秋彩カナダ 8日間の旅
今年、やっじっじは生まれて77年(喜寿、誕生日は半年ほど先だけど)、喜多さんと結婚して50年になる。
ゴールデン・ウエディングだ、金婚祝いだと言うことで、二人の娘が我々をカナダに連れて行ってくれることになった。
有難いことだ。費用も時間もかかることなので、旦那さんや子供たちは置いて、本当に親子水入らずの四人旅になった。何十年ぶりかな。
「一回海外旅行に連れ出したからと言って、今までの親不孝をチャラにするなよ」
などと憎まれ口をたたきながら、内心ホックホク。
ハワイ、香港位は行っているが、今回のカナダのような長期海外旅行(6泊8日)は初めてだ。
切れたままになっているパスポートだけは、自分たちで取ってよ、あとは全部私達でするからという有難い言葉に甘える。
近年、体力気力共に衰えが目立ち、長旅に不安はあるが、そこは娘たちの優しい心と暖かい手に支えられて、旅立つ事にした。
成田空港南ウイングKカウンター18番に15時集合ということで、上野発13時20分発のスカイライナー25号を予約、12時、義弟 清が自慢のワゴン車を我が家前に持ってきてくれた。ガラガラ、ガラガラ4人それぞれが大きなスーツケースをワゴンに積み込む。半分自慢ではあるが目立つなあ。時間通り14時21分成田空港に到着した。
今回の旅行は阪急交通社の主宰ツアーで、同行者は26名、添乗員の田辺さんが自己紹介された。
上の写真は成田空港で搭乗手続きを終え、フライト前のひと時をリラックスする親子。
1日目 6日 土曜日 晴れ現地小雨
午後5時、成田空港から9時間かけてバンクバー空港へ、バンクーバーは小雨が降っていた。
予定より1時間も早く着いたが、バンクーバー空港はアメリカだ。
空港の外には出られず、空港内で3時間待ち。カナダの国内便に乗り換え、再び4時間半フライトして、トロント空港へむかった。
日本時間なら7日午前8時30分なのに、現地トロント時間はまだ「6日午後6時30分」だった。なんか物凄く得をした気分だ。
腕時計は現地時間に合わせ、日本時間は携帯で確認することにした(あまり意味のないことだった)。
すぐにバスでナイアガラへ向かい(約1時間半)、ライトアップされたナイアガラの滝(左上)を見物後「シェラトン・オンザ・フォールズ」に宿泊。
窓の外にはカナダの夜景が広がっていた(右上)。カナダ最初のディナーはバス乗車の際に配られたお弁当、少し味気ないがホテルの部屋で4人で和気藹々と食べる。
長かったカナダ旅行の初日は、こうして更けていった。
二日目 7日 日曜日 曇り
朝7時半起床、昨日に続いて小雨が降っていたが、もしかしたらナイアガラ滝の飛沫かな。
現地ガイドの美奈子さん引率のもと、歩いてナイアガラの滝に向かう。滝の見える広場で記念写真を写し、霧の乙女号に乗って滝壺へ。
上左の写真は、テーブルロックから見たカナダ滝の落ち口、物凄い量の水が一気に落下していく。上右は霧の乙女号のチケット売り場(入り口)。
左上の写真は直線的な「アメリカ滝」、ナイアガラの滝の写真は地理的にどうしてもアメリカ滝が多くなる。
我々の前で一号船は超満員札止め(右の写真)。逆に我々は、二号船にいの一番で乗り込むことが出来た。
地元ガイド美奈子さんお勧めの立場所は(座る所はない)、二階(屋上)左舷前方。貰った合羽は手に持って、そこまで駆け足。
外人向けに大きいから、我々日本人は着て走ると転ぶそうだ。所定の位置に着いたらそこで着る。言われるとおりに紐を結んだらこんな風になりました。ねずみ小僧みたいだな。
左上の写真は滝壺に入る前、変な格好に興奮して、はしゃいでいるが、アメリカ滝、カナダ滝と巡ってきた後はその物量に圧倒されて声も出ない。風雨ともに最高潮の台風の真っ只中に立っている感じだった。回っている間は写真など写せない、写っていないが足元はビショビショだ。ただ日本と違って空気が乾燥しているので、乾くのは割と早い。
