GW有害日記
◎今月のお仕事 『サッカーの敵』(サイモン・クーパー 白水社)発売中。東欧とアフリカと南米のサッカーについて書いたルポルタージュ。解説:後藤健生
東京大学教養学部の川勝ゼミにゲスト出演します。5/17(木) 18:00〜潜りこみたい人はこっそり来るように。お題はジョン・ウォーターズね。
4/29(日)
雨中、国立霞ヶ丘競技場に出かける。鹿島2-1浦和 Jリーグいち戦闘的なサポーターを持つ両チームの対決だけど、サポーター的には浦和の方が勝っていたような気がする。妻と一緒に行ったけど、妻は完全にサポーターの迫力に飲まれて浦和の応援してました(笑)。
試合の方は前半は鹿島の中盤のプレスに浦和は手も足も出ない展開。後半になってプレスがゆるんだので、ちょっとサッカーになったかな。それでも3-0で鹿島が勝っていたゲームですが。
終了後、某女性誌編集者と合流して二子多摩川の瀬田温泉へ。本当は温泉に行って骨休めを決め込みたいところなんだけど、ゴールデンウィークに遠出するわけにもね。で、都内の温泉で妥協。
ま、でもなかなかいいところでした。ゆだりきるまで漬かったし。美人編集者のセクシーダイナマイトな水着姿も堪能したし。
4/30(月)
家から一歩も出ず。
5/1(火)
なぜかタダ券があるので、渋谷シネマライズで『ベーゼ・モア』見る。がー、二人組の女が出会った人間を意味もなくひたすら殺しつづけるというだけの映画だった。いや本当にこれだけなんですよ。つまらんなあ、と思ってたら最後にスペシャル・サンクスでギャスパー・ノエの名前が出てた。なるほど、つまらんはずだわ。
いくつか買い物をしたあと、恵比寿で古着屋をのぞき、添野を呼び出して蕎麦屋へ。もっぱら『クレしん』に関して激論を交わす、みたいな。
蕎麦はうまかったです。でも、残念ながら添野妻は残業で来られなかったのです。
5/2(水)
GW中日に珍しくもある試写に行くつもりだったが、朝までチャンピオンズリーグ準決勝(バイエルン1-0レアル)を見てたもんで寝過ごした。それにしてもバイエルンは強い。ドイツの復活は近い、というか、「ドイツ大丈夫だろうか……」なんて心配する方が馬鹿みたい。こないだのスペイン戦、サッカー評論家たちがこぞって日本の守備戦術を非難する中で、唯一「現実的だ」って評価してたのがドイツ人の評論家だったことを思いだす。
夜、毎日コミュニケーションズが3月末から出しているスポーツ誌〈ATHRA〉の取材を受ける。もちろん『サッカーの敵』に関する取材。
しかし、ほとんどサッカーファン談義をしていただけだったよ。あんなもんでまとまるんでしょうか。ちょっと(どころでなく)不安。いや楽しかったんですけど。
5/3(木)
フィルムセンターで上海の初期映画特集。本当はロアン・リンユイの映画見に行くつもりだったんだけど、結局見に行けたのは今回だけ。『怪奇猿男』他一本。『怪奇猿男』(1930 サイレント)は背中にチャックのついたゴリラが令嬢を誘拐するお話。その裏には処女の肝を使って不老不死の霊薬を作ろうとする陰謀が……思いつきだけで展開していく話についている教訓が「色男だからといって善人とは限らない!」いい言葉だなあ。でももちろん色男でないからといって善人だとは限りません。
その足でSFセミナーへ。タイムテーブルを知らないんで、もう終わってるんじゃないかとも思ったが、幸い後半ふたつは見られた。トランスジェンダーのは「(我々トランスジェンダーは)おもしろい存在だと思うので、もっと題材として利用してくれ」みたいな話。知るかそんなもん。おもしろかったのは瀬名秀明先生の研究発表。いやあ、瀬名先生ってあんなにおもしろい人だとは知りませんでした。まあ、こっちも結論は「SFの人は瀬名秀明を利用してください」みたいな話なんだけど、あれだけおもしろければいじりどころはいろいろあるような。つまりはそういうことなんじゃないでしょうか。
その後合宿へ。不用意に堺の秘孔をついてしまって大変なことになったりもするが、おおむねぼけーっと過ごす。つうか、飲み過ぎて眠くなってきたので珍しく早めに引きあげ。あまり何もしませんでしたな。もう年だ。
5/4(金)
何やってたんだか。
5/5(土)
napsterの新たな利用法を発見。つーか、知ってはいまたが。こんなに多いとは思わなかった。ふーむ。しかししょせん64Kじゃな。
5/6(日)
友人数名を招いてパーティ。焼き鳥したりなんか。なんかいろいろ不穏なことを言ってる人もいましたが、恐いのですべてなかったことにしました。わたしは映画ライターの人たちの恐ろしい人間関係になど関与したくはありませんので。
ところで、最近日記の記述への訂正要求が多い。それも事実関係の訂正よりもわりと……どうよそれ、みたいなのばっか。まあ人の気分を害するためにやっているんではないので、基本的には訂正しますけどね。今更言うまでもないとは思いますが、この日記は完全なフィクションであり、嘘、誇張、非真実がたっぷり含まれています! あまり信じないように。そういうことで。
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Kiichiro
Yanashita / 柳下毅一郎 / kiichiro.yanashita@nifty.com