雨=カッパ?


 最近、というか前から疑問に思っていたことがあるのです。
なぜ登山者は雨が降り出すと、すぐに合羽を着るのでしょうか?「それは濡れないためにきまっているじゃないか」と言われそうですが、濡れるのはそんなに良くないことなんでしょうか?もちろん晩秋から初春の雨に濡れることが体感温度の急激な低下に直結する場合は別です。
 そうではなくて、結構蒸し暑い夏場にパラパラと雨が降ってくると、なぜすぐに合羽を着る人が多いのかということなんです。合羽を着るとかなり蒸しますよね。ゴアテックスだってビニールに比べればましなんでしょうけど、結構蒸れますよね。
 で、結局汗か雨か分からないけどグショグショになってしまうんです。稜線の岩場なんかで、両手をあけなくてはいけない場合は仕方ないと思うんです。私だって着ます。でも実際の山歩きは登山口と稜線の間を歩いている場合が時間的にかなり多いと思うんです。特に登っている時なんて、雨に濡れなくても、汗で蒸れ蒸れになるときほど不快なときはないです。それでもほとんどの人はカラフルな合羽を着て、内側からシューシューと蒸気の音が聞こえてきそうなくらい蒸れ蒸れで歩いています。土砂降りでないのなら、いっそのこと雨に濡れるか、傘を差したらどうでしょうかと私は思うのです。
 これは私が実践していることの一つなんですけど、私は雨が降ったときはほとんど傘を差します。雨足が強くなってきたら合羽の上を着ます。ほとんどの場合この格好までで対処できるので、合羽の下を履くことは滅多にありません。
 なんだか見ていると、雨が降り出すと条件反射的に合羽を着るような気がしてならないのです。山では両手を常に使えるようにフリーにしておくことが基本で、そうするために合羽を着る。傘は手がふさがるからダメ。というのが正論なんでしょうけど、実際のところ、この状況があてはまる場合ってそれほど無いと思います。それを考えると、この条件反射のように合羽を着込む行動はあまり意味がないのではないかと思ってしまうのです。
 もっと傘を差してみませんか?結構軽くて、使い勝手もいいですよ。