この後、マリリンモンローゆかりの「滝の見えるレストラン」で昼食、バスでトロントへ向う(約1時間半)。
左上は霧に咽ぶトロントCNタワー。右上はネアカのドライバーさんと、新潟三条出身、やたら明るい地元ガイドの美奈子さん。国外でも働ける、しっかりした日本の若いお嬢さんです。
上左はトロント州議事堂と上右トロント新市内の様子。
可愛らしいリスが公園や街中にいっぱいいる。トロントやこれから行くケベックは、毛皮交易の権益を巡って英仏戦争が行われたところ、その名残の皮の工場跡や商店が残っている。
ガイドさんの写真のバックに写っているのが旧市街の建物、そんな中の一軒、
日本人観光客用の革製品の店にお立ち寄り、お土産に「ビーバーの襟巻き」お買い上げ。
4時過ぎ、トロント空港に到着。5時50分、50人乗り位の小型飛行機でケベック空港に向う(約1時間25分)。久しぶりにタラップを昇って機内へ。さっそく記念写真。
ケベック空港到着7時15分。すぐにバスに乗車、今夜の宿泊ホテル「フェァモント・シャトー・フロンテナック」へ(9時頃着左上)。すでに暗くて良く分からないが大きな格式の高いホテルのようだ。
各人、一旦部屋に入り、改めてロビーに集合、夜のケベック市内に繰り出す(右上)。ケベックは世界文化遺産に指定されている街で、夜の街を馬車が走っていた。
なんとか雰囲気のある写真を写したいと思ったが、もたもたしてたら知らぬ他国で迷子になるし、皆さんの後からあわててレストランへ。
左下は満足してレストランから出てきた親子。右下は豪華な部屋で豪華なバスロープを身に纏い、背の高いベットに腰を下ろすやっじっじ。なんだか柔道着みたいだなとつぶやいて娘に睨まれる。娘たちの部屋とやっじっじ達の部屋は、お互いがドアーを開ければ繋がるように出来ていた。
こうして二日目の夜は更けていった。
三日目 8日 月曜日 晴れ
目覚めて窓の外を見ると、エントツからまっすぐに昇る煙、西洋の「おとぎばなし」に出てくるような、三角屋根に赤レンガの壁、明るくなってきた空にはためく小旗、デイズニーのお城のよう塔。夢を見ているような気分だった。
これみんな、泊まったホテル(シャトーフロンテナック)の一部だ。
6時起床、朝食後8時にロビーに集合してケベック半日観光に出かける。ホテルの前はダルム広場と言われるケベック観光の中心地。シャトーフロンテナックそのものが街のランドマークだ。今日の地元ガイドは、ディズニイに勤めた後ガイドを始めたと言うイケメンの日本人男性。
広場の周りにはケベック市の基礎を築いたシャンブラン氏の銅像(上中)、城砦博物館(上左、建物の前に世界遺産に指定された記念碑もあった)、ノートルダム聖堂(上右)、などの歴史的建造物。
オープンカフェテラス(上左)、レストラン、土産物店、等など、カフェテラスの角から下っていく路地(トレゾール通り)には無名の画家たちが軒を連ねている。上右はウルスラ修道院中庭。
トレゾール通りはパリのモンマルトルの雰囲気を持っているそうだが、ケベックはフランス系カナダ人が多い街だから納得できる。
この小路だけでなく、17世紀〜18世紀に作られた石造りの建造物、石畳の道がヨーロッパの中世都市を彷彿とさせる。ケベックはカナダの京都だと思った。
前後左右どこを写しても、絵になる景色にやたらシャッターを切り、被写体の名前まで記憶できませんでした。
ダルム広場の周りを一回り見学したあと、バスに乗り城壁を出て、ケベック州議事堂、戦場公園を見に行く。
