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長い間自己流で馬に乗ってきました。たまにビジターで行った先で教えてもらうことはありましたが、「場内はつまらん、外乗が楽しい」と好き勝手やってきました。
そのうち「歩く走るだけではマンネリ、跳ぶをやってみよう」ということでビジターにも障碍を教えてくれるというクラブをネットで見つけて、「障碍を教えてください」と頼みました。それが今の先生のクラブ(山梨県)です。
行った初日から跳ばせてくれましたが、障碍は当然ながら低いもので物足りません。次の回に、「今日はもっと高いのをやらせてくれるんだろうな」と意気込んでいったら、「これやってみましょう」「はい、こうやって、、、」と一向に障碍を跳ばせてくれる気配がありません。どうやら初日の乗り方を見て「こりゃぁ 拙い。基本ができてないんだ」ということで、基本をゼロから教えなきゃだめだと思われたようです。
「いまさら基本から?跳ばせてくれないんならもういいよ」と、さよならしてしまっても良かったのですが、先生の教え方は大変具体的で解り易く魅力的でした。乗馬の基本を体系だって教わったことはなかったので、こういう教え方でならゼロから教わるのも良いことかなと思いました。ちょうど外乗で「馬を大まかには動かせているけれども、細かい動きは馬任せ、自分の思い通りに動かせてはいないなぁ」という不満足感が募っていたこともあって、基本から習ってみようという気になったのです。というわけで、初めて乗馬クラブの会員になりました。
で、先生の教え方は、難しい馬術用語を使わずに具体的で、とても役にたちました。馬術の教本などでは判りにくい説明が多い中、とても判り易い教え方だと大変感激した次第です。そこで、自分ではできないのは棚に上げておいて、多くの方々に先生から教わったことをご紹介したくこのページを作成しました。
先生は、 「(初心者は)こうやった方がいいよ」 と素人向けに教えてくださっていますので、高級馬術ではまた違うやり方やテクニックがあるかと思いますが、以下に教えられたことをそのまま受け売りでご紹介します。受け売りの「初心者乗馬教室」です。
なお、乗馬にはブリティッシュ(イングリッシュ)とウェスタンという二通りの乗り方があります。本質においては同じだという話もありますが、ウェスタンでは鞍の後ろに加重することは停止の合図になるなど、ブリティッシュとは違うところも多いと思います。以下この「受け売り乗馬教室」はブリティッシュを前提にしております。
表の中の、受け売り度が大きいものほど 教わったことの受け売り程度の甚だしい項目です。100%のものは先生の教えそのままですが、間違っているところがあってもそれは私の解釈間違いや聞き間違いが原因かと思いますので、メール等でご教示くださればありがたく存じます。0%のものは 全部私の勝手な思い込みに基づいています。
表の大項目の欄をクリックしてください。それぞれの説明ページが開きます。
大項目 内容 受け売り度 更新日 服装 装備 馬に乗るための服装や装備について説明します。
楽しく乗るだけならこれで充分という装備を紹介。0% 2012年4月21日更新 乗り方・降り方 馬に乗る 馬から下りる。簡単なことですが、乗り下りの途中は不安定な姿勢ですから、いいかげんにやると下りるときにひっくり返ったり、危ないです。飛び乗りも紹介します。 5% 2012年5月21日更新 鞍の跨り方 鞍の上に座る(跨る)ときの体勢などについて説明します。
乗馬の基本は騎上の姿勢の安定。姿勢がダメだときちんと馬を動かせません。100% 2012年5月21日更新 鐙と脚の位置 鐙への脚の掛け方、踵の下げ方、拍車の使い方など説明します。
踵を下げろ、下げろと言われます。なるほど踵を下げて乗れればいいことがあります。馬への扶助は脚が主で、手綱は従です。85% 2012年5月6日更新 手綱の持ち方 腕のかまえ 手綱の持ち方、 鞭の持ち方・使い方などにつて説明します。ハミ受けや鞭の左右の持ち替え方も説明します。
乗り慣れるにつれて結構いい加減になっているものです。90% 2012年4月11日更新 目配り 馬に乗った状態では、どこを見て乗るかを説明します。
先生はこれが「馬乗りにとって一番大事だ」とおっしゃいます。見るところが悪いと姿勢が崩れるということです。100% 2012年4月18日更新 歩かせ方 馬を歩かせる(常歩)方法について説明します。
最初の最初に習いますが、バカにできません。常歩をとことん練習すべきだと教わったこともあります。常歩を極めれば、乗馬はかなり上達しているということです。
ハミ受けや、前肢旋回、斜め横足の方法も解説します。95% 2012年2月18日更新 速歩と軽速歩 タンタンタンタン という2拍子の歩様の走り方です。
ずっとお尻を付けたままの速歩、イチニイチニと立って座る軽速歩、どちらもきちんと乗るのは難しい。90% 2012年4月8日更新 駈歩 タタ タン、タタ タン、タタ タン、という3拍子の歩様の走り方です。
馬に乗ってみたいという最初のきっかけは誰でも、かっこよく駈歩(駈足)で走らせてみたいというものでしょう。80% 2012年3月10日更新 障碍の飛び方 乗馬の醍醐味 宙を飛ぶ楽しさ
障碍を飛び越した爽快感はなにごとにも代えがたいものです。
ツーポイント姿勢もこちらに紹介。90% 2012年1月22日更新 練習方法 いろいろな練習方法を紹介します。
こうい乗り方は落馬するという悪い乗り方も紹介します。
自分では判らない悪い乗り方の矯正するための練習も紹介。95% 2012年5月17日更新 裸馬での乗り方 鞍を置かずに、そのまま、ないし毛布などを置いて乗ります。
馬の息吹がじかに騎乗者に伝わって、馬との一体感が楽しい。0% 2011年12月25日更新 外乗 森や海岸を馬で行く外乗について、その楽しみやリスクを紹介します。
馬に乗る究極の楽しみは外乗にあると思います。5% 2012年2月2日更新 馬装と手入れ 馬に鞍を載せたり外したり、ハミを付けたり外したり、ブラッシングなどの手入れについて紹介します。 調馬索の使い方なども紹介。 95% 2012年4月21日更新 柔軟体操・ストレッチ 乗馬には股関節の柔らかさとか必要だということです。安楽なストレッチをご紹介します。 0% 2012年2月19日新規
乗馬技術を紹介しているWebページや、馬に関する動画サイト(YouTube)へのポータルです。
動画と乗馬技術サイトへのポータル 乗馬技術ポータルへ 乗馬技術を紹介しているサイトへのリンクページです。 2012年1月22日更新 乗馬動画ポータルへ 乗馬あるいは馬に関する動画ページを紹介します。
「えー!!そんなことがあるんだ」というような驚きの動画から、感動的な人馬一体の演技まで私の偏見で寄せ集めてみました。2012年2月8日更新
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乗馬や馬に関するいろいろな思いを勝手気ままに以下に綴っています。ご意見、コメント大歓迎です。 |
