私の書きダメ日記
「謎のハッカー」の謀略は続いています。
1月の日記だけでなく、2月の日記も失われてしまいました。
しかし私はくじけません。しばらくお待ち下さい。
(大嘘)
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2000年3月
ああ、どうやら終わった…確定申告。
早く来い来い還付金。
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3月1日(水)
遠藤順子『夫の宿題』
(PHP研究所:1998)読了。図書館で借りたもの。最近わりと売れた本である。著者はご存じ狐狸庵先生・遠藤周作氏の奥様。このごろよくある「有名人の妻が亡夫を語る」式の本、と軽く考えていたが、いやいやとんでもなかった。後半では日本のカトリック教会の偽善を突き、医療界の非人道ぶりを叩き、
新潮45も真っ青の硬派ぶり
である。つまり、この2つの問題は遠藤氏が長年取り組んでいたテーマであり、残された家族にとっては故人から託された「宿題」である、というわけ。それにしても、奥様が遠藤氏の文学的才能や信仰心を素直に尊敬しているのがありありと読みとれて、羨ましくなってしまう。まあ、真似ようとしても私にできるものではないが(何をだ?)。
3月2日(木)
少年サンデーで
椎名高志『MISTERジパング』
連載開始。「GS美神」がボロボロになって終了し、椎名サンはこのまま消えてしまうのかと心配していたので、とりあえずはめでたい。が、この新作、ファン投票に生き残って長期連載になるネタではないような…。信長・秀吉・家康が史実よりずっと前に知り合っていたら、という、いわば
映画「ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎」のパターン
なのだが、話がそれほど(歴史離れをして)ブッ飛んでくれそうもないので、いまいち楽しめない。椎名サンはデビュー間もない頃からファンだったマンガ家さんなので、もう一度バケてほしいのだが…
3月3日(金)
テレビ東京
「たけしの誰でもピカソ」
。今週の「勝ち抜きアートバトル」は、もの凄いハイレベルな闘いになってしまった(ようやく本格的なCGが参加作に出てきましたね)。どちらかというとパフォーマンス指向が強いコーナーだったが、このところオブジェや絵画に良い作品が続々出てきて、ファンとしては嬉しい。だけど、参加者が集まらないのか、「勝ち抜き〜」がお休みの週が多いのは寂しい。それと、「レストラン」のコーナーはもう無理みたいだから、早々にやめたらどうか。
3月4日(土)
カミサンのお供で、地元の絵画サークルに参加。水彩画なんぞ描くのは中学校以来である。あまりの出来映え(の情けなさ)に自分でも考えるところがあり、
隔週刊「アートコース」
を買うことにする(付録に付いてくる画材につられた、ということもある)。この画材、木製ケースはそれほど悪くないが、中のプラスチック製の部分が安普請のペラペラ。かなり情けない。
昼飯を食べに「すかいらーく」へ行ったら、
ディレクTV
の加入申し込みチラシがまだ置いてあったぞ。あなたの名前そこに書いておいたぞ(違うって)。…吸収合併されるというか撤退するのに、なおまだ会員を集めるかディレクTV。
3月5日(日)
予約もしていなかったのに、どういうわけか
プレステ2
が買えてしまった
。たまたま千葉のYドバシカメラへ行ったところ(この伏字の使い方は(C)赤瀬川原平)、「プレステ2緊急入荷、予約なしでもお求めいただけます」というアナウンス。急いで郵便局へ行き貯金をおろして、「最後列」というプラカードのところに並んだ。こういう光景はコミケ以来だ(笑)。で、家に持ち帰って、とりあえず手持ちのDVDソフト(ユー・ガット・メール)を再生し、音楽CDを聴き、旧プレステのゲームソフトをプレイし…残念ながら、プレステ2用のゲームソフトは資金不足で次回までお預け。まあ、DVDソフトをレンタルして見るのが第一目的だったので、これで良いのだが。それと、当初買う予定だったワコムのタブレットも当分お預けである。
3月6日(月)
