北海道の山のゴキブリ
怒れる山女、始めて以来のド級の怒り。噴火と“噴”という字は「憤り」に似ている。
はらわたが煮え繰り返るとは、この事だ。
本当に、怒り心頭すると口が訊けない。最初は何が起きているのか
脳みそが理解するのに時間が掛かる。
頭の中で何度も確認作業をするんだ。
(何?これは、、、何?夢?現実?一体、何が起きているの?)
その確認作業は、自分の中では気が遠くなるほど長いのだけれど
実は、ほんの一瞬だったりする。
一瞬で、全ての情報が順序だてて組み上げられ一つの結論を産む。
「これが、ゴキブリの被害か、、、、」次に来るのは嘔吐。
身震いするほどの憎悪。涙でウルウルする。
見えない。見たくない。でも見なければいけない。
私達は、この現実をキチンと正視する義務がある。
北海道の山MLでも話題になったスノーモービルによる被害状況。
ある日、仲間と行った無意根山での写真です。
自分達が走り易いように、、、と、邪魔な木を手当たり次第に、無計画に
ぶった切っている。切った幹(枝ではない。木そのものを切っている)は
これまた無造作に、そこいら中に放置。明かにチェーンソウでも使っているような
切り口と、切られた木の大量さに唖然とする。
雪面には、まだうっすらと奴らが走った跡が残っている所もあった。
場所によって木の長さが違うのも、その時に奴らの都合のいい長さで
切られるから、、、、である。
確かに、ここは侵入禁止地域ではない。しかし勝手に木を切っても
良い場所でもない。まして、こんな風に、、、!!
こうやって味をしめた連中が、大雪の国立公園内でも
同じ事をするのである。
私達が、雪の景色や冬特有の静寂さに自然の有難味を見出している聖地に、
モーター音を響かせて、春先は雪の下の植物の芽(ハイ松や)を蹴散らし
動物達の居住地にも爆音を走らせ、我が物顔で走り回る。
【ゴキブリ】これが奴らに付けられたあだ名である。
(写真:ここは谷になっていて雪が深かったのだろう。
他の所より長い)
勿論、マナーの良いスノーモビラーだって大勢いる。山屋にだって、マナーの悪い奴はいる。
しかし、これを見た貴方はどう思う?
山に生きているのは人間じゃないんです。
山では全てにおいて主役は人間じゃない。
機械に頼っていると忘れるんじゃないの?