夏休みいただいちゃいました
◎今月のお仕事 『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』(中原昌也 河出文庫)解説
8/9(水)
美学校で『クリミナル・ラヴァーズ』見る。フランソワ・オゾン監督脚本。オゾンはどうも性格的に似た人らしく、どうも気になる映画を作る。でもフランス人だからなんかピントがずれてるっていうか隔靴掻痒な感じ。次回作はファスビンダーの戯曲を映画化したって代物で、すごく気になってるんだけど、やっぱりピントずれてるかな?
とかなんとか文句を言いつつ結局仕事を引き受けてしまった。やれやれ。あ、映画ですが女は恐いって話です。フランス人の女はなお悪い。しかも女子高生。もう最悪。
7時頃からすごい雷雨。三村美衣から電話があったので、他人事でしかないアドバイスをする。自分でも申し訳ないと思うが、でも他人事だからなあ。まあこの際とことんやって、最終的に喜国さんに漫画化してもらうとかいうのはどうでしょう?(超他人事)
その後、雨が小降りになったんでロフトプラスワンの東雲会に出かける。秘宝の田野辺くんと資料の交換とかして、ボソボソ会話を交わす。しかし田野辺くんは現実の重みに押しつぶされていてそれどころではない感じだった。しかし、それにしても『チャーリーズ・エンジェル』は凄いねえ。もう予告を見ただけでベスト10入り確定、みたいな。
8/10(木)
新宿・安田生命ホールで『ホーク/B計画』試写。なんかプレミア上映らしく、芸能人がいっぱいいた。南野陽子とか。藤島親方とか。中野貴雄とか。舞台挨拶もあって、ワイドショーもいっぱい来ていた。放送されたのかどうかは知らんのだが。
映画の方だけど、いかにも香港映画らしく残酷でグロくていい感じのところと、香港映画らしくあまりに適当なところが共存していて、いかにも香港映画らしい感じだった。あ、ちなみに香港公開版にはもっとサリン犠牲者の感情を逆撫でするようなシーンがあったらしいとのことである。
8/11(金)
『ヴァンパイア:ザ・マスカレード』(アトリエサード)いただく。いや、ありがたいことだとは思いますが。ぼくにこれをどうしろと?
8/12(土)
女房を連れてシネアミューズに『サウスパーク:無修正映画版』見に行く。ちなみに今シネアミューズのもう一館では『ハピネス』をやってる。夜は『コフィー』。もはやシネアミューズ専属評論家と呼んでください。タダ券もらえませんか? 駄目ですかそうですか。ちなみに超満員で立ち見になっちゃいました。かなり辛かった。ワーナーさん、『さくや』を全国ロードショーするくらいだったら……
妻の感想ですが「なんか話が盛り込みすぎ(字幕詰め込みすぎ)で途中からついていけなくなっちゃった」ということでした。平均的映画ファンの感想としてお受け取りください。ところで、サタンのハンググライダーってレインボーカラーだったのね。
ジャッキーズ・キッチンで飯を食って帰る。なんか注文を取るまでは放置プレイだけど、注文とったら3分で出てくる! 今度は土鍋の御飯食べてみようかと思います。
8/13(日)
妻が早起きして出かけたので、自然昼前には起きる。で、コミケ。
まあいろいろ嫌そうなものを買った。ぼくが買うようなものは単価は安いんだが、気がつくとそれなりに買いこんでいたのであった。えっと、『麻薬王クンサー写真集』でしょ、『食人大統領アミン資料集』でしょ、あとオタク風俗関係の本でしょ、ネット関係の嫌げな本(バトルウォッチャーパティオの本とか)いろいろ。まあこんだけ買えば充分だろう。
いいかげん疲れたんでさいとうをつかまえて一服。さいとうに付き合ってもうひとまわり……して日野日出志の豆本を買い、国樹由香さんから『こたくんといっしょ』をいただく。ああ、堪能した。
8/14(月)〜16(水)
実は夏休みをいただいていたのである。蓼科なる友人の貸別荘に居候である。わずか三日だが、涼しさ爆発でたいそう気持ちよかったわけである。友人夫婦、その友人のゲイ夫婦と6人で食べた炭火焼きは最高だった。しかしそのあいだにブヨに襲われていようとは知るよしもない我々なのであった。もともと虫に好かれる体質の妻なんか、足がエレファントマンになっちゃってるんですけど。
当然締め切りひとつすっ飛ばしたりしたんですけど、鋭気を養った甲斐あってすばらしい原稿が書けたんで、どうか許してください。というわけで『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』の文庫解説は自分でも傑作のような気がするんで、単行本を持っている人でも買って損はないぞ! たぶん。あ、でも中原には嫌われるかもしれないなあ。ちなみに留守中『ラブレター フロム彼方』(早見純 太田出版)が届いていた。解説が中原昌也。
Back to INDEX Diary
INDEX
Kiichiro
Yanashita / 柳下毅一郎 / kiichiro.yanashita@nifty.com