Yamashita Dental Clinic Presents
  
虫歯 

〜痛みがない時期に治すのがベスト!〜


       


虫歯菌、歯の質、糖分の三要素が原因でできるのが虫歯。 虫歯の進行度や虫歯のできる位置によって、症状も違いますし、治し方も異なります。 虫歯はひとりでに治ることはありません。 放っておけば進行して大きく深くなっていきますから、初期段階での治療をお勧めします。 治療の費用や回数、治療時の患者さんの痛みや体力的な負担(大きな虫歯は、治療時に麻酔が必要なことが多く、長時間口を開けていなくてはなりません。)が少なくてすみます。

まず、歯の内部がどうなっているか見てみましょう!

             
             
痛くない
 虫歯になりかけた歯
歯の表面を覆っているエナメル質が、歯垢(しこう)と虫歯菌によって変化して、虫歯の一歩手前にある状態。 痛みなどの自覚症状はありません。 ごく初期にフッ素などの薬品を効果的に使えば、歯を削らずに元の状態に復元することも可能ですが、放っておけば虫歯になってしまいます。 この時期に治療するかどうかは、患者さん本人と歯科医師の話し合い次第ですが、治療する場合は麻酔不要で1回で完了します。

痛くない 小さな虫歯
エナメル質にできた小さな虫歯。 痛みはありませんが歯を削って治療する以外には治す方法はありません。 この時期は虫歯の部分を削り取るのに麻酔が不要な場合が多く、1度で治すことができます。 

痛い場合と痛くない場合がある 少し大きな虫歯
痛みがないからといって放っておくと、虫歯は少しずつ大きくなっていきます。 時々、痛みを感じたり、しみることがあります。 虫歯の部分を削り取るのに麻酔が必要なことが多くなります。 大きさや深さによって一度で治る場合と2回通院が必要な場合があります。 2回の場合は、1回目に虫歯の部分を削り、削った部分の型を取って、元の歯と同じ形になるように技工物(素材は金属やセラミックなど)を作り、2回目にそれをはめ込みます。

時々しみたり痛みがある 深い・大きな虫歯
エナメル質の奥にある象牙質にまで虫歯が進んでいることがほとんどです。 冷たい水がすごくしみることがあります。 治療には麻酔が必要です。 治療の仕方は上の“少し大きな虫歯”の2回通院が必要な場合、または、下の“神経に達した虫歯”のどちらかです。 歯にとっては神経を残しておく方がよい(歯の寿命がより長くなります)のですが、患者さんの痛みを取り除くために、神経を取る治療をおすすめる場合もあります。

すごく痛い!! 神経に達した虫歯
象牙質の内部には、髄室という歯の神経が通っている部分があり、ここまで虫歯が進行すると、冷たいものだけでなく、熱いものにしみることもあります。 痛みがひどく、かめないのはもちろん、刺すような痛みが継続して眠れないこともあるほどです。 痛みを取り除くためには、この神経を除去するしかありません。 神経を取って空洞になったところを消毒して、きれいになったら空洞に詰め物をします。 その後、歯に土台を立てて、さらにその後、歯にかぶせるものを作ります。 最初の治療では必ず麻酔をします。 週1〜2回の通院で、治るまでに3週間から5週間かかります。 

歯が浮いた感じ、痛いこともある  歯の根の先に膿がたまる虫歯
痛みの元である神経自体が破壊されてしまうと、痛みを感じなくなります。 症状がないため、虫歯が治ったと錯覚する人もいますが、決してそんなことはありません。 神経が破壊されてできた空洞を通って歯の根元に細菌が達すると、膿がたまるようになります。 歯が浮いたような感じ、かむ時に力が入らないなどの症状が出てきます。 体の抵抗力が落ちているときには、急に腫れることがあります。 この状態の虫歯を治すためには、長期的な治療が必要です。 たまった膿を完全に取り除いて、細菌がいなくなったことが確認できるまでに2週間〜2ヶ月かかります。 その後、空洞に詰め物をして、歯に土台を立て、かぶせるものを作ります。 膿の状態や個人差はありますが、治療期間は1ヶ月〜3ヶ月と考えてください。 半年から1年かかることもあります。 放っておくと、歯を抜くしかなくなってしまいます。

痛みがある場合とない場合がある  歯の根っこだけ残っている虫歯
残っている根っこが健康な状態であれば、土台にして冠をかぶせる治療をし、かめる状態を取り戻せる場合もあります。 根の先に膿がたまっていれば、上の“歯の根の先に膿がたまる虫歯”と同じ治療をする必要があります。 かめる状態に戻すのが難しく、抜歯するしかないこともありますが、放っておくと、あごの骨の骨膜に炎症がおきたり、悪化して入院が必要になるケースもありますので、痛みがなくても早めの治療をおすすめします。。 