おなじみの気功整体へ行く。プレステ2の話題で、整体師のお兄ちゃんと盛り上がる。お兄ちゃん(イラストレーターの326にちょっと似ている)は「決戦」を買いたい由。私は特にプレイしたいゲームもないなあ。やっぱり当面の用途は、ただのDVDプレイヤーかなあ。
3月7日(火)
マツダのテレビCMで流れているジャズ調の曲、「あれ?これってサザンじゃん」とわかったのはつい先月のこと。マヌケといえばマヌケだが。…私以外にも気付かない視聴者が多かったのか、最近の(女性が出てくる)バージョンでは右下に小さく曲名が出てきますね。さて、その曲名は何だったでしょうか?正解は60秒後!(大嘘)
3月8日(水)
営団地下鉄の中目黒駅で脱線・衝突
、3名が死亡(その後2名が死亡して計5人)。日比谷線、中目黒駅、と来たのでサリン事件を連想して、
「さては、またオウムの仕業か!」
と思ってしまったが、どうやら純粋な事故だったようだ。考えてみれば、オウム(旧姓)は資産を隠匿したり幹部子女を公立学校に潜入させたりと忙しく、地下鉄の線路に小細工したりしているヒマはないのだった。オウムの皆さん、疑ってごめん。カエルもミミズもごめん。
3月9日(木)
日清の新製品
「とんがらし麺」のテレビCM
がオタク爆発でスゴイ。麺に唐辛子を練り込んであるという商品なのだが、こんなCMだ。夕暮れの横町で、赤唐辛子が縄跳びをしている(飛び縄はヌードルでできている)。「とうがらしさん、お入んなさい」という歌に合わせて、唐辛子は飛び縄に吸い込まれてしまう。…ここまではよくあるパターン。スゴイのはここからだ。
いきなり(何の脈絡もなく)、「とんがらしINSTALL」という、丸で囲まれたロゴが画面に出る。「Intel Inside」のパソコンCMのジングルによく似た曲が流れ、ロゴは縮小しながら左下へ移動する。…こんなマニア向けの凝り方をして、わかる視聴者がどれだけいるのだろうか?その後、このCMを私は見かけたことがない。
3月10日(金)
田舎道を車で走っていると、そこここの田んぼに畔が切られたり、水が張られて、ぼちぼちと春の眺めである。梅も満開、むしろ盛りを過ぎた感じ。…私だってたまにはこういうことも書くのだ(誰に向かって言ってるんだか)。
3月11日(土)
成田
きんさんの四十九日
だそうで、もうそろそろニュースのネタになるのも終わりではないか?マスコミも、ぎんさんを追いかけ回そうという気がなさそうだし。
気の毒を承知で言い切ってしまうと、2人揃えば「日本一長寿の双子姉妹」でも、片方欠けてしまえば
ただの「107歳のお婆さん」
である。それに、今までのインタビューでの喋りも、きんさんがほとんど担当していて、ぎんさんは引き立て役の感があった。いわば、漫才コンビ解消後のコロムビア・ライト。そっとしておいてあげて下さい。くれぐれも「あの有名人は今」みたいなバカ企画に引っぱり出さないように。
3月12日(日)
確定申告の準備に書類をひっくり返していたら、破たんした
南證券
のチラシが出てきた。「当社は手数料稼ぎの売買推奨は行いません」「顧客の利益が上がらない営業マンは評価しないシステムです」などと、いかにも堅実経営らしい文章をつらねているが…証券会社の新聞折り込みチラシというのは珍しいので取っておいたのだが、今考えてみれば、そのこと自体、相当うさんくさい。
皆さんご承知の通り、この
南證券
、プリンストン債そっくりの「ハイイールドボンド」(元本保証で超高利回りの私募債券、しかも集めた金が行方不明というところまでおんなじ)で問題になり、金融監督庁に破産と財産保全を命じられたその晩に、社長が客の株券32億円分を持ち出してトンズラしたという、
前代未聞のイカサマ証券会社
なのである。チラシを見て電話してみようと思った私は浅はかであった。電話しなかったから無事だったけど。
3月13日(月)
地下鉄日比谷線の事故以来、テレビのニュース番組では特集続き。営団の補助レール設置基準とかアルミ車両の耐性とか、いろいろ分析されているが、要するにカネを使ってないということですね。
「なぜ営団地下鉄の料金は安いか」という長年の疑問が氷解
した。今後はなるべく利用しないようにしよう…。引越のサカイのCMで、「格安なので運転手はお猿サンです」というヴァージョンが最近始まったが、ほとんどそのレベルではないか?
