来て、こつこつと切ってくれたのを子どもたちといっしょに付けたものでした。最初は矢口東小学校の移り変わりのコーナーだけに付ける予定でしたが、子どもたちの「ここにもあった方がいいよ」「ここには小さなシンボルマークの方が似合うよ」などの意見を参考にいろいろな案内図などにも付けさせてもらいました。おかげで多くのお客様からお褒めの言葉をいただきました。周年が終わっても3年生の子どもたちは、毎日のように校長室に来て、「次の手伝いはないの?」と来てくれます。自分たちのやったことが、多くの人から認められたことって大人だってうれしいですよね。また新しいお手伝いを考えておくからね!
10月30日(火)
 校内研究授業は、毎日の授業を行いながらの準備なので、1ヶ月ぐらい前から授業構想を立て、同学年や同じ分科会の先生と話し合いながら、夜遅くまで毎日準備を進めていきます。たかが1時間ですが、されど1時間なのです。研究授業をやり終えると本当に授業を進めていく上で自分の課題が分かり、本当に勉強になるものなのです。実はK先生は、日曜日も来て授業の準備を進めてくれたんです。その熱意ときめ細かな教材準備のおかげで、子どもたちも真剣に授業に取り組んでいました。K先生はは3年目の教員でしたが、私が同じ年数の頃は、こんな素晴らしい授業はできていなかったな。(反省!)
10月31日(水)
 先週郷土博物館で体験してきた石臼での粉を用いて、4年生がお団子作りに挑戦しました。きれいなまん丸のお団子を作る子どもたちの横で、サイコロの団子や三角形の団子を作っている子どもたちもいましたが、最後にはきな粉と蜜のかかった団子を完成させてくれました。校長室にもってきてくれ子どもたちから「絶対美味しいから残さずに食べてね。」と言われてしまいました。でも本当に美味しかったですよ!
PS:この団子作りのためにG先生は、家で粉から団子を作ってみたそうです。こういう目に見えない努力があったからこそ、価値のある体験ができるんですね。
11月1日(木)
 昨日のことでした。突然、児童玄関先から1年生の子どもたちの泣き声が聞こえてきたのです。それも大勢の泣き声が。何事だろうと急いで玄関に行ってみると、
「あのね。今日でT君が転校しちゃんだ」「本当は転校してほしくないんだ」「僕も悲しいけど泣くのを我慢してんだ。だから質問しないで・・・(目頭には涙がいっぱいたまっていました)」ということが分かりました。子どもたちの優しさに私もぽろっと来てしまいました。T君、新しい学校へ行っても矢口東小学校のことを忘れずにいてくださいね。そして、いつでも遊びに来てくださいね。みんなで待っていますよ。
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