山小屋事変

    小屋の主気取りと、私が見た小屋での喧嘩と傍若無人な人々のお話です。
    あな恐ろしやぁ〜。だから、テントが止められません。重たくてもね!!

    まずは、小屋主もどきの話。
    北海道の山小屋は殆どが無人か、オンシーズンのみ管理人が居ますが営業小屋というのは皆無です。
    飯は勿論、場所や季節によっては水も全部担いで行かなければなりません。
    その分、小屋の使用料は高くても1000円。管理人さんも、個性溢れる楽しい方ばかり
    (マナーを守っていれば、本当は皆良い協力者なんですけどねぇ、、、不満の多い方は
     自分を振り返って欲しいです。本当に!!!)

    さて、私が泊まらない小屋に「十勝岳避難小屋」というのがあります。下の望岳台という登山口から
    僅かに1時間。登山者も多いけど、一般人も多いので、女性一人では誰が来るか分からず
    しかも、通常はあまり利用者もいない。(主に冬季使用が目的の小屋です)
    ある日、十勝岳に登ることになり同行者が大寝坊した為に、先に小屋まで登り待ってる事になりました。

    小屋に着くと、一人の中年男性がシュラフにくるまって、横になってました。(?もう10時回ってるんですけど?)
    「こんにちは」「一人?」「いえ、相方が寝坊したんで、ここで落合うんです」「そう、、、何処まで?」
    「上ホロまで、、、そちらは?」「トムラウシまで」「おぉ!凄いじゃないですか。私も来月行くんです」
    他愛もない普通の登山者の会話ですが、その場にいらしたら誰もが??と思ったかも。

    彼の余りに少ない装備、、、そして、煙草を吸い出した私に「切らしちゃって」と無心する。
    (これから、縦走する煙草吸いが切らす?(--#)(しかも土間の床とはいえ、小屋の床に灰を落とす無神経さ)
    聞けば、100名山をやっていて、何山目とかで、山をやるのに仕事を休んできたが富良野の農場に
    アルバイトを見つけて来た。仕事はこのままブッチすると“自慢げ”にのたまう。
    (お前は一体何歳じゃ!そう言う事が他の登山者の迷惑になると何故分からない?)

    しかも、自分の同僚も100名山をやってるが、まだたった何山とせせら笑う。(当たり前だ、仕事が
    山ではない限り、普通の人間はキチンと仕事を勤め上げ、ソコで自分で折り合いを付けて登るんだろ?)
    そして、北海道は何処を登ったが、ああだ、こうだと、一回しか行ってない山の事を
    恥ずかしげもなく地元民を前に語り出す(??な内容で)。それは、違うと突っ込むと明らかにイヤな顔をする。

    熊の話を聞かれた時には、もううんざりしていた私は、貴方がこれからトムラに向かうのであれば
    そこは熊が多い地域だし、食われる時には食われるでしょう?鈴をつけても心配なら行かない事だ
    、、、と答えると、明かに不快な顔をして(地元民を前に北海道の山を語るんなら、今更ヒグマもないだろ)
    急に、ヒグマが襲うのは女性が圧倒的に多い。と、なんの根拠もない話を始め、言ってる事の矛盾を突っ込むと
    返答につまり、また、根拠のない反論だけを闇雲にぶつけて来る。

    (何だろ、頭の悪い反抗期のガキと話すよりタチが悪いや)とそこへ、相方が登場。
    早々に遅れを取り戻すべく出発「何だか、変な人だった」と相方に訴える

    翌日下山時。同じルートをピストンする私達はまた、同じ小屋に、、、、そこにまだ、ヤツはいた。
    「いや、天気がね」これで、天気がと言うのなら、一体いつの天気が良いと言うんじゃい?
    しかも、男連れになると途端に態度が丁寧になる。来る登山者には相変わらず、私がこの小屋の主という
    態度なので、皆嫌がって小屋から出て行くか、相手にしない。相方も呆れて相手にしなくなる。

    さて、彼は本当に縦走したのでしょうか?私は本州の「無人小屋に住みつく浮浪者」が頭を過ったよ。

    小屋の喧嘩はいやだね。良いポジションは取れても、人が沢山来れば開けるのが避難小屋だよね。
    まして、北海道の小屋は無人。お互いのマナーが、真摯に問われる訳だ。人気のある山で
    小屋の定員が40人という所に30人近い客を連れてくるツアーコンダクターもいるしね(--#)
    値段上げて、ポーター雇って、テント持って来いよぉ。偉そうに仕切るくらいならさぁ〜

    さて、珍しく水を切らしてトムラウシを登ってた私。テント場に戻れば、水場にもテントにも水はあるのに
    辛くてベェベェいってる私に快く水を分けて下さったオバ様。「いいのよ〜小屋に下るだけだし」
    ありがたや、早速下山後お礼に小屋へ、、、そこで、ビックリ!大喧嘩してる。
    オバ様に聞けば、「後から、入ってきた人達が詰めて当然という態度で、しかも小屋の中でプカプカ
    煙草を吸い出したもんだから、回りの人が切れちゃってぇ」そりゃあ、切れるよな。

    見れば、いい年したオジ様3人組みが回りから責められて憮然とした態度。多分、下界に下りれば
    そこそこに肩書きなんかある人なんだろうな、、、という印象。
    遅く着いて、テント張るつもりが天気が崩れてきて小屋に入り、詰めてもらう時は“お願い”した事もある。
    皆、快く開けてくれた。でも、彼らの間違いは“お願い”ではなく“命令”だった所にある。

    煙草吸いの私は、雨が降ろうと、雹が降ろうと回りの同意がなければ絶対に小屋の中では吸わない。
    (小人数でお互いに通じた時だけで、同意があっても、煙草吸いのいないパーティがいたら吸わない)
    避難小屋は公共の場だ。この喧嘩を見てから、小屋を利用する時はシーズンオフと決めている。
    オンシーズンでなくても、小屋の中で火を使う時は所定の位置で、、、と決まってる小屋でも
    自分の寝袋広げて、そこで調理始めた人もいた(これも中年男性だった。この人、次の日は立ち入り禁止の
    場所に入り込んで写真撮ってた。馬鹿野郎、花を踏みつけて撮った、花の写真に何の価値があるってんだ?)

    でも、根性無しだからねぇ。テント張るのが面倒な時だってあるさ。
    そんな時はどうか、快く開けてね?すんません。