夢広げよう未来へ元気な福井
趣味短歌日記

北陸アララギ会短歌雑誌

平成9年9月入会。平成10年1月から 掲載される。全くの素人が恥ずかしいのですが、日記代わりに印象に残ったことを詠んでいますので、お許しください。平成10年1月号(10句投稿中2から5句掲載されます)

平成10年1月号

紫陽花の藍もいろいろ咲き誇り仮退院の父と見ている (今庄の自宅)

ふるさあとの池の睡蓮白一つひとり住む母のごとにく匂ふ

平成10年2月号

正面に朝日を浴びて走る我胸を突き出し両手を広げて

朝日差す九頭竜川の鮭網場霧が流れて小船隠せり

金草岳仰ぎつつ祖父と山仕事せしを思いてふるさとに着く

平成10年3月号

越坂のトンネル出れば雪景色雲水の勤行は我が身に沁みる

年の瀬の小春日和に誘われて河畔走れば鯉群れる見ゆ

ジョギング中に聞くリストのピアノ曲坂に激しく平地に優し

平成10年4月号

水仙の花の香りの清しきに白の一重を水に水にべ浮かべる

ふるさとの冬深まりて透析の父にはつらき寒さにあらむ

紅梅の花びら風に舞いながら雪に紅さすその五六枚

平成10年5月号

寒さにも風にも耐えて這って咲く足羽河原のたんぽぽ一つ

ふるさとの春の日差しの河原道牛引く散歩の少年の日々

春めいて鳴鹿大堰ゆらめいて白鷺一羽悠々と舞う