個人的には、今まで色絵磁器は「やきもの」と言うより、人間臭さを感じさせない
 精巧な美術工芸品と
考えていた。10月13日に享年75才で逝去された人間国宝
 の作品は、そんな先入観を取り払ってくれる
ほど見応えのあるものでした。
 卓越した絵付けの技術があるからこそ成せる色彩美、草花をモチーフとするデザイ
 ンの
鮮やかさ。吹墨・薄墨の技法を取り入れ、伝統の鍋島焼を現代の「やきもの」に
 昇華させた無形文化財保持者が、逝ってしまいました。合掌。
                                        2001.10.26