馬に乗る・上手に乗る 馬に上手に乗れるということはその馬が仕込まれた扶助を忠実に再現できるということではないだろうか。 2012年2月24日 新馬に乗る あと数か月で3歳、クラブで購入してから3か月という新馬(?)に乗せてもらいました。調教というのはこうやってやるものかとか、いろいろ面白い話も聞かせてもらいました。 2012年2月15日 自分では判らないこと 自分で自分のことは判らないというのは面白い話。自分は姿勢を正しくしているつもりでも先生から見るとまったくそうはなっていないらしい。 2012年2月8日更新 教わる内容と上達のレベル 前に教えてくれたことと違うじゃないか、以前は違うことを言っていたよ、というのは実は教えられる側にとってありがたいことかもしれない。 2012年1月29日更新 乗馬技術書と極意書 どうも技術書に書いてあることは判りにくい、何年も掛かって悟った秘訣を素人判りするように説明しろとは虫が良すぎる話なのだろうが、、、 2012年1月29日更新 馬のレベルと乗り手のレベル 馬にも人にもレベルがある、両方のレベルがあっていないと悲劇 2012年2月10日更新 馬の違い・人の違い 馬にも人にも個性や得意不得意があるはず、個性に応じたバリエーションの大切さ 2011年10月31日 落馬の仕方 馬から落ちたら、手綱は放してもいいの? 2012年1月7日更新 乗馬と筋力 武道の達人が力じゃない技だといいますが、上手になれば力は要らないなんて嘘です。乗馬でも筋力は大いに必要だという話。 2012年2月10日更新 騎乗姿勢の安定 姿勢の安定ってすごく大切なんだろうなぁ 2011年7月14日 馬と人 馬と人との関係改善? 2011年7月14日 馬と調教 こういう扶助をしたら、こうやる ということは馬にとって自然なことなのか 2011年12月18日更新 乗馬は危ない? 必ず出る質問「乗馬って危なくないですか」 2011年8月17日 乗馬は腰に悪い? 鞍の上でドスドスと餅つきされて腰に悪い? ゴルフよりずっーとましなように思います 2011年8月30日 落馬やトラブル 落馬経験、トラブル経験 大事に至らなかった幸運に感謝 2011年7月14日 相互リンク 相互リンクしていただいている他の乗馬サイトへのリンクです 2011年8月1日
私たちが「馬に乗る」という場合、当然ですが野生馬に乗る訳ではありません。人に乗られてこうされたら右へ曲がるんだよ、というようなことを教え込まれた馬に乗ります。乗るのは他人(クラブ)の馬で、教え込んだのも他人です。馬に乗るのが上手くなりたい、馬を思い通りに動かしたい、というときにこうい大前提を知っておくと、自分の下手さ加減に愛想が尽きず、なんだか気が楽になります。
1.全ては調教の結果:
人を乗せて障碍を跳ぶ、駈歩で小回りに曲がれる、競技会でごく普通に見られるような歩様で運動する、こういったことはすべて訓練・調教のおかげです。生まれつきの野生の状態で人を乗せてこんなことができる馬はいません。
手綱で首を右に誘導して右にやや体重を移せば右に曲がる。こんなことすら調教の結果です。無理やりこうやれば、調教されていない馬でも体勢が崩れて右にヨタヨタ進むでしょう。でもそれは右に曲がるとはいいません。片一方に乗り手の体重がかたよっても調教によっては何の問題もなく真っ直ぐ進みます、ということはYouTubeに出ているtrick ride などを見ると了解されます。乗馬のHow-to本などで右に曲がるときは乗り手はこうしなさいと説明されている扶助で馬が右にまがるのは、そういうことをされたら右に曲がるんだよと馬に教え込んであるからなのです。決して馬の天然自然の性質によって右にまがっているのではありません。前に進めるときは両脚で馬体を圧迫するといっても、調教しだいで脚で馬腹を圧迫などしなくても馬は走ったりとまったりなんでもできます。
この教え込んだ扶助を乗り手が再現できれば、馬は教え込まれたとおりに動きます。ですから、馬を自由に操れるかどうかは、揺れ動く馬に安定して跨って、その馬が訓練・調教された扶助を忠実に再現できるかどうかに係っていると言えます。
2.先生は上手い:
馬はとても記憶力が良く、特にいやなことはよく憶えます。平手で顔を叩かれた馬は、人がてのひらを見せただけで脅えた反応をします。この記憶力の良さと「嫌なことからは逃れたい」という性質を調教に利用します。調教をするときは基本的に馬の嫌がることをやって、人が馬にさせたいと思った動作をしたら、嫌がることをするのを止め馬を褒めます。これを根気よく反復して、こうやればいやなことから解放されるんだということを馬に憶えさせて扶助の意味を理解させます。
調教専門の人がいない小規模なクラブでは、私たちに乗馬を教えてくれる先生がこうした訓練をほどこします。先生が馬に乗って見本を見せてくれます。大仰な動きをせずにちょっとした動き(扶助)で馬を思うがままに動かします。私が乗ったらちっとも動いてくれないのに、先生が乗ったらなんでこんなにスイスイ動くんだろうと、先生の技量をうらやましく思うと同時に自分の下手さが嫌になります。
が、その馬は先生が調教をしたんだということを思えば、自分の技量のなさにどっと落ち込んでしまう必要もありません。自分は先生の動きを忠実には再現できていないだけの話なのです。こっちの足をこうして、こっちはこう、体をこうして手綱はこうと先生に教わります。でも、その通りやったとしても、馬に伝わる刺激としては先生のものと同じではなく、微妙に違うはずです。力を入れる方向や鞍への重みの掛かり方などもそう簡単に再現できるはずがありません。こうした違いを馬が検知して、思い通りには動いてくれないのです。そこで、いろいろやってみて先生が動かしたように馬が動いたときに、「ああ、先生の扶助はこうやっていたのか」と知るわけす。乗っている人が馬に調教されて扶助の意味(やり方)を知るようなものです。
3.だれでもが調教者:
先生は同じことを繰り返して馬に教え込むわけですが、馬を教え込むのは先生ばかりではありません。私のような初心者も馬にいろいろ教え込みます。「走れ」の扶助で走り出したら体勢を崩して手綱にしがみ付いて「走れなんていってないぞ、止まれといってるんだ」と教えます。右に曲がるつもりの扶助が悪くて結果的に馬は左に曲がる。これを「そうじゃないんだよ」といってむりやり右に捻じ曲げる。馬が扶助に従っているのにぐいぐい同じ扶助を続けて「そういう意味の扶助じゃないんだよ」と教えます。乗っている間中なにか(多くは良くないこと)を教えています。
先生が乗ろうが、私が乗ろうが馬にとってはいやなことをやられたら、そのいやなことからは逃れたいのです。逃れることができたら「これは、そうやれということですね」と学習します。誰が乗っていても同じです。しかし、先生の場合は「これ」がいつも同じですから、しっかり正しく学習できます。私の場合は下手ですから体勢はいつも不安定、同じことをきちんと再現できません。「これはそうやれという意味ですね」の「これ」が場合によって違いますから、馬はストレートに学ぶというより混乱します。けれども何かを学習します。
4.初心者練習馬:
こういうわけですから、初心者をオリンピックにでるような馬には乗せられません。せっかく軽い扶助でパッと動くようにしてある高級馬に初心者を乗せたら(調教させたら)馬がダメになってしまいます。第一、ちょっと触っただけでパッと走ったり、さっと曲がったりしたら乗っている初心者は、あっさりと落とされてしまいます。危なくて乗せられません。
初心者には、過敏な反応をしないちょっと鈍感なくらいの馬を使います。これなら安全です。多少鈍感だということは、軽い扶助ではダメだということで、両脚で馬体を挟んで前進を指示する場合も、軽く挟んだくらいでは動いてくれません。力いっぱいギューっとやらなくては前進してくれません。はなはだしい場合は「蹴って、蹴って」とインストラクタに言われてドカドカと蹴らなければ動いてくれません。ですから初心者練習馬に乗るには力が必要です。
「馬に乗るのに筋力はいりません。馬体を脹脛で絞める力が必要なら、オリンピックに非力な女性がでられたりしませんよ」など教本は言うべきではないと思います。オリンピックに出るような人は鍛えているから力が強いんです。本人は力をこめていないつもりでも無意識にしっかり力が出るのです。もっともオリンピックに出るような馬はぐいぐい力を入れなくても動いてくれることも間違いありません。しかし、初心者(初心者練習馬向け)には、力は絶対に必要です。「力は必要です。でも、乗っているうちにその力は鍛えられますから、今非力だからといって心配する必要はありません」と言うべきでしょう。力はいらないなどと変なことを言われると、素人はやり方が悪いんだと悩んだりします。
安定して乗っているられるための腹筋・背筋の力も必要です。
5.鞍の動きを知る:
しばらく乗っていると多少とも筋力がついてきて、脚による扶助らしいものが出せるようになってきます。脚とともに重要なのが体重による扶助です。体重が鞍のどこにどう掛かっているかということも有効な扶助になります。先生は体重を右にかけろ左に掛けろとはおっしゃいません。まっすぐ真上に乗れとおっしゃいます。真っ直ぐ乗れていない段階で、右だ左だといっても意味がないということでしょう。常に真っ直ぐ乗れることは基本の基本です。
馬の動きによって乗り手の尻は上下左右に揺すられて安定しません。常に真っ直ぐに乗れないということは、この安定しない尻の動きで体重もあちこち移動して、馬にとって体重移動による扶助は「右へ行け、いやいやそじゃない、左だ」「進め、いや違う止まれ」と言っていることになってしまいます。脚で右に行けと言われ、尻(体重)では左に行けと言われたら、馬は何をしてよいか解りません。
姿勢を真っ直ぐ安定して乗れるということは扶助が安定して出せるということで、脚による扶助のためにも必須です。そして、姿勢を真っ直ぐ安定に保つことができると、安定した尻の位置(坐骨の位置)が解るようになります。これには調馬索による練習が好適です。調馬索なしでは乗り手は馬の方向、スピード、などいろいろコントロールしないといけませんから、尻がどうなっているかなどに構っていられません。しかし、調馬索ならたとえ手綱を持たなくても馬は一定の速度で動いてくれます。ですから、乗り手は自分の尻が鞍とどのような関係にあるのかに神経を集中できるのです。先生は調馬索で馬の回転半径などが変わったときに鞍の感触が変化することを尻で感じろとおっしゃいます。神経を集中すればたしかに微妙な動きが解ります。
調馬索を徹底的にやるのが良いと先生はおっしゃいます。そのとおりだと思います。調馬索で先生に姿勢をチェックしていただきながら尻に神経を集中すれば10鞍ていどで尻と鞍の位置関係が解ります。丁度よい乗り心地、いまちょっとずれたというようなことが解ってきます。
6.試して見よう:
ちょうど真ん中のまっすぐした尻の位置が解り、これに安定して座っていられるようになると、これを意図的にずらせることができます。調馬索なしで普通に乗っている時に、手綱や脚の扶助と合わせて尻の位置の変化を加えてみます。扶助をだして「おっとそうじゃない」という動きを馬がしたときに、尻の位置の変化も加えてみると馬の動きが変わってきます。反応がよくなったかのように感じます。うまくゆくと自分が上手になったようにすら感じます。
これが本物(正しい坐骨による扶助)かどうか解りませんが、調馬索練習でなにか一段前に進めたように思えます。ただし、まだまだ「ちょっとできたかな」という程度でどのような状況でもこれができるとは思えません。先生は暖かくなるまでずっと調馬索をやりましょうとおっしゃってくれます。ありがたいことです。調馬索を徹底してやって、常歩、速足、駈足とどんな歩様でも常に安定してまっすぐ座っていられるようになりたいものです。
静岡の先生のクラブが2歳半の若駒を買いました。鞍を置ける程度から先生が調教を始めて3か月、一応三種の歩様はできるまでになりました、というお話で、乗せてくれました。父親がハフリンガー種で見かけは小さいのですが、背幅も広く乗ってみると結構大きな馬に乗っているようなしっかりした感じです。
乗る前に、先生の調馬索による調教を見学します。先生の「速歩」「駈歩」「ほー」という声で走ったり歩いたり止まったりしています。調馬索そのものや追い鞭をごちゃごちゃやっている様子はありません。純粋に声だけで動いているようです。賢い馬です。
そのあと「では乗ってみましょう」ということで、乗りました。必ず踏み台を使って乗れ、ということです。地面から鐙に足を掛けてよっこらしょと乗ると、鞍の片側に極端に加重されて、慣れない馬は鞍をつけるのを嫌がるようになる可能性があるからだそうです。馬に跨ったら先生は「気を付けて」とおっしゃいます。何に気を付けるかというと、馬がちょっとしたことに驚いて跳ねたり走ったりすることに対してです。埒外の草が風に吹かれて揺れたら、ビクッとして横跳びしそうになりましたが、なんとか抑えることはできました。少し前には何かに驚いて隅角から反対の隅角までぶっ飛んだりしたそうです。
馬上から声をしっかり出して、「駈歩」と大声をだしてから駈歩の扶助を与えます。素直に走ってくれました。「ほー」と声を掛けて半減却・手綱を控えます。ちゃんと止まってくれました。「はい、ほめてー」と先生。ポンポンと平首をたたいてやって「よしよし」と褒めます。なーるほど。声にはしっかり反応するので、「駈歩」といって駈歩の扶助を行って走らすことで、「この扶助は駈歩しろということなんだ」と判らせるようです(素人のあて推量です)。
乗せてもらう前に先生が「馬に乗っているとき寡黙すぎる。もっと声を出さなきゃぁ」とおっしゃいました。「なにをいっているのかな?」という感じでしたが、こういうことだったのですね。脚や手綱でごちゃごちゃやるよりも、声で乗り手の気迫を伝えるのが大事だ、気迫というものは馬によく伝わるんだとおっしゃいます。「走れ」という気迫を伝えて走らす、というのは面白い。馬という生き物に乗っていればこその話でしょうね。
「はい、両足を開いて蹴る真似をして」と言われ、両足を広げたら馬はバッと走り出しました。「ほらぁー、だめだめ」と先生。「蹴って合図を送っていないのに、勝手に走り出したら抑えなくちゃぁ。勝手なことをやらせちゃダメ。」とおっしゃいます。なーるほど、そうやって一つ一つ覚えこませていくのですね。
50cm程度の障碍の真似も跳ばせてくれました。乗り心地の良い飛越をしてくれます。3か月で素晴らしいですねと言ったら、最初は大変だったんだ、障碍だって跳ばずに体当たりして柵を跳ね飛ばしていったんだから、というお話です。跳びこせるような障害物があったら、馬なら自然と跳びこすだろうと思っていたら、そうではないというお話です。跳び越えるんだよ、と教えないと跳ばないそうです。
どうやら障碍に限らず、人が馬に乗ってやる(やらせる)ことは全部「こうやれよ」と教えたことだと思えてきました。
ちょっと動かしたら、「はい、それで充分。褒めてやって」とおっしゃいます。次はこれをやってみてと先生。これも素直に動いてくれます。ちょっと動いたら「それで充分。はい、褒めてー」と先生。うーーん、こうやって根気よく、すこしずつやらせていって扶助の意味を理解させて育ててゆくのですね。人が楽しく乗れる馬を作り上げるのはほんとに大変なことです。
私があちこちで「乗せてください」といって乗馬を楽しめるのも、こうした訓練をしてある馬が用意されているからなのですね。調教ありがとうございます。
どうも自分ではこうしているつもり、というものほどあてにならないものはないようです。
「左がちょっと長い、左の手綱をもっ短く持って」と言われても、左右の手綱の長さは、自分からは同じ長さに見えます。「ほら、右に傾いている!」と言われても、こういう注意を散々されてきましたので、傾かないように気を付けています。自分では傾いたという覚えがありません。
ところが、馬はこちらの思い通りには動いてくれません。馬には「お前のやりたいことの意味が解らん。なんかおかしい」と言われているわけです。乗り手の姿勢が悪いから意図が馬に正しく伝わっていないのか、あるいは、扶助が間違っているかのどちらかですが、先生は「姿勢が悪い」とおっしゃいます。これはやはり、乗り手の姿勢が悪いのでしょう。いくら自分では傾いていないと思っても、先生には判るし、馬も精確に乗り手の悪い姿勢を感知したに違いありません。
先生に見ていただかなければ、「なんでうまくいかないの??」と悩むところですが、「姿勢が悪いからだ」と指摘していただけるので、直すところを絞り込めます。先生にほぼマンツーマンで見ていただいてご指摘いただけることは大変にありがたいことだと思います。
乗馬のことに限らず自分の欠点は自分では判らないものですねぇ。なにごとも上手くなろうとすれば、自分では判らない欠点・いけないところを第三者に見てもらうことが必須ですね。そういえば、昔自分のゴルフスイングの分解写真を撮ってもらったことがありましたが、自分が想像していたフォームとは全く違ったひどいものでがっかりしたことがありました。
