道なりに行くと国道17号に合流、吹上駅を左手に見て少し行くと「本町」の交差点にでる。ここを左折すると旧道っぽい道になる。旧道らしく曲がりくねった道は、やがて高崎線に突き当たり歩道橋で向こう側に渡る。歩道橋の下に間の宿(あいのしゅく)吹上の案内板があった。歩道橋の上から見ると旧道が鉄道に分断されているのが良く分かる。斜め先の続きの旧道を10分ほど行くと右手に榎戸堰公園があらわれる。
11時半だ、ここまでひたすら歩いてきたので、最初の休憩をとる。小川沿いに作られた、小さいが綺麗に整備された新しい公園で、トイレもあり、あずま家にはベンチもあって、小川の向こうには熊谷堤も遠望でき、素晴らしい眺めだ。 なにより、びっくりしたのは白鳥が二羽、ゆうゆうと羽を休めていたのだ。雌と思われる一羽は、川岸に座り込んでまるで卵でも温めているかのごとく動かず、雄とおもわれる一羽は悠然とあたりを泳いだり、「うんち」をしたりしていた。しばらく休んでから、土手を目指す。
しばらく歩くと落ち着いた店のガラス戸越しにダルマが目に入った。おもわず中に入る。このダルマは南部の三春ダルマとのこと、1200円の値段も気に入って、お土産に求める。ご主人との会話の中で、我々が中山道を夫婦旅している話になり、びっくりしたご主人が「今コーヒーでも入れますから、一休みしていってください」との話、お言葉に甘えて洒落た椅子に腰を下ろす。
その少し先、角に梅林堂という和菓子屋さんのある三叉路を左に入る道が旧道です。その先右に大きな木が立っています。新島の一里塚です。樹齢300年という大きな欅です。元々は左右二本あったのですが現在一本だけが残っています。
すこし先に「従是(これより)東南(とうなん)忍領(おしりょう)」の境界石が立っています。旧道は又17号に突き当たりますが、ここは歩道橋で渡ります。行田近くで鉄道に分断されたように、ここでも旧道は、国道に分断されているのが歩道橋の上から良くわかります。ひたすら旧道を歩いてゆくと、熊谷玉井団地に出ました。団地といっても高層団地ではなく、分譲団地です。新しい住宅が整然と並んでいます。この辺は昔は玉井邑(たまいむら)といわれ、おそらく広大な畑だったのでしょう。右手に庚申塔や地蔵堂などが一角を成していました。17時近くになっています。
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