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緊急事態 その1
⇒気を失いそうに痛い!!
緊急事態 その2
⇒歯が抜けた!!
緊急事態 その3
⇒歯が折れた!!
⇒歯が痛い
⇒歯がしみる
⇒歯ぐきが腫れている
⇒かめない
⇒差し歯や歯につめたもの、かぶせたものが取れた
⇒歯が欠けた
⇒あごが痛い
⇒口の中に何かできている
⇒舌が痛い
⇒口臭が気になる
⇒歯並びが気になる
⇒歯のすき間が気になる
⇒食べ物が歯の間に入って取りにくい
⇒歯の色が気になる
⇒歯石がついている、歯石を取りたい
⇒子どもの歯が抜けない、大人の歯が生えてこない
気を失いそうに痛い!!
今すぐ、歯医者さんへ行きましょう。 深夜や日曜祝日は、診療を行う歯科医院は少ないのですが、口腔外科のある総合病院などで救急で受け付けるところがありますから、新聞の休日担当医の欄や電話帳で調べてみてください。 今回は我慢できて一時的に痛みをしのげたとしても、病巣がなくなったわけではありません。 またいつ痛み出すかわかりませんし、そのままにしておくと悪化したり、他の病気を引き起こす可能性もあります。
少しでも痛みを抑えるためには、何もかまないようにしましょう。 体が温まって血行がよくなると痛みが増すことが多いので、安静にして、冷たいタオルなどを患部に当てて適度に冷やします。 氷や蓄冷剤を直接当てるなどの冷やし過ぎは、皮膚を傷めたり患部に悪影響を及ぼすことがあるので禁物です。 飲酒や運動、お酒、お風呂、熱いシャワーなども避けてください。
歯が根っこから抜けた!!
歯が抜けた本人はできるだけ安静にしてください。 うがいは、口の中をさっと洗う程度にとどめてください。 何度もうがいをすると出血が止まらなくなったり、抜けた部分の粘膜(残しておいた方がよい)が傷んだり、はがれてしまうからです。 口の中に血がたまったら、うがいはせず、吐き出すだけにします。 抜けた歯は、汚れていたら流水で軽く洗います。 決してこすらないでください。 歯の周りに残っている大切な膜がはがれてしまいます。 コンタクトの保存液があれば抜けた歯を漬けて、なければ清潔なハンカチやタオルに包んで、できるだけすぐに歯医者さんに行きましょう。 適切な応急処置ができれば、抜けた歯を元通りに復活させることもできるんですよ。 また、衝撃によって打撲や脱臼をしたり、隣り合っている歯の神経が損傷を受けることも多いので、レントゲンで状態を確認してもらい、必要があれば治療を受けましょう。
グラグラしている歯が根っこから抜けるのは、歯周病が進行していた場合がほとんどです。 抜けたまま放っておいてはいけません。 歯が抜けたスペースに向かって徐々に奥の歯が倒れこんできます。 前後や上下の歯が影響を受けてかみ合わせが変わったり、さらに他の歯が抜けやすくなってしまいます。 すぐに歯医者さんに行けない時は(抜けた部分からバイ菌が入ることもありますから)、よくうがいをして、口の中を清潔に保つようにしてください。 差し歯だけが抜けて歯の根っこが残っている場合は、 “差し歯や歯につめたもの、かぶせたものが取れた” を参照してください。
歯が折れた!!