手綱を握る拳の薬指の力加減で、、、、脚の位置を通常の位置より2−3cmずらせて、、、、坐骨で馬を押してやれば、、、、右の坐骨に体重を移して、、、とかなんとかいうのはいうのはみんな高級な内容であり、私のような初心者はとりあえず脇に置いておいてよいのではないかと思うようになりました。
たとえば、脚の位置を通常より(あるいは腹帯より)XXcm後ろに、、、とかいっても、普段脚の位置が安定せず馬の歩様によって、あるいは自分が馬上でバランスを崩して、常に脚は前後にあっちこち動いています。こんなふうに普段はなん十センチもぐらぐらさせていて、数cmの動きに特別な意味があると馬に解らせるのは無茶な話のように思えるのです。先生も本に書いてあるそういう細かいことを、ほとんどおっしゃいません。私のレベルは本に書いてあることを実践するには拙すぎると見抜いているようです。
目線をずらすな(地面を見るな、障碍を見るな、回転内側を見るななど)、姿勢を伸ばして馬の背骨に真っ直ぐ乗れ、踵を下げて、などをやかましくおっしゃいますが、曲がるときには内側の坐骨に体重を移動させてとか、馬が外側に逃げないように外側の脚で抑えて、などはほとんどおっしゃいません。細かいことができるレベルではないので馬上で正しい姿勢を保つということに集中して教えてくださって、他のことには目を瞑っていていらっしゃるようです。基本姿勢もできていないのに、右の坐骨に体重を移して、などと教えたら体を捻じ曲げる悪い癖がついて、背を伸ばして馬には真っ直ぐに乗るという基本が崩れてしまうという心配をしてくださっているのでしょう。
ところが、最近のスラロームの練習で、「上体は曲げないでまっすぐのまま、右腰だけ少しだけで出して。右の鐙に体重が乗って右ひざも緩むでしょう」ということを教えてくださいました。初めのころは、常にまっすぐのって脚の圧迫と手綱の扶助だけでやりなさいとおっしゃっていたのとはずいぶん違います。「上体はまっすぐそのまま、腰だけ動かして」などは最初にやれといっても姿勢をおかしくさせるだけ、ということで以前は一切おっしゃらなかったのでしょう。近頃になって、もう次の段階へ進んでもよいと判断なさったのか、あるいは、すこしは本格的なことも教えておかなければとお考えになったのか、以前と違うことを教えてくれます。
まだまだ本に書いてあるようなことは教えてもらっていませんが、そのうち「あっ、それってあの本に書いてあったことだ」ということを教えていただけるような段階に進めると楽しみです。しかし、一方では、最初に教わった基本が100%できるようになっていないのに次を教わっていいのかしらと心配にもなります。もっともこんなことを心配して次へ進まないと、「2年通っていますがまだ駈歩をさせてもらえません」、ということになってしまうのでしょうが、、、
武術の極意書というのがあります。ところが、書いてあることはだいたいは訳が判りません。訳の判らない理由の一つは、読み手のレベルが解読・理解できる技量に達していないことでしょう。乗馬の技術書も、こういうものが多いように感じます。
乗馬ライフのツーポイント解説記事もそんな極意書のように読めました。「ツーポイントでの推進の扶助は(脚で馬体圧迫によるものでなく、脚の)関節をつなげて体重によっておこなう」というような説明は、私のような初心者にはどんなことか解りません。「関節をつなげ」と言われても、私の脚の関節はちゃんとつながっているし、それ以上どうやることを「つなぐ」というの?と訳が判りません。体重を掛けろといっても、普通に鐙に乗っていたって体重は鐙に掛かるのにそれとどう違うようにしろというの?とこれまた訳が判りません。
むかし、千葉周作が北辰一刀流の道場を開いたとき、それまでの道場主のように禅問答のような指導をするのでなくて、竹刀の持ち方はこう、小指で握って人差し指などはそえるだけ、とか非常に具体的で判りやすい指導をして大評判になり大いに繁盛しました。しかも指導を受けた人は実際に大変上達が速かったということです。乗馬界にも千葉周作のように素人判りする教えをしてくれる人はいないものでしょうか。
解説を書いた人は、長年の研究の結果一番大事なのは「関節をつなぐ」ことだったんだ、と悟ったのでしょう。でも、せっかく、体得された秘訣を紹介してくださっているのに、これで解る人はごく少数でしょうからもったいないと思います。今一歩噛み砕いて素人判りする説明にしてくだされば、もっと多くの人が上達できるのではないか、私も上手くなれるのではと夢見てしまうのです。
ただ、こうした先達のご好意(苦心の末発見された秘訣を開示して教えてくださる)に文句をぶーたれて、ほんの聞きかじりの初心者の分際で「極意を素人判りするように解説してくれ」とかいうのは、とんでもなく虫がいいというか身の程知らずな話をしているとは承知しています。私には難解な解説も、私より高レベルの人には「なるほどそうか」という判り易い説明であるかも知れませんし、私ももっともっと上達すれば、「あ、なるほどこういうことを言っていたのか」と次の段階にステップアップする助けになるかも知れません。だいたい、こんな文句は相手にぜず放っておけば、多少上手くなってそれまで難解だと言っていたものが判るようになって文句を言わなくなるか、こりゃやっぱり難しいと上達をあきらめてしまって文句を言わなくなるかのどちらかです。馬術関係者からは無視されて当然な訳ですが、そうは言っても乗馬界の千葉周作が出て欲しいものです。
ところで、私の先生は難解なことをまったく言いません。私のレベルが低くて高級なことを理解できないとご存知ゆえか、「あんたの姿勢はこうなっているでしょ、すると体重がこう馬に掛かって馬はこう動いちゃうよ」と非常に具体的に教えてくれます。じつは先生が馬に乗っているところを見たことがないので、失礼ながら先生の技術が千葉周作かどうかは知りません(見ても判らないでしょうが)が、教え方は千葉周作かと思えてしまいます。ありがたいことです。
補足: その後先生が乗って見せてくれました。先生の技術を評価する力は私にはありませんが、馬がとてもスムーズに動いてうらやましい限りです。
Webに掲載されていた速歩のビデオをある先生に見せて技術的質問をしたら、先生いわく「これは参考にしない方がよい。このビデオの馬も人も相当高級なレベル。初心者に乗馬を指導するには練習用の馬を使うので、高度な馬場馬術ができるような馬の動きを前提とした指導は意味がない」とのこと。
初心者用の練習用の馬!?、、、、うーん、、、、そんな低レベルの馬に乗せないで高級技術を仕込んだいい馬に乗せてよ と一瞬思ったが それは「ひがごと」かもしれない。
初心者が高級技術を仕込まれた感度の高い馬に乗ったらどうなるだろうか? ちょっとしたことでバランスを崩して手綱を引っ張ったり 足で馬体にしがみ付いたりすることを、なにかの扶助だと勘違いして馬は乗り手が予想もしなかった動きをしてしまうだろう。馬はこうしろと指示されたからそうした、乗り手はそんな指示はした覚えはない(単にしがみ付いただけ) というわけだから、乗り手も困るが、馬にとってもとんでもなく迷惑な話だろう。
「そんな乗り方をして、、落ちるよ」と言われて「どうして?別に危なく無いじゃん」と思ったことがありますが、敏感な高級馬だったら パッと反応して動くから落ちてしまう、初心者用の安全な馬だから落ちていないだけだ ということだったのでしょう。多少鈍いような馬なら乗り手がバランスを取り戻すまで敏感な反応はせずに待ってくれるのかもしれません。
ということは、馬のレベルと乗り手のレベルは合っていないといけないということ。考えれば当たり前かもしれないが含蓄の深い話。 だが、馬にレベルがあるということはそのレベルに沿った扶助の与え方というものがあるはず。それは高級技術を仕込んだ馬に対する扶助とは違うかも知れない、、、、と 心配しても詮無い話。まずは初心者用の馬にしか乗れないのだから、、、、。
で、初心者用馬でも高級馬でも共通であるはずの騎上でのバランス これを習得することを最大の目標にして練習するのが良いと思えてきた。というか 乗馬の極意はバランスにあり ということでいいのかしら??
