February
26, 2005
天使の梯子
どうしても外の景色が見えるところで読みたい本があり
スキー場へついてきました。
暖かいコーヒーを飲みながら
本を読み、目を上げると
白い雪、元気に滑る人たち。。。
そして・・・読み終えました。
10年の月日を経て完結したひとつの物語を・・・
◇◇◇
1994年に刊行された村山由佳さんの『天使の卵』
それを読んだのは今年のお正月。
文章にひきこまれ、物語にひきこまれ、魅了され
ぐんぐん読んでいったので
その終わり方は・・・
物語の途中でぽーんと現実へほうりだされ戻されたような
なんとも不安定な気持ちだった。
その後、前回スキー場で読んだのが
『きみのためにできること』
またひきこまれ、何度も共感し、泣き、
そこで描かれるパソコン通信での会話や
まだ、携帯電話がない頃なので家へかける電話等々
その時代の恋愛を本当にうまく書き表してると感心した。
そして、今回読んだのは
天使の卵の続編。完結編。
『天使の梯子』
本を開くと最初のページに
宮沢賢治の「告別」の詩が引用されていた。
『天使の卵』で描かれた
全ての想いが浄化され昇華され
スキー場であることも忘れ私は何度も泣いた。
まったくひとりの環境で読んだら号泣したかもしれないので
外で読んで、涙をぬぐうくらいで済んでよかったと内心ほっとした。
今までは最初に本を読んで、どんな作者だろう?と作家を知ることがほとんどだったけれど
村山由佳さんを知ったのは去年暮れのワイドショーだった。
自然の中で、自分のしっかりとした価値観を持っていらして
今まで見たことのないような、ここが日本なのかと
思えるような家造りをしていらした。
窓枠にもご自分でキリで穴を開け、虫食い後のようなものをつくり
古びた雰囲気をだしたり(有元利夫さんの額作りのよう・・・)
キッチンも石造りで
なんでも西部劇がお好きだったご様子。
そして、外では、馬に乗り野を駆けてらした。
馬舎も持ち、馬を飼っていらっしゃるのだ。
そののびやかな生き方にあこがれ
どんな小説を生み出しているのかと興味を持ち
読んだのが『天使の卵』だった。
・・・彼女を知った時、伝わってきた生き方そのままに
彼女の小説の中には風が吹いていると感じる・・・
だからだろうか?・・・
彼女の小説は
自然の景色とよく溶け合う・・・
◇◇◇
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