| いわずと知れた横山三国志。読んでいない人は友達に借りてでも読みなさい。あなたの周りには必ず一人か二人は持っている人がいるはずです。ほぼ吉川英治作の『三国志』を基に描かれています。したがって、原作の『三国志演義』には忠実とはいえません(特に終盤、孔明の死後は詳しく描かれないところなど)。もちろん歴史書である”正志”『三国志』を基にしているわけではないので、歴史的事実として鵜呑みにしてはならないが、これを読んだ読者にとっては、この物語がやはり三国志として、かの時代の真実となってしまうのである。とくに小中学生時代にこの作品に出会うと、以後の人生に深く影響を与えてしまう場合もあるほどだ(例えば大学で歴史学を学び、中国史を専攻してしまうなど)。1971年に連載が始まり、完結までに15年以上を要した。しかし、読み始めたらとまらなくなるほど面白い。もし、誰かが学校に持ってきたりなどすると、授業中に読みふけることになる事態は避けられまい。全60巻もあるが、飽きることなく読み進めることができるだろう。文句なしにお薦め度最高点を与えることができる。ひとつ難点を挙げるとすれば、やはり全60巻もあるので、揃えようとしたら大変なことか。友達に借りるにしても、はっきりいって重い。最近は文庫版で全30巻で出ているが、それでもなかなかの重量となる。 |
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