追記: 先生が調馬索で馬を運動させているのを見た後で、馬の歩幅の話をしていたら、「この馬の踏み込みはそれほど良くないんだよ。ほんとは今乗せてあげている馬くらいに作るといいんだけど、それだと初心者練習向けの馬じゃなくなっちゃうからね」とおっしゃいます。「初心者用の動きのやや鈍い馬というのはやっぱりいるのか」と思うと同時に、「おっ、これは。自分は初心者レベルを脱したのか?」とうれしくなりました。しかし、以前に「この馬は横木を(跨がずに)跳び越えるかもしれないから気を付けて」と乗せられた馬は、駈歩もぐんぐん出るしジャンプも力強く気持ちよく乗れたのですが、途中からおかしくなって、「馬が怒り出した」といわれるような散々な結果に終わりましたが、それいらいこの馬には乗せてくれません。まだ私のレベルは良い馬をダメにする低レベルの域を脱してはいないようです。 <追記終わり>
股関節の固い人もいれば柔軟な人もいる。人それぞれに、得意な動きと苦手な動きなど全部違う。それを一緒くたにして、こうやって乗らなければいけないと一律に押し付けるのは間違いだ、という話をどこかで読んだことがある。
馬にもこうした違いがあるはずで、右回りが得意だとか、駈歩が出やすいだとか、あるいはまた、調教した人の調教の仕方によって、こうやればこう動くというのも違っていてしかるべきように思います。
で、こんな風に違いがあるということは、その違いに応じたいろいろなやり方を沢山知っていた方が良いのだと思います。たとえば、馬を右に曲がらせよるとして、その方法を何通りか知っているほうが、このやり方ひとつしか知らない、というよりも良いことは明らか。一つの方法しか知らないでそれで上手くいかないと、その扶助をもっと力強く執拗に続けるより他なく、お手上げになってしまう可能性が高いでしょう。幾通りも知っていれば、ダメなときには別の方法で上手く行くということがあるでしょう。
ところで、いつも同じ先生、同じ馬でレッスン(自馬をもたないとこういうことはないのかな)を受けていると、先生がベストと思っているやりかた、その馬にもっとも適したやりかただけを習うことになるのではないだろうか。一本の基本の筋道を習得するには、これは良いことでしょうが、いろいろなやり方(バリエーション)を習得するという意味では、違う先生、違う馬でのレッスンも大切なように思えます。
乗馬歴が何百鞍だという人でも、外乗に来てろくに馬を動かせない人がいる、という話を聞きますが、こういう人は乗り方が下手なわけではなく、ずっと同じ高級な馬にばかり乗っていて、いろんな馬に乗った経験が少ないというだけなのではないでしょうか?外乗には、ちょっとのことに敏感に反応するような繊細な馬は普通使わないと思いますので、その人が普段やっている扶助が通じず、他のやり方を知らなかったのでお手上げになってしまったのだと思います。環境も馬場とは違いますしねぇ。
ということで、同じ先生に継続的に習って自分の欠点もとことん知ってもらって指導を受けることと、同時に、いろいろな馬に乗ってみて「ふーん、こういう馬もいるんだ」と知って、かつ、いろいろなやり方を本で調べて、あるいは、いろいろな先生に習って「こういうやり方もあるんだ」と知ることの両方が車の両輪のように必要なのだと思います。
落馬の仕方といっても、「こうやって落馬したらケガをしない」とかいう話ではありません。(こうやって落ちたらよいという技術紹介はYoutubeにあります)
たとえ、「こうやれば落ちてもケガをしない」などという方法があったとしても、とてもその方法を実践するひまなどありません。だいたい、落ちたときにどうやって落ちたなどと憶えていないことが普通です。ズルズルズルと時間をかけてずり落ちたような落ち方なら、こういう風に落ちたと憶えているかもしれません。しかし、普通は憶えておりません。
馬といっしょに転んだことがありますが、そのときゴロンと一回転して馬が自分の体の上を転がっていったのか、単に放り出されただけなのか憶えていませんでした。背中が地面についた感触、仰向けになった目の前をまっ黒な巨大な物体が通り過ぎた感じ、圧迫感から、馬が自分の上を転がったように思うのですが、本当にそうか?と言われると、はっきりした記憶がないのです。そのくらい、一瞬の出来事ですから、そんなときに、こうやりゃ大丈夫などという方法を実践することは、まず無理だと思います。
さて、ここでの話は、落ちた後、手綱は掴んでいた方が良いかのか、放してしまった方が良いのかというものです。
「落ちるときには手綱を掴んでいるべきだ、なぜなら手綱を掴んでいることにより頭から落ちることを防止できる」、という意見があります。手綱はしっかり掴んでいたのですが、頭から地面に突き刺さったことがありますから、必ずしも頭から落ちることを防止できる訳ではないようです。しかし、それでもたいしたケガに至らなかったのは手綱を掴んでいたおかげかも知れません。落ちるときは本能的に何かにしがみ付きますから、掴んでいるべきだと言われなくともだいたいの人は落ちるときには手綱はしっかり掴んでいるように思います。まあ、落ちる瞬間は手綱を掴んでいた方が、放してしまうよりは良いかもしれません。
で、問題は落ちた後の話です。先生に「落ちた後、自分は地面に転がってしまっているようなとき、どうしたらよいですか?」と聞くと、それは「すぐに手綱を放せ」、とおっしゃいます。理由は一刻も早く馬を自分から離すべきだからだそうです。落ちたあと、馬の傍にいるのは危ないということです。以前外乗で落ちたとき、馬は落ちて地面に這いつくばって手綱にしがみ付いている私をとんでもない化け物だと思ったらしく、恐怖のあまり全力で後退りされ地面を散々引き摺られてひどい目にあったことがあります。
手綱を放してしまったら後はどうなるか?馬が暴走をしたりすれば、馬場内で部班で運動しているときなどは、他の馬(人)に大迷惑を掛けることになります。複数馬での外乗でも同じようなことでしょう。単独の外乗だとだれにも迷惑はかかりませんが、馬が空身で戻ってきたりしたら大騒ぎになるでしょう。実はこれが心配で手綱にしがみ付いていたのでした。どこに落ちたか判らないのですから探しに行くのも大変です。しかし、こんな心配をするよりも、まずわが身の安全確保ということで、「手に負えないときはすぐに放せ」ということだと思います。とにかく、「何が何でも手綱を放しちゃいかん、あくまでも放さずに持っていろ」ということは無いようです。
補足: 外乗の途中で落し物に気が付いて、落としたと思われるあたりを馬上から探しましたが見つかりません。馬から降りて歩いて探そうと馬を近くの木につないで探しましたが見つかりません。あきらめて馬をつないだところに戻ると、「えーっ!!」馬がいません。思わず真っ青。しっかりつないだはずなのにどこへ行ったのか?空身で馬場にもどっていたりしたら、どんな大騒ぎになっていることかと、一瞬あたりが真っ暗になりました。これはとんだドジをこいたと急ぎ戻ろうとすると、ほんの数十m先で何事も無かったかのようにのんきに草を食べているではありませんか。手綱は切れていました。手綱が地面にたれるようなつなぎ方をしていたので、垂れた手綱を踏みつけて首をぐんっと持ち上げたときに切れたのでしょう。 で、野外で落ちて手綱を放しても、馬は馬房へ一直線に戻るということはせず、途中で道草を食うと思えます。 が、必ず道草を食うかというと、なにせ馬ですからねぇ、途中で止まらずにさっさと戻られても、馬にあるまじき行いとは言えそうにありません。どんな振る舞いをするか一頭一頭違っているので、この場合はこうという公式が当てはまらないところが我々初心者にはどうしたら良いか判らない悩ましいところです。