- 外部からの衝撃で自分の歯が折れた場合(事故やケガなど)
途中で折れたり、割れてしまった歯をそのまま元に戻してくっつけることはできませんが、折れた部分が歯の神経に達していない場合は、歯と同じように見える材料を使用して、少なくとも見た目を復元することは可能です。 神経または神経の近くにまで達している場合は、残っている神経を除去するなどのもう少し複雑な治療が必要です。 どちらのケースも、衝撃によって歯や歯の神経が損傷していたり、打撲に対する処置が必要なこともあるので、すぐに歯科医院にかかって適切な治療を受けてください。
折れた歯は汚れていれば流水で洗って、ビニール袋などに入れて保管し、できるだけ早く歯科医院に持って行きましょう。 歯の状態が良好であればそのまま元に戻せる場合もあります。 痛みがないからと言って放っておくと虫歯になったり、噛み合わせがずれてきたりして、他の歯に対しても悪影響を及ぼしてしまいます。
歯が痛い
- かむと痛い 虫歯が進行している可能性があります。 かむことによって、歯の内部にある神経が刺激されて起こる痛みです。 硬いものを食べたり、かみしめたりすることを避け、痛みがない部分で食べるようにしましょう。 もちろんできるだけ早めに歯科医院にかかってください。
- あたるだけで痛い 虫歯が進行し、歯の神経のごく近くにまで及んでいる可能性があります。 我慢できるからと放っておいたり、痛み止めを服用して数日間やり過ごしても、まもなく何もしなくてもズキズキ痛み出すようになります。 神経をなるべく刺激しないようにできるだけ柔らかい食べ物をとるようにして、すぐに歯科医院にかかってください。
- 何もしなくても痛い 虫歯が神経に達しているため、我慢できないほどの痛みが起こります。 市販の痛み止めを服用しても効かなかったり、夜眠れないことも多くなります。 仕事や家事の時間を削ってでも、今すぐ歯科医院に行きましょう。
歯がしみる
- 冷たいものでしみる 虫歯か、知覚過敏の可能性があります。 冷たいものは避け、早めに歯医者さんに行きましょう。
- 金属の詰め物をつけた後にしみる 接着剤の酸や、熱いものを食べたり飲んだりした時の熱伝導などで、歯の神経が刺激されるからです。 これは一過性のもので、しばらくすると(個人差があります。数週間から、長い人で数ヶ月)、歯の質が変化して自然にしみなくなります。 自然治癒を待てないほどしみる場合は、神経を除去する治療を行うこともあります。
- 冷たいものでも温かいものでもしみる 虫歯がかなり進行して、大きくなっています。しばらくすると、ズキズキ痛み出して、眠れないほどひどくなってしまいます。 スケジュールを工面して、2〜3日中に歯医者さんにかかってください。
- 空気でしみる 口から息を吸い込むときの空気でしみるのは、知覚過敏の可能性が大です。 歯科医院で、知覚過敏専用の薬液を患部に塗ってもらいましょう。 何度か塗布を続ければ、徐々に症状が治まってきます。 改善しない場合は、歯の表面をコーティングしたり、歯の神経を除去する治療に移ることもあります。
- 歯ブラシが当たるときにしみる 歯の根っこの部分が磨耗している可能性があります。 虫歯になりやすい部分なので、早めに歯科医院にかかって治しておきましょう。 磨耗した部分をきれいにして、コーティングする治療です。 しみる範囲が数本程度なら、治療は1回で済みます。
歯ぐきが腫れている
●歯の根の先が化膿して膿がたまっている ●歯ぐきに膿がたまっている ●膿はなく、歯ぐきが炎症を起こしている ことが考えられます。
血行がよくなると、ますます腫れたり、痛みが増したりしますから、入浴や飲酒、運動を避けて、できるだけ安静にしましょう。 冷たいタオルや冷湿布で冷やしておくと、なお効果があります。 氷や蓄冷剤などをそのまま皮膚に当てると冷やし過ぎてしまい、低温やけどを起こしたり、患部に悪影響を与えることもあるので、避けてください。 腫れている箇所が親知らず周辺の場合は、一時的に腫れや痛みが治まっても再発することが多く、炎症が起きている間は抜歯できないなど、簡単に治療を進められないケースが多い歯なので、どのように治療を進めるかをあらかじめ歯科医師とよく相談しておくことをおすすめします。
