荒成形で表面に裂け目を残した磁土の固まりに真紅の漆が施されたオブジェ。
        磁土の白と漆の紅による斑文、朽ちかけた木盤との組み合わせで、作品の緊張
        と安定が調和している。その他、白磁の表面に厚く漆を引き、表面を磨いた半磁
        半漆の盤も鮮烈な印象。轆轤による薄作りの磁器を手掛ける作者の創作オブ
        ジェ、それは陶芸表現の可能性を探求しているようだ。
                                                2005.10.30