ものが当たったり、歯磨きのときにしみることが多い 
歯と歯ぐきの境目にできる虫歯
歯磨き不足によって、エナメル質から象牙質にかけてできる場合と、 歯ぐきの退縮(歯周病や年齢的なものが原因)によって、根っこの一部(象牙質やセメント質)が露出してできる場合があります。 象牙質やセメント質は、虫歯菌に感染しやすく、初期であれば1回の治療で直すことができますが、早めの治療をおすすめします。 深い虫歯の場合には神経を除去する治療が必要です。 







歯周病

〜痛みなどの自覚症状がなく、
         密かに進行する怖い病気〜



            

歯周病菌によって起こる歯周病は歯を支える歯ぐきや骨の病気。 歯そのものはとても丈夫で傷んでいないのに、その歯を支える歯ぐきが歯周病にかかり、悪化すると、せっかくの健康な歯もグラグラになって抜け落ちてしまうことになります。 原因は歯垢や歯石。 喫煙(免疫力が低下するため)や噛み合わせがよくないことも原因となります。 
歯周病にかかると歯ぐきが出血したり腫れたりします。 また、痛みを伴わないため、気づいたときには重症になっていることもある厄介な病気です。 軽度の歯周病は、成人のほとんどがかかっていると言えるほど多く見られます。 もちろん、適切な治療を受け、正しい歯磨きや生活習慣の改善によって進行を食い止めることは可能です。 歯ぐきは、歯以上に気をつけて手入れをする必要があると思ってください。



自分の歯は大丈夫という過信は捨てましょう

誰もが歯周病予備軍
歯周病の原因となる歯垢は、ていねいに歯磨きをしていても100%取り除くことはできません。 歯と歯の間は歯ブラシが届かないからです。 予防には、歯間ブラシやデンタルフロスを使ったり、歯周病菌を減少させる作用のある歯磨き剤を効果的に使用することが大切です。 「自分の歯は大丈夫」という過信は歯周病の始まりといってもいいくらいです。 まず歯科医院に行って、歯垢のチェックや正しい歯磨きの仕方を身につけましょう。 少なくとも半年に1回、できれば3ヶ月に1回の定期健診を受けて、健康な歯ぐきを維持しましょう。

痛みなどの自覚症状はなく たまに出血することがある
初期の歯周病
歯磨きのときに出血することがあるという人は、初期の歯周病の疑いがあり、歯石(歯垢の固まったもの)がついている場合が多いので、歯科医院でチェックして取り除いてもらいましょう。 歯石は歯磨きでは除去できません。 さらに正しい歯磨きの仕方を実践すれば、数週間から1ヶ月ほどで、しだいに健康な歯ぐきを取り戻すことができます。 

痛みはほとんどないが、出血があり、歯ぐきが腫れている
中期の歯周病
歯磨きをしなくても出血があったり、歯ぐきが腫れているという人は、歯周病が進んでいます。 が出たり、口臭が気になることもあります。 歯周ポケット(歯と歯ぐきの境目のミゾ)が深く、歯ぐきに隠れた部分にまで歯石が付着している場合が多いので、歯科医院で数回に分けて(1度に除去することは技術的には可能ですが、患者さんの負担が大きいので、通常は数本ずつ行います)除去しましょう。 症状を改善し、正しい歯磨きを習慣づければ進行を食い止めることが可能です。 


出血、腫れ、口臭、膿があり、前後左右に動く歯がある
重度の歯周病
グラグラになった歯は保存が難しく、抜く場合が多くなります。 かめる状態にするためには抜歯して、その部分に取り外しできる義歯を入れるか、隣り合った歯を削って支台にしてつなげる(ブリッジ)ことになります。 歯の動揺が少なければ“中期の歯周病”と同じ治療を施して歯の寿命を延ばすことも可能ですが、治療には数ヶ月かかり、定期的な通院も必要になります。 根気よく治療を続けなければ、近い将来“抜くしかない歯”がどんどん増えてしまう可能性があります。 



その他の病気

歯ぐきが腫れた
@歯の根の先が化膿して膿がたまっているか、A歯ぐきに膿がたまっている可能性があります。 また、B膿はなく、歯ぐきが炎症を起こしていることもあります。 それぞれ炎症の度合いなどによって治療方法は異なりますが、主なものをご紹介します。
@の場合は歯の根の先の膿を出すために歯を削る治療を行うことが多く、たまった膿がなくなり、化膿した状態が治まるまで通院する必要があります。 治まった状態になれば、歯に土台を立てたり、かぶせものを作って装着し、治療は一段落します。 治療期間は通常1ヶ月〜2ヶ月かかります。 また、歯の根っこだけを削り、膿を除去する手術を行う場合もあります。
Aでは、歯ぐきの一部を切開して膿を出す場合や、歯石を取り除いたり、抗生物質を服用することによって炎症を鎮める場合などがあります。
Bの歯ぐきの炎症は、炎症の元となる歯石や歯垢を除去したり、患部に薬を塗布したり、抗生物質を服用して炎症を治めます。 口腔内で細菌を繁殖させないためには、薬の服用だけでなく丁寧に歯磨きをすることも大切です。 歯ぐきを傷めないよう、毛質が柔らかめの歯ブラシを使用しましょう。