NHK教育「人間講座」
が面白い。月曜日は妖怪アリャマタコリャマタ((C)水木しげる)こと
荒俣宏氏の「パリ・奇想の20世紀」
で、毎回、目からウロコの新事実が出てくる出てくる。今回のテーマは料理。ヌーベル・キュジーユの元祖と言われるエスコフィエのフランス料理改革は、パリ万博をきっかけとした大量消費時代に対応したものだった、という新説。分業化による時間短縮、大量生産、コストダウン、とくれば、これはフォード式の工業生産を先取りするものではないか。「シェフのお薦め」などの、現在は当たり前となった「コース料理」というシステムも、メニューを読めない外国人観光客(主にイギリス人)のためにエスコフィエ(ホテル・リッツのシェフだった)が開発したものだったとか…念のため本屋でテキストを買ってきて見たが、画面で荒俣氏が喋っている内容とはかなり違う。テキストだけ読んでいては損してしまう。恐るべき衒学。恐るべし荒俣宏。恐るべし加藤保憲(はずしたな)。
3月14日(火)
NHK
「歌謡コンサート」
、司会者が「芸能生活61年の…」と紹介するから誰かと思ったら、なんとバタヤンこと田端義夫。まだ生きてたか、と感銘したものの、歌(およびギター演奏)はもはやヘロヘロのメタメタ。小林幸子がいたたまれず「ご一緒に歌わせて下さい、この歌大好きなんですよ」などとフォローを入れてサポートしたが、こうまでして出演させるのは御本人にも気の毒ではないか?抗ガン剤で声の出なくなった村田英雄といい、呼ぶ側の見識を疑います。それともフリークス趣味か?
裏でフジ
「火・曜・特・番 ドリフ大爆笑」
、荒井注のVTRを流すというので見てみたが、全体を通して、まったく笑えない。20年前のギャグセンスが現在では古くなった、という問題ではなく、もともと何か根本的にズレていたとしか思えない。昔はよくアレで笑っていたよなあ(私は志村の加入あたりからリタイヤしていたが)。
3月15日(水)
元ライフスペースの
高橋弘二グル、殺人罪で起訴
。まあ検察の最終目標はその線だとは思っていたが、本当に実現するとは思わなかった。よくぞやったと言っておこう。信者側は
「定説」を信奉してくれる弁護士
を捜すと言っているそうだが、果たしてそんな人がいるのか?オウムみたいに信者として自前の弁護士を抱えておくぐらいでないと無理でしょう。いくら金を積んでも、許ナントカみたいにはいかんぞ。
3月16日(木)
少年サンデーを買う。通常は立ち読みで済ませているので、月に2回もカネを払って読む、というのは異例。自分をホメてあげたい(ばか)。椎名高志『MISTERジパング』は思ったより健闘している。
久米田康治『かってに改蔵』
は最近行き詰まっていたが、今週はマンネリゆえの持ち味がうまく出ていて良。特に「懐かしアニメの名フレーズ」を列挙したギャグでは、この人の右に出る人はいないと思う。「女性の勝手な論理」の例として「卵は卵よ、肉じゃないわ」という菜食主義者の某王女(不思議の海の●●゛●●)が出てきたのには爆笑。ペダントリーの勝利。ヴァン・ダインの探偵小説のような(たとえが古すぎ)。
3月17日(金)
吾妻ひでお『やけくそ天使(2)』