上左が議事堂、中は、ガイドの矢作君と語り合う家族。右は、はるか彼方にセントローレンス川と下町をバックにやっじっじ。
ローレンス川をバックに、戦場公園展望台にて。ここは英仏戦争の古戦場。隣にシタデルという函館五稜郭に似た星型の城郭があり、今でも軍隊が常駐している。
夏季には正装をした兵隊が、衛兵交代の儀式を見せてくれるらしい。
その頃、上の娘は公園内のお店でお買い物。公園内を観光馬車が行く。我々は再びバスに乗ってダルム広場に戻り、一旦解散して1時間の自由行動になった。
半月ばかり先に「ハローウイン」がある。街角や公園には綺麗に飾り付けがされていた。
真ん中の写真はやっじっじ夫婦、ハローウインのお化け人形ではありません。
まずは、ケーブルカー「フェニキュレール」に乗ってロワーターン(下町)に降りる。
真ん中の写真が振り返って写した写真。ケーブルカーやシャトーフロンテナックが良く見える。右の写真は左のビルの壁面に描かれた「だまし絵」。描かれている人物はこの街に縁のある人達ということだ。
逆の方向、川の方角を見たら、路地の奥に豪華客船が見えた(中)。ローレンス川河岸はデッキになっているのだが、最初にこの絵柄を見た時はびっくりした、何で路地の突き当たりに豪華な客船があるのか、理解できなかった。海は遠いがケベックは港町だった。
そして左の写真、プレートに1688と打たれているが、320年前に建てられたアパートだ。驚いたことに現役のアパートで、こういったアパートは沢山あるそうだ。ガイドの矢作さんの話では、若い人の間で、こういった古いアパートに住むことは、古いほどステータスになるとか。
観光馬車も、その御者もこの街並みにとても良く調和している。さすがに世界文化遺産に指定された街です。
できればこのホテルに連泊して、馬車に乗ったり、知事の散歩道をウオーキングしたり、ローレンス川沿いの下町をブラブラしてみたかった。
まぁ、少し思いが残るほうが、良い旅行だともいえるかな。
ロワーターンに一年中クリスマスの飾り付け用品を売っている店があるとかで、探し回った末見つけたのが、写真の店。やっと見つけたのにお買い上げは少なかった。
お別れにホテル「シャトーフロンテナック」の前で記念写真。道化師もホテルをバックにじっと動かずポーズを保っていた。写真を写してチップを入れたら、男性の方がわずかに頬をゆるめたようだ。
ダルム広場に再集合して、12時出発、ローレンシャン高原に向かう。車中からもだんだんに色ずく木々を眺めながら「シュガージャック」」と呼ばれるメープル小屋(メープルシロップを作った所を復元)に到着。
上の中はメープル(楓)の木に穴を開け管を嵌めて汁を取っている所、右はその汁を精選加工する小屋)
隣に建つ山小屋風の家でケベック郷土料理の昼食。さして広くない部屋にテーブルが並び金属のボールに盛られた料理がテーブル毎に次々に出てくる。
一隅にアコーデオンをかなでる伯父さんが一人。外国の陽気な客の中には踊りだす者もいる。
いかにも雑然とした感じで、「西部劇の一場面」といった感じがした。これも一興か。
6時前、湖畔のホテル「レステレル」に到着。
いったん部屋に入り、あらためて湖畔に出て見た。
一刻一刻暗くなっていくが、気持ちの良いゆったりとした時間が流れていく。
このホテルは連泊だから荷物の整理をしなくて済むし、ディナーも7時半から、ここのレストランで摂れるし、大分楽だな。
ホテルでの夕食は、今回の旅行では初めてのことだ。
ディナー・メニュー
フレッシュサラダ、バルサミックドレッシング
秋のポタージュスープ
アルバータ産のフィレミニョンのステーキ、グリーンペッパー&コニャクソース
季節のフルーツシャーベット
紅茶、珈琲、ハーブ茶
湖の小島に輝く、クリスマスツリーを見ながら、食事を摂った。
次に続く