補足: Youtubeを見ていたら「どうやって馬と転ぶか」という落馬練習のビデオがありました。馬が前足を折りたたむように転んだ、あるいは、障碍直前で急停止したような状況を機械を使ってシミュレーション。プロの騎手やセミプロをこれに乗せて怪我をしない受け身の取り方を訓練しています。とても面白い映像だと思います。こちらから見てください。
「上手になれば力は要らない」といいますが まずこれは多くの場合 嘘ですね。合気道や柔道の達人が「力じゃないよ」といいますが嘘です。達人になるまでに普通の人の及ばない努力(訓練)を積んでいますから、達人の力は普通人の何倍もあります。彼らからすれば「力じゃない」のでしょうが 鍛えていないものと較べれば大変な力です。
乗馬も似たようなところがあるように思います。脹脛で馬体を圧迫したり 鐙に立ってバランスを取って乗ったりには普段使わない筋肉を使います。練習を集中的にすると こんなところに筋肉があったかしら?というところが筋肉痛になったり、思わぬところに筋肉が付いたりします。こうしたことを経過して最初よりは楽に乗れるようになるところをみると、ある程度は筋力がないとちゃんと乗れないということがあると思います。
乗馬をする->>乗馬に必要な筋肉が鍛えられる->>それなりの筋力がついて楽に乗れる->>扶助が楽にできるようになる->>上達する というパスがあるのでしょう。
レベルの低い話ですが、馬のなかにずぶといやつもいて 外乗などで乗り手がヘボイとみるとサボって帰ろうとします。これを帰らせないようにするには相当腕力も要ります。こりゃ腕力のない女性では無理だろうなぁ と思わせられることもたびたびです。こういいう馬と力比べをするというのは邪道、というか、本来の乗馬にはまったく必要のないことでしょうけれども、、、、
ただし、柔道などと違い、相手の馬は基本的には倒すべき敵ではありませんから、うまく協力関係を築ければ バランスをとるなどに必要な筋力さえあれば それほど力は要らないだろう とは想像できます。ただし現状は一鞍も乗ればヘトヘトですから筋力も技術も無いことは確か。せめてその程度では疲れきらないだけの筋力と技量は早く欲しいものです。
追記: 先生に教わっているとき、馬に乗っている間は腹筋背筋に力をいれて背筋をしっかり立てて乗れという話題になりました。先生いわく「有名選手たちは、鍛えているから腹筋背筋に力があるんです。しかも、腹筋背筋に力を入れて乗る訓練しているから、力まなくても自然に力が入っているのです」というお話を聞きました。武道だけでなく乗馬もやはりそうかと、我が意を強くしました。
この馬だとあるていどきちんと乗れる(思ったところで曲がったりとまったり、蹄跡にきちんと戻らせたりできる)が、別の馬だとそうもいかない。これは、こちらの扶助を解釈するそれぞれの馬の賢さの違いせいだと思っていたら、そうでもないらしい。
馬の首は右を向いており、体重も右寄りにしているはずなのに、馬は左へ進む。「先生、右に行きたいのに左へいってしまうんですけど。」 先生いわく、前かがみで重心がずれている。体重は右寄りにしているはずなのに、実際は姿勢が悪いためにそうなっていないらしい。馬が思った方向へ動いてくれないと、思わず足元を見て、そっちじゃない、こっちだ、それじゃ置いてあるコーンの内側を通ってしまうよぉーとなるので、姿勢が前かがみになって、しかも足元をのぞくから体が撚れるらしい。軽速歩の手前があっているか確かめるのに馬の前脚を覗いたら、「ほら、また下を見る」と先生。こんなちょっとしたことでも姿勢に影響するらしい。
「手綱や脚でごちゃごちゃやる前にまず姿勢を正して」と言われて、きちんと座りなおし。すると、あらふしぎ、馬が撚れなくなったような気がする。思った通りに動いてくれないと、そうじゃない、こっちだとやろうとして知らず知らずに姿勢が前かがみになって正しく乗れていないようだ。
ということで、騎座もまだきちんと安定していないから、馬の個性(反動の違いとか歩様のちょっとした違い)によって姿勢が崩れて、正しい扶助(特に体重のかけ方)ができないので、あの馬ならなんとか上手く行くのに、この馬はどうもねぇ ということになっているらしい。常に正しい姿勢(馬上でまっすぐ上に背伸びした姿勢)をとることができるようになって、我ながら上手くなったもんだね、となりたいですねぇ。
補足: このあと先生と話をしていたら「馬というのは曲がるかまっすぐ進むかしかできない動物。横によれる というのは横に行くという訓練をしてある馬だからそうなる」という話でした。扶助がちゃんとできていないから、横によれさせているつもりはなくとも横に行かせる扶助になってしまっているために横によれる。横に行く訓練をしていない馬だと、そういう扶助には反応しないからまっすぐ行くということがあるようです。ま、どうであれ 正しい扶助がきちんとできていないことだけは確かなようです。
馬は本当に不思議な動物に思えます。
馬以外の動物は人が乗るのに適しておらず、馬だけが人が乗るのにちょうどよい体の構造と性質をもっています。こういうと 人間自己中のとんでもない考え方だ と非難を受けそうですが 牛だって、鹿だって、キリンだって、なんだっているのに なぜ馬だけがこんなに人が乗るのに都合よくできているんだろう と不思議です。
「人を乗せるのが好きな馬なんかいないよ」 という意見と 「そうじゃない 人を乗せて その人と一緒になにか達成することが楽しい馬もいるんだ」という意見があり どちらが本当かわかりません。野生の馬や人を乗せたことないない馬は、人を乗せるのが好きではないことは間違いないでしょう。 外乗に出かけるのを渋られたりすると 「そうだろうなぁ 人を乗せて邪魔だし重いし 嫌なんだろうなぁ」と思ってしまいますが、 熟達者が鞍もハミも使わず 人馬一体で演技をしているのを見ると 「うーん、 この馬はこうして演技をすることが楽しいんだろうなぁ」としか思えないこともあります。
馬に、人と一緒に何かをすることの楽しさを与えるなどというのは、相当に馬と人との信頼関係が築かれていないと難しそう。自分の馬を持たず、行った先のクラブの馬に乗ったあとで体の手入れをしてやることくらいしかできないのでは こうした信頼関係を築くのは無理だよと落ちこんでしまいます。まあ、そんな馬に「もうお前は嫌だ、乗せるものか 俺に触るなあっちへ行け」と嫌がられていないことが救いです。
現在は 「今日は乗せたくないよ」=>「そういわずに乗せてくれよ」 というのと、「乗せてやってもいいよ ノープロブレム」=>「サンキュー」という間のあたりをうろうろしているのではないかと思います。自馬を持って時間と愛情をそそげば「乗ってくれよー いっしょに遊ぼうぜ」と言われる関係になれるのかしら。 ん? 人は馬と対等であってはならず 乗り手は馬のボスでなければいけない と本には書いてあったなぁ。 「ボスの言うとおりに動けて うれしいなぁ」と思ってくれるようになる可能性があるのかしら?
ハミに連結された手綱を右に誘導すれば、馬は右に曲がる。これは、そうだろうなぁと思います。顔が右に向けば右に進むことは自然なこと。騎座の重心を左寄りにすれば、馬は左側へ動く。これも特に馬に教え込まなくても、馬がバランスを取ろうとしたら左に動かざるを得ないから自然なことに思えます。
両脹脛で馬体を圧迫すれば発進の合図になる。これって馬にとって当然なのだろうか?なぜこれが発進を意味するのだろうか? 右足をやや前に出し馬腹を圧迫し、左脚はやや引いて馬体を抑える。 どうしてこれが右へ曲がれの合図になるのだろうか?右前方を左へ押され、左後方は左へ行かないようにされるのだから、これは、左へ曲がるのが自然なのではないのだろうか? 野生馬でもこうやられたら右へ曲がりたくなるのかしら? 馬が後肢を前方へ踏み込むように 脚で扶助を与える。 乗っている人が脚で馬腹を圧迫すると、どうしてそれで馬は「脚をもっと前に踏み込まにゃぁ」と思うのだろうか?