(秋田文庫)を読む。もちろん旧秋田文庫版も買っているが、実家の物置のボール箱の中なので。いやー、カバーが綺麗になったな。昔のは貸本マンガみたいな紙質&デザインだったもんな。でも、初出年月日の写植を違うページに貼ってあったり、原稿を前後逆にレイアウトしてあったり、ちょっとお粗末なミスもあるぞ。これは「落丁・乱丁本はお取り替えします」というのに該当するのだろうか。ノンブルは一応合ってるしなあ。…ともあれ、吾妻マンガを久々に堪能しました。この作品、タテマエとしては艶笑マンガなのだが、超能力は出てくるクローン人間は出てくる多重人格は出てくる「どこでもドア」は出てくる、これが23年前のマンガ(しかもSFではない、たぶん)とは思えない。閲覧者の皆さんで未読の方はぜひ買ってください。吾妻さんも家のローン残ってるだろうし。
3月18日(土)
藤子不二雄A『パーマンのわくわく指定席』
(角川書店:1997)を読む。市立図書館で借りた本。今はなき「コミックトム」に1983年から連載された映画時評をまとめたもので、何しろ第1回が「E・T」から始まってるんだから、ちょっとしたクロニクルである。連載前半は昭和軽薄体みたいな文体が「無理してる…」という感じでヘキエキしてしまったが、内容はわりとマトモ。さすがに映画マニア揃いのトキワ荘世代、しかも元・富山新聞社の映画担当記者である。見方もツボを得ているが、紹介の仕方もソツがない。
シナリオや演出が悪いときは、そこには触れずに役者の演技をホメる。演技も駄目な時は、役者の魅力や存在感をホメる。それも駄目な時は(ということは、どーしよーもないクズ映画ということだが)、映画で描かれている世界とか、監督の過去の作品についてコメントする。淀川長治オジサマのテレビ解説もそうだったが、「こんなカス映画のどこをホメるか?」というのが、見る側の楽しみだったりするのだ。でも全体に、藤子A先生は点が甘い方だと思うなあ。それと、「安達裕美」みたいな基本的な誤記がちょっと目立つ(これは編集者の責任)。
3月19日(日)
よせばいいのにまたプレステ版
「ネオアトラス」
を最初から始めてしまった。今度のプレイでは、黄金の五角形海域とか地中海の6つの瑞兆とか、攻略本にも出てこない展開になってしまい、少々驚いている。提督は原住民の王様になってしまうし(冒険ダン吉を連想する私はオヤジ)。マダガスカルとアフリカが陸続きになったり、アラビア海が湖になったり、インド半島がイタリアみたいな長靴型になってしまうなど、例によって
「オマヌケな世界地図」
のトホホぶりも全開。あとは、商会のお嬢様が女提督になる展開のはず。ここだけ画像がアニメ調になってくれると嬉しいのだが(ばか)。
3月20日(祝)
丹藤佳紀『中国 現代ことば事情』
(岩波新書)を読む。中国で最近できた新語を見出しに立てて、その解説から現代中国の世相を概観しようという、読みやすいが中身の濃い本。第1章をパソコン・インターネット関連の話題から始めているのは、ショーバイとして実に上手い。いわゆる「つかみはOK!」というヤツである。政財界の腐敗とか経済成長の地域格差とか、深刻な問題も取り上げているのだが、それは置いといて、第1章の「とてもわかりやすいパソコン用語の中国語訳」をいくつか取り上げてみよう。
インターネット⇒因特網 / ハードウェア⇒硬件 / ソフトウェア⇒軟件 / OS⇒操作系統 / ウィンドウズ98⇒視窓98 / ロータス123⇒蓮花123 / マイクロソフト社 ⇒微軟公司 / マウス ⇒鼠標。これ、私が作ったんじゃなくて、本当に通用している中国語ですからね。微軟公司なんて、何度見ても笑ってしまう。
それにしても、贈収賄や大きな経済犯罪は死刑(80年代は公開銃殺)、というんだから凄い国だわなあ。ケンペー君もビックリ。日本で言えば、新潟県警の幹部なんか全員、黒竜江送りだ。
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