追記
この記事は外海のボラを対象としてます。捕れる場所により臭いがひどく食べれません。
釣り人の魚料理

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(3)ボラ編

ボラの料理方法

 「ボラ」と言えば「からすみ」、誰もが知る珍味です。「からすみ」のとれるボラは、晩秋の抱卵したボラです。
 「からすみ」は食べた事があっても、「ボラ」を食べたことありますか?
 ボラの「旬」といえば冬ですが、釣れた魚の「下ごしらえ」をしっかりすれば、時期に関係なく美味しく食べられます。
 磯釣りをしていると、大きなボラがよく釣れます。「外道」を邪魔者扱いせずに、スカリに入れて、帰りまで生かしておきます。帰る時、下記の要領で「下ごしらえ」をして持ち帰りましょう。
 どんな魚でもそうですが、海の魚は、海水で処理することが美味しく食べるコツですヨ!。

血抜きの方法
 スカリから生きているボラを取りだし、エラをこじ開けて、とがった串などで首の付け根のところを何度か刺します。
 血が出てきたら、生きたままスカリに戻しておきます。海水が赤く染まりますが、これも美味しく食べるためには避けられない手順です。
 南無阿弥陀仏!!
 体中の血が出てしまうとボラは死にます。こうして死んだ魚は死後硬直しないのです。
 次にウロコを取り除きます。この時大事なのは、「ウロコの下のヌメリ」を丁寧に海水で洗い流す事です。
 さらに内臓を取り、乾燥をふせぐため海水でぬらした新聞紙に包み、クーラーに入れます。 この時氷が、魚の身に直接ふれない様に注意してください。 「ボラはくさい!」とよく聞きますが、この処理の仕方を知らないか、手抜きをするからです。

下処理



 ウロコを取り、ここで大事な事は、表面の「ねめり」をていねいに海水でぬぐう事です。
 次に内臓を取り除きます。
 乾燥をふせぐため新聞紙に包み、クーラーに入れて持ち帰ります。 この時魚の身が氷に直に触れないように気を付けてください。
 「ボラは臭い」と言いますが、この処理の仕方を知らないからです。

ボラの珍味



 ボラのお腹には「へそ・そろばん玉」があります。これがまた珍味の一つです。 串ざしにして、焼いて食べたら、また各べつの歯ごたえです。
 刺身用にひいた「皮」、これに薄く味噌を塗って割り箸に巻き付け軽く焼きます。 風味があり、立派な一品になります。

アライ


 持ち帰ったその日は、「あらい」で食べるとよいでしょう。
 刺身は、一・二日間、冷蔵庫に寝かしておいてから賞味した方が美味しくいただけます。  魚を「寝かせておく」時は、丸のまま氷温庫に保存するのが本当ですが、 家庭用の冷蔵庫ではそうもいきません。
 「サク」に作ってからキッチンペーパーなどで包み、ラップして、 2・3日冷蔵庫に保管しておくと、さらに「うま味」が増してきます。

中落ちの塩焼き


 「中落ち」は「塩焼き」が最高です。 「腹身(お腹の部分・一番脂がのっているところ)」 味噌をお酒でペースト状に溶き、塗りつけて焼くとさらに風味が出ます。
 (余談ですが、三枚に降ろす時、中骨の部分に「身」がいっぱい付いているように さばく事を、「大名おろし」と言うそうです。)

澄まし汁

 ボラのアラで「澄まし汁」を作ると、澄み切った上品な味の椀が出来ます。
 サッと湯通しして水からゆっくりと煮ていきます。煮たたせないのがコツです。
 (皮のヌルが残っていると、汁が濁ってしまい、臭みも増します)
 「ボラのアラ」で大根を煮てみました。透き通ったきれいな油の浮いた美味しい出汁が作れました。




      


 薫製を作る前に、水分を良く切っておきます。

薫製




 濃い塩水でシメた後、出汁の元などに半日ほど漬けこんでおき、 桜のチッフを使って「クン製」にしてみました。

薫製の出来上がり





 薫製のできあがりです。いい香りが漂ってきます。
 釣りに行くとき持参して、釣り場の皆さんに味見をしてもらいました。
 「これはなんの薫製だぁ!。これがボラだって??」と評判になりました。

お刺身
         



「お刺身」の盛り合わせの中で、さてどれがボラかな?。

 皆さん、鯔が釣れたとき、試しに持ち帰って食べてはいかがですか。  きっと、ボラの美味しさにびっくりする事でしょう。
 そして、貴方も「ボラ釣り師」になる事でしょう。
 年末には「からすみ」作りに挑戦してみようと思っています。楽しみにしていて下さい。

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