September
24, 2005
イーハトーヴ浪漫・みちのくツアー・・・Romatica
◇◇◇
会場となった ギャラリー彩園子2F・一茶寮 へは
靴を脱ぎ、古い木の階段を登って入ります。。
チケットのチェックと
ワンドリンクの缶を選び
前の方の席へ。。。
見慣れた店内がまるで別空間。。。
喫茶店として使われている椅子が
カウンターがある場所の方向を向いて並べられ
大きな柱の前にライトやアンプがあります。
楽屋はないので、すでに演奏のお3人方が
奥のカウンターの前のあたりにいらっしゃる!!
どんなライブになるのだろうと
会場内、静けさの中にも
わくわく感が満ちているように感じます。
ステージも席も同じ高さの空間。。。
客席から向かって右に田中倫明さんのパーカッション
中央に美しい橋本歩さんがチェロ
そして左に梶原順さんがギターを構えます
こんなにも近い!目の前!!!
・・・どうしましょ。
ご挨拶のあと
田中さんの曲の紹介で
新しいCDのタイトルでもあるイーハトーヴから演奏されました。
エスペラント語で理想郷ということ
その響きが岩手に似ているということで
宮沢賢治が愛した言葉
イーハトーヴ。
曲が演奏され、驚いたのは
音がこの建物とまるで一体化しているように感じたこと。
アンプを使っているので電気も使っているはずなのですが
なんともどう表現していいのか・・・
時間が過去へ戻り、この音はずっとこの場所にあったような。
建物との違和感のない音。。。
そして心に風が流れ出し、蔵の中にいるのに
音と共にまるで外を歩いているような錯覚をしてしまうような感じです。
この建物が賢治の世界にあるようで
その物語の中に音と共に溶け込んでいく感じです。
新しいアルバムからの曲で構成された第一部。
次々曲が演奏されます。
シグナルレスや十力の金剛石のお話は
実は私はまだ読んだ事がないお話でしたが
田中さんがストーリーを話してくださるので
音楽を聴きながら情景が目に浮かんでくるようでした。
銀河ステーション・カンパネルラは
あまりにも有名な銀河鉄道からです。
音と共にあの宇宙を旅しながら
悲しい物語が静かに胸に迫ってきます。
種山ヶ原は
風の又三郎の話が生まれた場所との説明に
思わず私たち数名「種山ヶ原ってどこ?どこ?どこ?」
と顔を見合わせたりしたのでした。
どこなんでしょう?今度行ってみたいです。
そして風野又三郎
これまた風の又三郎の有名な冒頭
“
どっどど どどうど どどうど どどう
青いくるみも吹きとばせ
すっぱいかりんもふきとばせ
どっどど どどうど どどうど どどう
”
この
どっどど どどうど どどうど どどう
に音がつけられ、世界中を旅するようなリズムと
美しいメロディでの広がりのある音楽。
心に風が強く吹きはじめ、
異国の景色そして郷愁感が湧き上がりました。。。
2部に入り
今までのロマンチカの曲からの演奏。
奄美の画家の方のお話や
ゴーギャンの話。。。
そして、絵からイメージして生まれた曲が演奏されました。
音楽から絵をが生まれることもあれば
絵から音楽が生まれるのだなぁ・・・と思いながら
音を聞きながら元になった絵を想像し
その絵を心の中に思い浮かべていました。
とにかく
深く優しく暖かい とても素敵なライブ でした。
7時半開演という遅い開始時間でしたが
終了がなんと、10時20分頃。。。
気が付けば3時間近くも経っていたのですが
30分くらいにしか感じなかったのです。
田中さんのお話は、いいお声でそしてとても流暢で
ご自分でも話してらっしゃいましたが
まるでFMを聴いているようでした。
時々、田中さんに梶原さんが暖かい突込みをいれ
橋本さんが優しく微笑み
会場が笑いに包まれ雰囲気が和らぎ
楽しい会話に、時がゆっくり流れていきます。
建物にしみこんだものなのか
ふっとコーヒーの香りも漂ってきてます。
全てがやわらかく優しい感じで
長時間のライブに疲れるかと思いきや
終わってみると、肩の凝りだけでなく
こころの凝り?まで
あちこちのコリが取れていて
身が軽くなった気がしました。
身体は正直ですね。
とても気持ちの良いライブだったのです。
CDからもその気持ちよさが流れ出すと思います。
10月19日発売 Romatica イーハトーヴ浪漫 お勧めです!!
ロマンチカの皆さん、お疲れ様でした。
盛岡を楽しまれましたでしょうか?
素敵な夜をありがとうございました。
◇◇◇
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