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98秋の風不死岳〜樽前山での事です。 風不死岳は思ったよりも細い壁沿いの道があったり、登り下りのニセピークに
騙されそうになったり、短足にはキツイ段差があったりで、なかなか楽しい山でした。
山頂でK氏が腕を振るった(?)ラーメンを頂き、Kちゃんに登頂の報告コールを。
さて、そこから時間もたっぷりあるし、、、と樽前経由。なんだか、コルで爆風に飛ばされながら
楽しい縦走コース。行き慣れた山だけに♪♪と進む二人の前に
明かに??という出で立ちの2人。山屋というより自衛隊?警察官?
「すいません。東山って、どこですか?」「東山ですか?そこを登ったらすぐですけど?」
「有り難う御座います!」しかし、全く違う方向に行く2人。
「隊長、、、あれって自衛隊の方?」「そうだね〜」「なんだか迷ってる風じゃなかったっすか?」「うん」
東山のピークに向かうと更にゴツイ上官っぽい方が、、、
「すいませ〜ん。」「はぁ〜いい」「○×△、、、○×、、、」「聞こえないんでそこまで行きます〜」
強風に煽られて、声なんて聞こえない。彼のところまで辿りつくと
「2人連れの若い男見ませんでしたか?」との質問。「さっき、会いました」「どこで?」
私達が説明し、「でも、そこから違う方向に進んで行きましたが?」
上官らしい男性の顔に疲労の色が浮かびました。「あそこまで、どのくらい?」
「見た目よりは無いし、、、そこまで下りても、エスケープルート、ありますよ?」
そこで彼が「これじゃあ、こっちが遭難しちまう」と呟いたのを私達は聞き逃しませんでした。
私達は、展望台まで降りて、甘い物好きなK氏持参のお汁粉で乾杯。(K氏のおやつはいつも、羊羹だもん)
実は、展望台は下山口の7合目が良く、見える。下っても、10分かからない。
見ると、パトカーが停まっている。「もしかして、さっきの“あれ”でしょうかね〜?」「そうだろうね?」
「、、、自衛隊さんも遭難するのかしら?」「、、、、、、、、、」
そして、爆音と共にヘリコプターが現れました。山頂方面を振り返ると、すっかりガスに覆われています。
のんびりと、お汁粉を頬張る私達のBGMには不似合いなホバリングの音が山にこだまします。
「このガスじゃ、見えないでしょうね?」「うん、見つかればいいけど」
結局、新聞に載ってなかったので、若い隊員達は無事だったんでしょう。
つい、先日、オバ様が遭難した山での出来事です。
ここは、7合目からの登山口もあるので軽く考えがちですが、コンパスは狂う。ガスには巻かれる。
上の地形は分かりづらい。同じコーナーの“声の道標”でも紹介している山です。
先日の遭難は、【オバちゃん、偉い】(??)寝たら死ぬと思ってずっと足踏みしてたそうで
救助のヘリに手を振っていたそうな。
登山口から1時間の山でもこんなんあるんやね。侮る無かれ、北海道の山。
ってか、山は魔物なのかも、やっぱり、、、