
山の中に行くと水場は命です。そこに水場がある限り生き物は集まり、生活の場となるのです。
アフリカのサバンナで雨季のオアシスに集まる動物達。水を求め、また水を求めて集まる獲物を求め
スコールがやって来るまで、じっと耐える、、、危険を承知で弱い物は水の為に命をかける訳です。
必死で、生き抜いていく姿は美しいですよね。感動せずにいられません。
しかしだ、日本は安全と水はタダの国と言われてます。そのバカバカしい常識を山に持ってくるアホが跡を絶たないこの頃、、、、
水場の水はタダか?あぁぁぁ?!違うね!そりゃあ、料金を取られなければ無料だろうけどタダではないのだ。
ただの水ではなく、命の水なのだ。
重たい思いをして、水を山に担ぎ上げた事のない奴には決して理解できないんだろうか?そんな事はない。
、、、でも、山歩きをしてる以上、山に興味があるんだろうから、、、単なる認識不足?
興味の対象が違うだけ??、、、、、前置きが長くなり過ぎました。
ある日の白雲岳の水場での事です。初めて、山の水を使おうか、、、と汲みに行った私は愕然としました。
(米が浮いてる、、、。)実はこう見えても結構、繊細で神経質な私(笑)は、ソコで汲むのを止めて持参の水を使用しました。
それまでも、どうも山の水には馴染めなくて、また重たくても訓練になるからと、全行程分の水を担いで
歩いていた私の水場デビューが、それだったので、その後もしばらくは5〜6Lの水を担いで縦走してました。
今回、久し振りに行程が長くなるかもしれない縦走計画を立てたので、「水は水場」と思ったのでした。
場所は、美瑛富士避難小屋(小屋は狭く、私はテント泊)
と・こ・ろ・が!2ヶ所ある水場の片方が近いので、そこを使っていたらナントその上の茂みをトイレ場に
使ってる馬鹿達がいた!皆が使ってるトイレ場は下の方にちゃんとあるのに、“踏んで”しまうのが
イヤなんだろうと思う。水は高い所から低い所に流れる事は子供でも知ってることだし、人の排泄物だって
それは同じと、山に来た時だけ何故、忘れる?、、、さすがに、イヤな気がして別の水場に行って愕然。(ここもか)
そう、白雲と同様に水の中に、米粒が大量に舞っている。水を汲むと上澄みをすくっても米のカスが沢山混ざる。
水場に手を突っ込んで、一気に米を掻き出すがしばらくは泥が沈まず使えない。
ぼ〜っと水を眺めながら、、、ため息。水場って、水を得る為だけの場所じゃないのかな?
なにも捨ててはいけない場所では、なかったのか?それは、例え登山道だろうと、テント場だろうと水場でも
全部共通でしょう。登山道にゴミを捨ててはいけないと多くの人が思うように、水場にも米は勿論、
貴方が山にいた痕跡を、捨ててはいけない。と、何故気付かない?一気に気が滅入る私。
その後また別な日、再び白雲のテント場で、大量の鍋や食器を持って水場の方に行くオバさんに
「おい、何処にいくんだ?まさか水場じゃないだろうな?あぁ?」と優しく(笑)声を掛けるも無視される。
私も最近大人になったから、後は心の中で叫ぶんだな、、、
「洗うんなら、てめぇの面洗って出直して来い!」
って。うふっ!でも洗うんなら、下界で洗ってらしてね??そこの貴方もコッヘルは拭きとってますか?拭き取った物もちゃんと、ゴミとして持って帰ってますよね?
人が生活をすれば、そこからゴミは出る。それは仕方のない事で、ゴミを処理する事がまた環境を云々、、、
という問題点もある。
でも、沢で冷たい水でバシャバシャ顔を洗った後に、「あら?ほっぺたにご飯が?」なんて、寒い山にだけは
頼むからしないでくれよ。