子供の頃から陶片に興味を持ち、若くして
 陶芸家を志した作家の生涯初個展である。
 作風は西岡小十氏に学んだ古唐津、土・釉
 ・窯・焼成、一つひとつに独学で取り組み、
 斑・井戸・絵唐津等、若々しくも
完成度の高
 い出来映えとなっている。とにかく、作品
 らひたむきに作陶に臨む姿勢が伝わってく
 る。桃山古陶の味わいを求めた瀬戸黒の仕
 上がりも素晴らしい。これから末永く注目し
 たい若手作家にめぐり合えた喜びでいっぱ
 いであった。

                    
2003.5.10