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最近、ようやく人と行く山行が増えた。しかし、依然として縦走は単独行になる。
ある時、ある場所で、ある女の子との会話。
私 「日帰りの山は人とも行くけど、縦走は一人で行くの」
彼女「それは人と一緒なのが1日しかもたないとか?」
カッコ〜ン。静かな日本庭園に獅子落し(脅しともいうらしい?)の音が響いた感じ。
ん〜ん、、、、そういう風にも取れるのかぁ〜、、、そうかぁ〜、、、、正直、少しショック。
しかし、日帰りの山を数本登るとか、他に壁登りと山行が一緒になったりして数日を誰かと一緒に
行動する事は今までもあったしな、、、、縦走で人と一緒だった事も一回だけある。
あとは、山中小屋泊まり。しかし、少し長いルートになると圧倒的に一人で行きたがる傾向が強い。
何故だろう?初めて自分で、改めて考えて見た。
山を始めた当初から、休みが土日の勤務というのは滅多になかった。
昔からそうだったし、友人と休日が合わないからといって家に引き篭もっている性格ではなかったから
ドライブもショピングも、とにかく一人で行動する事が多かった。一人が好きというよりも
休みさえ合えば、友人と旅行にも行くように、、、敢えて拘らないと言った方が正解なのかもしれない。
行きたいと思ったら、一人でも行く。サテンも一人で入れるし、居酒屋だって一人で入れちゃう。
一人ではご飯を食べられない、、、そういう類の人間じゃなくて良かったと思う。
だから初めての山登りも、一人だった。
初めての登山で、「札幌近郊の山は痴漢が出る」なんて衝撃的な事を聞いたから2度目は友人を連れていった。
でも3回目は、やはり休みの関係で誰も一緒に行ける人がいなかった。だから一人で行った。
その頃読んだ、「女性の為の登山」みたいな本で「残念ながら標高が高くなればなるほど、そういう危険は少ない」
という記事を目にしたから「そうか、じゃあ大雪辺りを登れるようになればいいんだ。」
単純に、そう信じて、少しづつ標高を上げて行った。
今の職場も女性が多いが、以前の職場も、そして仲間も、私の回りには女性が多い。
藻岩山ハイキングクラスの山なら、快く付き合ってくれる仲間もいた。しかし、段々と標高が上がり、
山中泊が必須の山行がメインになるにつれて、休みの関係も合わないが、装備や体力の問題から
また、一人で山に行く事になった。
奇特にも一緒に行きたい、、、という後輩もいたけれど、やはり「山が好きで好きで、山が生活の中心」
そんな私と一緒に行くと、体力的にどうしても着いて来れない。既にその頃、私が選んで行く山は、
彼女みたく他にも楽しい事が一杯で、「片手間でやる山」としては、相当ツライ山だったと思う。
私も予定より時間が掛かったりして焦る気持ちが表面に出てしまっていたと思う。
もっと余裕のある山行だけ一緒に行けば良かったんだろうけど、限られた連休には、どうしても行きたい山、
それが優先してしまう。「キツイよ」って一応は念を押す。それなのに、本人も行きたがる。
「じゃあ、事前にちゃんとトレーニングしてね」「分かりました。」と、どんなに言ったところで無理強いは出来ないのだ。
結局はまた、一人で登る事を選んだ。時々、本当にハイキングな山だけは別な楽しみに残す事として。
そして、HYML(北海道の山ML)に入って、初めて本当に山が好きな人達を会った。
試しに、一緒に山に行ってみたら、「おぉ!これだよ、これ!!」自分と同じに歩ける人達。
しかし、2月から足をダメにした。逆に、お荷物になってしまう。人と同じに歩けない焦り。
迷惑を掛けるかもしれない、、、そんな気持ちが私に尻込みをさせた。
長いルートでは、途中で何かあっても直ぐにどうにか出来ない山も多い。
結局は休みが合わなくて一人で歩く方が圧倒的に多いのだから、そんな時に人に頼る自分にはなりたくない。
それは、主に精神面での事が多いと思う。自分は本当は弱虫だから、一人なら危ない所を通り過ぎるまで
絶対に泣かない。人がいたら泣いてしまうかもしれない(泣かないけれど、そういう甘えの気分が出るって事)。
誰かと一緒に歩く事に慣れて、本当に一人になった時に歩けない自分になってしまうのが恐い。
最近覚えた、仲間と歩く登山で楽しかったのは山頂宴会を目的とした登山。
ジンギスカン、湯豆腐、刺身!豪華なご飯は皆でワイワイ食べた方が楽しい。
一人で、の〜んびりとラーメンを啜りながら、ゆったりと落したコーヒーを飲むのもいい。
本当は、初めて登る山は一人で行きたい。迷ったり、悩んだり、引き返したり、、、、
だから、人のHPの詳細な山行報告を、事前に読む事は実は皆無だったりする。
本当に不安な時だけは地図では分からない登山道の状況や、
万が一のビパークポイント情報だけ仕入れていったりはするけれど。
要は、バランスが大切なんだな、、、と考える今日この頃。一人で行く山では学べない事も多い。
しかし、人と一緒の山では見失う事も多い。丁度、今のバランスが好きなのかもしれない。
「しれない」、、、だから答えは見つからない。見つからなくてもいいと思う。
一人で歩く事が前提で始めたフリークライミングだって、人の足手まといにならない様にも役立つ。
山では、どんな事だって経験なのだから、、、
そして、それが自分の命を守る。一人だろうと、大勢だろうと誰もが安全に登山口に帰ってくる。
それが私が望む登山に違いはないのだから、、、