かめない
- 違和感があってうまくかめない 歯の根っこの先に膿がたまっている可能性があります。 すぐに治療を始めればその歯を残しておくことが可能です。 放っておけばおくほど残せる可能性が低くなってしまいます。
- 歯が動いていてかめない 歯周病が進行して、歯を支えている骨が溶け始めています。 少し動く程度なら、治療によって進行を食い止めることが可能です。
- 歯がなくてかめない 義歯やブリッジを作ることをおすすめします。 今よりも噛める状態になるのはもちろんですが、現在残っている歯を長持ちさせるためには、抜けた歯を放っておかないで、なくした部分を補うための適切な補てつ物を装着することが大切です。
- 噛み合っている歯が少ない 矯正治療を行った方がいい場合、全体的に補てつ物を作り替えたほうがいい場合など、その方の状態によって、正しい噛み合わせにするための治療方法がいくつか考えられます。 歯による咀嚼(食べ物を噛むこと)が適切に行われないと、胃腸への負担が大きくなり、全身の健康状態にも大きく影響してきます。 とくに不自由を感じていないという方も、ご自分の健康のために、歯科医院で相談してみてはいかがでしょうか。
差し歯や歯につめたもの、かぶせたものが取れた
以前治療したところがはずれたり、欠けたりした場合は、その部分に新たな虫歯ができている可能性があります。 歯に問題がなく、そのまま装着できる場合もありますので、取れたものが手元に残っていれば歯科医院に持って行きましょう。 取れた時点で虫歯になっていなくても、何週間も放っておくとその間に虫歯になってしまうことがあるので、早めに歯科医院にかかってください。
歯が欠けた
歯が欠けると、舌や食べたものが当たって引っかかったりして、気になりますよね。大きく欠けた場合は、しみたり痛みが出て、すぐに歯科医院へ駆け込む方がほとんどですが、とくに症状がない場合でも、歯の噛み合わせがずれたり、虫歯になったりと、近い将来何らかの悪影響が出てきますから、早めに歯科医院にかかりましょう。
あごが痛い
原因は、@歯の噛み合わせがよくないためにあごに無理な負担がかかっている A歯ぎしりやストレスによって強く食いしばり過ぎている Bあごの関節自体に原因がある ことなどがあげられます。
@は簡単な噛み合わせの調整で治る場合と、正しい噛み合わせにするためにかぶせるものやブリッジ、取り外し式の義歯を作り替えたり、新たに作る場合があります。 Aはマウスピースなどの装置を歯にかぶせるなどしてあごへの負担を軽減します。 Bのあごの関節に異常がみられる場合は、外科的な治療を行うこともあります。
口の中に何かできている
食べすぎやストレスなどで内臓の状態がよくない時や、誤って噛んだ部分が化膿して、口内炎ができることがあります。 ほんの少し当たっただけでも痛みますし、小さな口内炎でも気になってしかたがないものですよね。 口内炎は、患部を消毒して、副腎皮質ホルモンを含む薬を塗布すれば、自然に治るのを待つよりもずっと早く治すことができます。 歯ぐきに膿がたまっているなど、口内炎以外のできものの可能性もありますから、異変を見つけたら、痛みなどの症状が出る前に歯科医院にかかって相談してみることをおすすめします。
舌が痛い
口内炎のほか、食べもので舌が傷ついているかもしれません。 傷が治るまでの間、しばらく刺激物の摂取を控えましょう。 そのほかの場合は、全身疾患などで唾液の分泌が少なくなったり、粘膜がただれたりして痛みが生じることがありますから、一度内科などで、調べてもらいましょう。
口臭が気になる
朝起きたばかりや空腹時、緊張したときなどは唾液が少なくなるため、口臭が発生しますが、生理的なものなので治療の必要はありません。 どうしても気になるときは、ガムやキャンディーなどで唾液の分泌を促進して一時的に口臭を和らげることは可能です。 ただし、砂糖を使用したお菓子は虫歯の原因になりますから、キシリトール配合のものや、砂糖不使用のものをおすすめします。