馬の調教というものをどうやってやるのか、皆目知らないので、どういう扶助が馬の本来の自然な性質に沿ったもので、どういう扶助は徹底的に「こうやったら、こうしろ」と仕込んだおかげなのか判りません。
馬の自然な性質に拠らず、徹底的に仕込んだことによって扶助の意味が決まっているなら、そういう扶助は調教した人によって異なる可能性があるのだろうか?それとも「世界共通調教マニュアル」があって、こういう扶助はこういう意味だと徹底して仕込め、ということになっていて、世界中同じなのかしら? あるクラブのオーナーは脚である操作をすると、馬が後肢で立ち上がる(いわゆる棹立ちになるというやつ)ように仕込んだということでした。 ということは、かなり自由度があるということかな? まあ、共通マニュアルがあっても、いろいろな解釈の違いなどによって、まったく同じということにはならないのが当然かもしれない。馬の個性によっても、この馬は、これを強調してやらないと扶助をきちんと理解しないようだ、というようなこともあるでしょう。
こう考えると、うまくなったような気になっているときに、普段と違う馬に乗ったらまったく思うとおりに動いてくれなくても、ドヨヨーーンと落ち込むこともない。自分の教わった扶助と、この馬が仕込まれている扶助は若干違うんだろうなぁ、と考えて自らを慰めることができます。まあ、実際は、こちらがヘボイだけで教えられた扶助が正しくできていないのだけれど、普段乗っている馬は「ああ、またこいつか。こいつのこれは、こうして欲しいということなんだよなぁ」と賢くも反応してくれている(注1)おかげで、上手くなった気になれていただけなのでしょう。
こんなことを考えると、自馬を持たずに、その折々にいろいろな馬に乗るということだと、馬術を極めるのは難しいでしょうが、「馬ってこういうもんなんだ」と知ることには好都合だと思えたりします。
注1: 先生にこの話をしたら、馬が賢く乗り手一人ひとりの癖を賢く判断してくれる などということは無いそうです。とするとたまたま上手く出来ているときもあるのかしら?
追記: 乗馬ライフをみていたら馬の調教について判りやすい面白い記事がでていました。「調教というのは基本的に馬の嫌がることをやる。人が馬にさせたいと思った動作を馬がしたら、嫌がることをするのを止めてやる。すると、こうやればいやなことから解放されるんだということを馬が憶えて扶助の意味を理解して、だんだんと扶助に従うようになる」という記事でした。たとえば、脚で馬体をグッと圧迫する。馬はいやがって何かをするわけですが、馬によっては後ろへさがったりするやつもいる。馬が前に進むまで圧迫を止めず、前に進んだら圧迫を止める。これを繰り返すと馬は、前に進めばいやなことから解放されると学習して、脚の扶助で前に進むようになるというお話でした。なるほどねぇ。 馬が扶助にしたがっているのにグイグイとその扶助を続けるということは、そういう意味の扶助じゃないぞ、と馬に言っているようなもので、扶助にはメリハリが必要だということはこういうことが理由だったのですね。
追記2: 馬に教え込まなければ私たちが普段馬場で目にするような駆け足はできないという話で、昔の人は走れなかったという話を思い出しました。幕府崩壊のころのことを書いた本に、幕府が洋式軍隊を整備したときに兵隊連中は団体行動の基本であるそろって駆け足をするということができなかったそうです。この話を読んだときは、幕府の駄目さ加減を強調するために誇張して書いてあるのではないか、と思いましたが、馬の駆け足の話を聞いてからは、誇張でもなんでもなく本当に走れなかったのだと考えるようになりました。走ることが天職の馬でさえ、教えられなければ走れないのですから、まして人は教えられなければ走れないのも当たり前だと思った次第です。昔の人の歩き方は「なんば(歩き)」といって今の西洋流の歩き方とは体の使い方が違っていたそうですしね。西洋流の走りは、教えられ訓練を受けなければできなかったのも当たり前かもしれません。
馬に乗っているとドスドスと上下に背骨が餅つき状態になって、椎間板に良い訳が無い。乗馬は腰(椎間板ヘルニア?)に悪いんじゃないか、と思えることがあるのですが、どうでしょうか?日常生活ではこんなにどすんどすんされることはありませんからねぇ。
長年のデスクワークが祟ったのか、脚にしびれが出るようになり、どうも腰(椎間板)が原因ではないかいなと勝手に思っていました。ちょっと悪化した折に、ナショナルジョーバで腰をマッサージしようと二鞍続けて(30分ですね)乗って、腰をぐにゃぐにゃとやったら、翌日からひどいことになってしばらくは歩くのにさえ難渋しました。何でジョーバで腰を直そうと思ったのか今考えるとアホな話ですが、これは腰には良くなかったことは確かです。実際の乗馬でも、腰をぐにゃぐにゃとやれば、やはり腰にはとんでもなく悪いということは間違いないと思います。
先生は、「しっかり馬上で背伸びして、ドスドスという反動を背骨を取り囲む筋肉でしっかり受け止めなければいけない、絶対にぐにゃぐにゃとやってはいけない、ぐにゃぐにゃやると腰をいためる」とおっしゃいます。しっかり真っ直ぐ立つと確かに、背骨へのダメージは少ないようだと実感できます。
ところで、腰痛が多少残っているときに、ゴルフを二日連続でやったら、二日目の昼飯時に足が動かなくなって手すりに掴まらないと歩けなくなりました。なんとか、誤魔化して午後を乗り切りましたが、これで乗馬よりもゴルフが何倍も腰には悪いと確信しました。腰痛でゴルフに付き合えなくなったという人に、どうしたの?原因は何?と聞いたら、「ゴルフのやりすぎ」と言う人は私の周りにも結構います。このことからも、乗馬はゴルフよりも腰へのダメージはずっと少ないと言ってもいいのでしょう。
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以下に落ちたり蹴られたり 私の沢山の失敗の中からいくつかをご紹介します。何かのご参考になれば、、、。
全部 外乗でのトラブルです。
ボディープロテクタはどうか知りませんが ヘルメットは必須ですねぇ。
(1)馬がパニックにならないように注意。特に肢に何かが絡みつくとこれを外そうとして大パニックになるので足場の悪いところを通過するときは要注意。
(2)暴走しても6−700mも走れば(現役の競走馬じゃないんだから)疲れてスピードダウンする。慌てずに馬の疲れを待とう。反動が悪いと バンバンとお尻を跳ね上がられてバランスを崩して落ちる可能性もあるので 鞍の落馬防止用のバンドなどにつかまって、鐙に立って膝で反動を抜くことで跳ね上げられて落ちることを防ぐ。暴走の気配があったらすぐに止めよう。(走り出してしまってからでは停まらない)
(3)馬の尻周り1m以内には近づかない。臆病な馬は得体の知れぬものが近づくと嫌がって蹴ります。また夏場にアブなどを肢をあげて追い払っているときにも近づかない方が無難。
| 分類 | 内容 | 身体の被害度合い | 反省事項 |
| 落馬 | 森の中をやや暴走気味に駈歩。道の途中に地上1.8mほどの高さに通行止めのロープが張ってある。ロープの前で止めようとしたが止まらない。 馬体がロープにぶつかっても停まらない。「ロープは切れて馬は走り続けるだろう」と思った瞬間に馬は急停止(ロープは切れず)。見事な一本背負いがきまって 私はまっすぐ馬の頭越えにロケットのように頭から地面に墜落して、体は縦に一回転。 しかしヘルメットのおかげか まったくケガはなし 運が良かったとしか言いようがない。馬は急停止した後は落ち着いており暴れたりせず。 |
