作品を例えるなら「白い斑点が散りばめられた珊瑚」、「幾つも繋がった渦を巻く栗の
      毬
(いが)」、「束ねられたウニの棘」。一作品の完成に数ヶ月を費やし、陶磁による造形
      でここまで細部にこだわる表現をこれまでに見たことはない。作品からは、ひとことで言
      い表せない刺激を受ける。1972年生まれ、武蔵野美大・京都市立芸大大学院を経て現
      代陶で異彩を放つ作者の個展、貴重な機会をえることができた。
                                                  2007.10.27