恐怖を探しに行こう
◎今月のお仕事 『ネバーウェア』(ニール・ゲイマン インターブックス)好評発売中。
いいかげん他の仕事がないと……
8/1(水)
シネカノンでミヒャエル・ハネケの『ファニーゲーム』。ハネケはなかなかおもしろい監督ではないかと思っているのだけど、この映画では異化効果を狙ったとおぼしき観客への働きかけがあまりに紋切り型でウザイ感じ。そういうのがうまいタイプの人ではないと思うんだがなあ。なんせ不器用なドイツ人種だし(ドイツ人にはユーモアがないという紋切り型にのっとった発言です)。
『底抜け超大作』(洋泉社)送ってきている。昔映画秘宝で出ていたものの単行本化。あと、中野貴雄監督の新作『Queen
Bee
Honey』のサンプルビデオが届いた。TMCのビデオ販売用宣材には「サブカル系サイトなどに大量リンク!!」の文字が。というわけでこの日記もプロモーションの一環です!
8/3(金)
『悪党どもの荒野』(ブライアン・ホッジズ 扶桑社ミステリー 白石朗訳)いただく。いつもいつもありがとうございます。
洋泉社で津山取材の打ち合わせをする。その後飲みに。
8/4(土)
シネセゾン渋谷のマカロニ・ナイトに出かける。これ、行ってから気づいたが〈映画秘宝〉プレゼンツだったんですね。知らなかった。って無責任な感じだけど、オレの中では完全に〈マカロニ・マニアのI氏企画・製作〉という印象だったので。映画は『続・荒野の用心棒』に予告編大会プラス1。いちばん凄かったのは『ガンマン大連合』予告編。どうも予告編制作時にスチルしかなかったらしく、パタパタ動くモンティ・パイソンみたいなアニメとソラリゼーションしまくるサイケデリック映像が延々続くのである。うーん、参った。
『続・荒野の用心棒』のあと中原昌也他とトークするが、これも参った。だって、どう見てもオレなんかよりマカロニ歴30年とかの客の方が詳しいんだもん。いろいろと至らぬところばかりで申し訳ありませんでした。
トークが終わったところで抜け、その後5時まで中原の耐えがたいジョークを聞いて過ごす。今日は「荒らしは無視」とみんなでしっかり申し合わせて臨んだのだが、これがどうしても反応しちまうんだなあ。2ちゃんがなんで荒れるのかよくわかったよ。
8/5(日)〜7(火)
岡山へ。
中身はセンセーションまちがいなしの秘宝次号参照のこと。なーんて、ちょっとサービスしとくと、恐怖は中原と青山のあいだにある。
8/8(水)
取材疲れでなんか一日ぼーっとしてました。図書館に出かけ、帰りに古本屋に寄って『昭和四十六年、群馬の春』(筑波昭 草思社)購入。
8/9(木)
猛暑の中で酷使していたせいだろうか。アンプが煙を吐いて昇天してしまった。これを幸いとDTSデコーダー付きのAVアンプを買いにでかける。よーし、これでDVDも5+1chサラウンドだ! いやスピーカーないんですけどね……
買ったのはYAMAHAの安物です。
8/11(土)
相変わらず津山漬け。
久しぶりに西葛西に出かける。用事は堺からDVDを借りることだったんだけど、気がつくと大森家で赤ん坊をあやしていたよ。ま、たまには小動物の機嫌とったりするのもいいもんだ。
大森、さいとう、堺、チビの王様と一緒に近所の大衆イタ飯喫茶に行ったんだが、『カウボーイ・ビバップ』の映画版の話をしてたら、店員が「試写でご覧になったんですか? ぼくすごくハマってるんです!」と話しかけてきて笑ったよ。西葛西の店員はオタクばっかだ。でもって大森ページの読者だったりするんだよね。
8/13(月)
パンドラから『美の魔力/レーニ・リーフェンシュタールの真実』(瀬川裕司 パンドラ/現代書館)送ってくる。パラパラとめくっただけだが、これは面白い。カット毎の分析まである。こういう実証主義的な研究は大好きだ。
リーフェンシュタールとナチズムに興味のある人は必読。
アンプが届いたので配線をしたが……なんか3時間くらいかかったよ。オレ、ゲームとかやらないんだけど、これでゲーム機なんかがあったらいったいどうなることか。ちなみにつないだのはDVD、LD、カセットデッキ、CATVターミナル、ターンテーブル、ビデオ*2 こんだけやっても一部は抜き差ししなきゃならないんだよな。
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Yanashita / 柳下毅一郎 / kiichiro.yanashita@nifty.com