なし | 暴走前にきちんとスピードコントロールすること |
| 落馬 | 地上の低いところに(地面から20−30cm)ロープが張ってある。常歩で跨がせて越させたら、前肢はロープを越えたが後肢がロープに引っかかって馬はパニック。後肢をロープから外そうとして暴れた馬から振り落とされる。 落馬それ自体は大したことは無かったが地面に倒れている私を、何か得体の知れない物体だと怖がって馬は全力で後ずさり。馬が逃げないようにしっかり手綱をもっていたのでずりずり引き摺られて立ち上がる隙がない。なんとか馬をなだめて立ち上がれたがこの間 肘と膝頭を骨が見えるのではないかというくらい擦りむいた。(手綱を放してしまうべきだったかもしれない) |
すりむき傷が治るのに2ヶ月ほど | ロープや蔦、長い木の枝など馬の足に絡まる可能性のあるものが地上にあるときは要注意 |
| 落馬 | 野原を常歩で進んでいたらとつぜん草むらから雉が飛び出した。これに驚いた馬はよこっとびして走り出した。 バランスを崩して落ちたが 思わず馬の首っ玉にしがみついてぶら下がった格好になったところ 馬が停まってくれて足から着地できた。 その後YouTubeを見ていたら首っ玉にしがみ付いてぶら下がった騎手をそのままに走り続けた競走馬がいた。首っ玉にしがみ付いても馬は止まってくれるとは限らないらしい。 |
なし | 草むらや藪からの鳥の飛び出しはよくあること。何時横跳ねされても良いように備えておくべし。 |
| 暴走 | 走り出した馬が何をやっても止まらない。普通は一方の手綱だけを無理やり引いて首を捻じ曲げてやれば(馬が転ぶ可能性があるので危ないが)スピードは多少ダウンするのだがまったく効かない。 砂地(海岸)なので落ちても死ぬことはないかと止めるのはあきらめ馬の疲れを待って落ちないようバランスにだけ注意。 そのうち馬の速度がやや鈍ったところで止めることができた。(馬がいうことを聞かずに勝手に走ったら どんどん走らせて疲れて停まるまで走らせてやるんだ という乗馬クラブオーナーもいました。) |
なし | 暴走に入る前に前兆を捕らえて馬を抑えること |
| 物見 | 前回(一月前)は素直に通過したところで ぴたっと停止。 とくに何かがあるという訳ではない(材木がつんであったり、バイクが止まっていたり 普段ないものがあるところでの物見なら、怖いものではないと解らせたりして馬を動かせることもあるのだが、、、)。 鞭でも拍車でもまったく進もうとせず、 進めようとすると後ずさり。完全にお手上げ。仕方なく通過をあきらめて来た道を戻る。 |
なし | こういうのには対策は無いそうで、無理に鞭で進ませるのは暴走されたり危ないとのこと。降りて引っ張って進むのも、同じく止めたほうが良いとのこと。 |
| 外乗拒否 | 外乗コースへでる途中に馬房がある。外乗へ出ようとしたが、馬は馬房へ戻ろうとして鞭でも脚でも何をやっても外乗コースへ出ようとしない。前回はごく素直に出かけたのに、今回はどうやってもだめ。見かねたオーナーが轡をとってくれて外乗コースへ引いて行こうとしてもまったく動かない。オーナーでさえ引いて前に出すことは不可能で、前から馬の顔に圧力をかけて後退させることしかできない。 しかたなくオーナーは、私を下ろして、馬をぐるっと回して馬の顔に圧力をかけて後ろに下がらせて馬を外乗コースへ(後ろ向きに)押し出す。50mほどこうやってコースを進ませて(さがらせて)から、こんどは馬の向きを直して引いてコースをさらに進む。100mほど進むと、馬はオーナーの後からすなおに付いて歩くようになった。 しばらく歩いた後、私が乗ったが何の問題もなく、馬房へ戻りたがったりもせず、暴走もせず、すなおにコースを動いてくれる。 なにが原因で嫌がったのかまったく判らない。オーナーも大変苦労したが決っして「今日は良くないから(外乗は)止めましょう」とは言わなかった。これで外乗を止めていたら、馬は我儘が通ると思って、次にも同じことをやると思われたのでしょう。 |
なし | 不明 |
| 蹴られる | 夏の暑い盛り、木陰で馬から下りて休憩してたら、汗で湿った馬の腹に巨大なアブが沢山たかってきた。 馬が可愛そうだと、腹にたかっているアブを馬の腹を覗き込みながら鞭をハエ叩きにして追い払ってやっていたら 馬はアブを蹴らずに アブを追っていた私の顔面を蹴り上げた。 馬が馬体の側方を蹴ることができるなどと夢にも思っておらず、まったく無警戒。顔面(顎)にもろに蹄鉄付の蹴りを喰らって 歯が数本割れて口の中はジャリジャリ、顎からも大出血。 |
歯が数本割れるなど甚大 (歯の怪我の治療には保険がきかないとは知らなかった) |
馬は体の横1m程度離れたところも蹴ることができる |
| 踏みつけられる | 馬を引いて歩いていたら 右足の甲を馬の前脚で踏みつけられた。 | 軽微 | 轡を引いて歩くときは腕の伸ばして馬から離れて歩かないと足を踏まれる |
| 鞍がずり落ちる | バランスを崩して片方の鐙だけに体重が掛かったら、腹帯が緩かったため 鞍が90度ずるりと回転 鞍が回った側に落ちた。 馬は常歩に歩度を緩めていたので 幸いにも 鐙を踏んでいない反対側の脚で着地できて 転倒は免れた。 |
なし | 出発前に腹帯の締め具合を確認要 |
| 鐙が切れる | 鞍の上に腰を浮かせて(立ち乗り)駈歩 止めるためにやや強く鐙に体重を掛けたところ 右の鐙が切れる。 鐙の金属部分が疲労破断らしく壊れたためにバランスを崩して落ちそうになるがかろうじて落馬は回避。 |
なし | 鐙の金属部やつっている皮に傷などないかチェック要。 |
| 手綱が切れる | 馬から下りて 馬に草を食べさせていた。 口の前から地面に垂れた手綱を馬が前脚で踏んで首をガツンと持ち上げたので 手綱が切れた。 |
なし | 草を食わせるときは手綱を馬が踏まないように注意要。 |
| 仮病? | 駈歩で走っていたらときどき歩様がギクシャクする。道はさほど悪くないがやや凹凸のある固いダート道。速歩に落として様子を見るが やはり たまに前脚がカックンとなる。転ばれても困るし 馬が脚を本格的に痛めてもかわいそうなので 馬から下りて引いて帰る。 係りの人に事情を話して見てもらったら、なんにも異常は無いという。「サボりたいから仮病を使われたんじゃないか わぁはっは」とのこと。そんなことあるのかしら? |
なし | ? |
| 木の枝に | 速歩をしていてちょっとよそ見をしていた隙に馬が枝の張り出した樹のしたに向かって走りこんだ。方向転換しようとしたが間にあわず。 出ていた枝はたいしたことなさそうなったので被っていたヘルメットで押しのけて進もうと横着をしたら 親指の太さほどの枝が出ていて この枝の先で顔面をいやというほど突かれて擦過傷。(目を突っつかれなくてよかった。) |
顔面に赤痣 | 馬は通れるが乗っている人にはぶつかる可能性があるものの近くは要注意 |
| 毛虫 | 道の脇から道路に覆いかぶさったもみじの下を常歩で通過。 枝が顔に当たる高さに張り出していたが柔らかそうなのでそのまま顔で枝を押しのけるようにして通過。瞬間首筋に激痛。 イラガの幼虫(とげとげの派手な毛虫)がもみじの枝にとまっていたのが首筋に押し付けられたらしい。 |
毛虫に刺されてひどい腫れ | 木の枝には有害な毛虫などがいる。きちんと避けて通るか手で払おう。 |
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