親知らずが痛い、親知らずの歯ぐきが腫れている
親知らずは生え始めるときに痛みや腫れを伴うことが多い厄介な存在です。 生えるスペースが確保できずに、歯ぐきに半分以上、また一歯すべてが歯ぐきの中に隠れたままになっていることもよくあります。 薬を塗布したり服用したりして一時的に炎症を抑えることはできますが、歯の生え方に問題がある親知らずの場合は、痛みや腫れがまた現れます。 抜歯した方がいいかどうか、歯科医師とよく相談してみましょう。 


歯ぐきや粘膜が痛い
@口内炎ができている場合、A歯ブラシの当て方が強いか、硬すぎる歯ブラシを使用したために歯ぐきが傷ついている場合、B歯(親知らずの場合は上記 “親知らずが痛い、親知らずの歯ぐきが腫れている” を参照してください)が生え始めて歯ぐきを圧迫している場合、C魚の骨や食べたものが歯ぐきや粘膜に入り込んでいる場合などが考えられます。 
@は患部を消毒し、必要があれば副腎皮質ホルモンを含む塗り薬を塗布します。 Aは、歯科医院で正しい歯磨きの仕方を身につけて、適した硬さの歯ブラシを使うようにしましょう。 Bは歯の生え方によっては歯の萌出を助けるための治療が必要な場合もありますから、一度歯科医院で診てもらいましょう。  Cつまようじなどで無理に取り除こうとすると歯ぐきや粘膜を傷めてしまいますから、歯科医院で処置してもらいましょう。

虫歯になっていないのに歯がしみる
虫歯になっていないのに歯がしみる、知覚過敏。 加齢によって歯ぐきが退縮し、本来は歯ぐきに覆われていた部分が露出してしまうため、露出した部分がしみるようになります。 治療は、しみる部分に薬を塗布して浸透させる(しみなくなるまで1〜5回程度)か、露出した部分をコーティングする治療(1回)を施します。
これらの治療を施しても症状が軽減しない場合は、歯の神経を除去する治療(上記の“神経に達した虫歯”を参照してください)に移行することもあります。


舌が痛い
口内炎(上記 “歯ぐきや粘膜が痛い” を参照してください)のほか、食べもので舌が傷ついているかもしれません。 傷が治るまでの間、しばらく刺激物の摂取を控えましょう。 そのほかの場合は、全身疾患などで唾液の分泌が少なくなったり、粘膜がただれたりして痛みが生じることがありますから、一度内科などで、調べてもらいましょう。

あごが痛い、口の開閉時に音がする

原因は、@歯の噛み合わせがよくないためにあごに無理な負担がかかっているか、A歯ぎしりやストレスによって強く食いしばり過ぎていることなどがあげられます。
@は、簡単なかみ合わせの調整で治る場合と、正しいかみ合わせにするためにかぶせるものやブリッジ、取り外し式の義歯を作る必要がある場合があります。 Aはマウスピースなどの装置を歯にかぶせるなどしてあごへの負担を軽減します。 
あごの関節自体に原因がある場合は、外科的な治療を行うこともあります。

口臭がある
朝起きたばかりや空腹時、緊張したときなどは唾液が少なくなるため、口臭が発生しますが、生理的なものなので治療の必要はありません。 どうしても気になるときは、ガムやキャンディーなどで唾液の分泌を促進して一時的に口臭を和らげることは可能です。 ただし、砂糖を使用したお菓子は虫歯の原因になりますから、キシリトール配合のものや、砂糖不使用のものをおすすめします。 
つねに口臭が気になるという方は、歯磨き不足舌の汚れが原因かもしれません。 こまめに歯みがきをするのはもちろんですが、舌についた汚れを柔らかい歯ブラシや専用の舌ブラシなどで取り除くことも効果があります。 歯周病虫歯、また鼻・喉・呼吸器・胃などの病気が原因の場合もありますから、専門の病院で一度診てもらいましょう。 

●虫歯について知りたい
●歯周病について知りたい
その他の病気について知りたい
歯が痛くなったり歯ぐきが腫れたりするのは、なぜなんでしょう? 
痛みや腫れの多くは、
“虫歯”“歯周病”によるもの。
まず、この2つは
違う病気 ということを覚えておいてください。
また口腔内では、
“他のさまざまな病気”が起きる可能性があります。
症状別解説とおもな治療法についてご説明しますので、
賢く予防して、歯と歯ぐきの健康を実現してください。
 まずは、“敵を知る”ことからはじめましょう。
どうして歯が痛くなるの?
歯の病気 歯ぐきの病気 ムシバ 歯周病
※左図のように、虫歯は、歯質・細菌(虫歯菌)・糖分という3つの要素が重なり合ったときにできてしまいます。







































健康な歯ぐき





歯石が少し
ついています





歯周ポケットが深く歯ぐきの奥まで歯石が‥





歯を支える骨が溶け、グラグラしています