ピークハンターVSペースハンター

    私の山の師匠ともいえるR君という青年がおりまして彼に言わせると私は“ピークハンター”だそうです。
      そりゃあ、「せっかく登った山だから頂上踏んでおきたいな」と思うのも人間の心情ですよね。
      中には「写真が撮れれば後はどうでもええわい」って方や、
      「いいや、俺は谷だ!沢だ!頂上はその終点に過ぎない」って方もいらっしゃいます。
      山のスタイルは人それぞれで良いと思ってますが、「ピークハンター」とR君に言われて、なんだか
      「むっ」っとする瞬間というのは、その中にからかいに混じって、見下げた言い方を感じるからです
      (お前の母さんでべそレベルだが)。

      「ピークハンターで何が悪い!!」と軽く受け流してはいるんですが、、、。
      私は多分、目標を置いておかないと自分を甘やかしたくなるようで、山でも取り敢えず
      「帰りたい」とか「戻っちゃおうかな、ここ、温泉近いし」なんてマジで考える事もしばしばです。
      (なんで山登りなんてやってるんだろう??)
      だから、明確じゃない目標しかないと ついつい楽を選んじゃう。
      本当は頂上は目標にしているだけで、目的ではないんです。
      自分がいい山行だったと思える事が一番なんですが。

      そんな私が1998年、(山を始めて3年目にして)師匠と始めて山行を共にしたんですが、
      (コースは表大雪小屋泊まりコース岳。その時、彼は22K私は20K担いでいて、
      それで日帰り装備タイムの2分の1から3分の2で歩かされたんですわ。はっきり言って死んだぞ!!
      「ざけんな!」気分。でも、後半で巻き返して裏旭の急登で「おっ先〜」ってブチ抜きました。
      縦走は3日目が勝負でしょう?ラクダの如く、腹に蓄えたエナジーがこの時フル燃焼するのさ!

      頂上で、ぼ〜っと師匠を待って考えたのが「こんなペースで山やって楽しいんかい?」って事。
      “ん?ペース??”そうか奴はペースハンターだったんだ!!
      、、、それ以来ピークハンターと言われたら「へん!ペースハンターに言われたないわ!!」と返してます。
      やぁ、お互いに大人になれって事なんですが次回の勝負が楽しみだ。