つねに口臭が気になるという方は、歯磨き不足や舌の汚れが原因かもしれません。 こまめに歯みがきをするのはもちろんですが、舌についた汚れを柔らかい歯ブラシや専用の舌ブラシなどで取り除くことも効果があります。 歯周病や虫歯が原因の場合は歯科医院で、また鼻・喉・呼吸器・胃などの病気が原因の場合もありますから、専門の病院で一度診てもらいましょう。
歯並びが気になる
日本では、八重歯がかわいらしいと言われた時期もありましたが、最近はそうでもないようです。歯並びをきれいに治したいという方は意外と多く、子どもだけでなく、20〜30歳代の方で歯列矯正の治療をする人が増えています。歯列矯正だけでなく、曲がった歯を削って補てつ物をかぶせることによって、きれいな歯並びに変えることもできますから、あきらめずにぜひ相談してみてはいかがでしょうか。
歯の矯正治療について詳しく知りたいという方は、こちらへ。
当院の矯正歯科を担当するKAZ矯正歯科へジャンプします。 
歯のすき間が気になる
歯は本来、すき間なく生え揃っているのが理想です。 とくに前歯のすき間は、見た目が気になるから治したいという方がいらっしゃいます。 たとえ歯科医学的に問題がない場合でも、患者さんの希望があれば、すき間をなくすための治療は可能です (すき間の両側の歯を削って歯と同じ色の補てつ物をかぶせる他、矯正治療でも治すことができます)から、歯科医院で相談してみてはいかがでしょうか。
食べ物が歯の間に入って取りにくい
たとえほんのわずかでも、歯と歯の間に食べ物のカスが挟まっていると、気になってしかたがないものです。 歯磨きで取れない場合は、歯間ブラシやデンタルフロスを使えば簡単に取り除けます。 歯がグラグラ動いているのが原因で食べ物が挟まりやすいという場合は歯周病の治療が必要ですし、もしかしたら噛み合わせに問題が起きているかもしれません。 一度、歯科医院で診断してもらってみてはいかがでしょうか。
歯の色が気になる
タバコやコーヒー、茶渋などで着色した歯の汚れは歯磨きでは落とすことができません。 汚れを落とすための市販のクリーナーには、研磨剤が多量に含まれていて、汚れも落ちますが、歯の表面もごくわずかですが削り取ってしまい、削られた部分にまた汚れが付着するという悪循環を繰り返すことになります。 歯の汚れだけを落とし、表面を滑らかに仕上げるクリーニングを歯科医院でしてもらいましょう。 保険が適用されませんので、費用はかかりつけの歯科医院に問い合わせてみてください。
また、歯の内部の状態が原因で変色している場合や、もともとの歯の色が気になるという場合は、薬剤を歯の表面に塗布したり、内部に注入したりして、白くすることも可能です。 歯の状態や治療方法によって、保険が適用される場合と適用されない場合があります。
歯石がついている、歯石を取りたい
食べたもののカスが残ったままになっている(=歯垢)と、次第に固まってしまい、歯磨きでは取り除けない歯石に変化します。 歯垢や歯石は歯周病菌のすみか。 歯周病予防のためにも、3ヶ月に1回は歯科医院に通って、歯石を除去しましょう。 歯石除去の治療は保険が適用されます。 市販の歯石除去の器具で完全に除去することは困難ですし、健全な歯のエナメル質を傷めることもあるので、おすすめできません。
子どもの歯が抜けない、大人の歯が生えてこない
乳歯の根元から永久歯が生え始めると、乳歯はグラグラし始めます。 自然に生えかわってくれればいいのですが、抜けない乳歯をいつまでも放っておくと、これから生えて来る永久歯に悪影響を与えたり、歯並びが悪くなったり、痛みがあって噛めないといった問題も起こってきます。
永久歯に生え変わる時期の目安を “歯の基本知識” のページで紹介していますので、参考にしてみてください。
お子さんが痛みを訴えないからといって安心しないで、小学校低学年のうちに一度歯科医院で検診を受けてみてはいかがでしょうか。 正しく生えかわっているかどうかをレントゲンで確認しておくことをおすすめします。