秘宝オールナイトとか。
◎今月のお仕事 えーと。
1/10(木)
何も書いていないがうちにこもってずーっとワープロを叩いているだけなので、正直書くことがない。近所の本屋に行くぐらいがせいぜいだからな。今日は久しぶりに外出して、小田急の古本市。といっても別段特筆すべきものを買ったわけでなく、ごく地味な買い物。
その後ツタヤでビデオを借りて帰る。
非常に苛立たしい電話一本。あームカツク。はっきり書いとくけどオレはソフィア・コッポラが大嫌いだ。本人も嫌いだし作るものも最低だと思うし信者はウゼエ。さっさと死んじまえ。
1/11(金)
モフセン・マフマルバフの記者会見に出かける。なんか大変なことになってるんじゃないかと思って行ったんだが、意外とたいしたことなかった。というか、新聞やニュース番組は大挙して来てたみたいだけど、映画ライターがほとんどいなかったような。まあそういうものかもしれん。
その後イマジカで映画一本。今年の映画はじめだ。ああいそがしい。
1/12(土)
で、キャピトル東急にてマフマルバフにインタビュー。なんかもひとつノリが悪かったっつーか。まあ話はおもしろかったからいいんだけど。木曜日着いて、成田から東京へ向かうタクシーの中ですでに取材をひとつ受けたというマフマルバフ、さすがにお疲れだったようで。
夜、シネカノンAの結婚パーティ。なんとライト建築の自由学園明日館にてパーティである。やっぱいいねえ。
もっぱら建物鑑賞にいそしむ。
1/13(日)
佐々木監督にコメントを取るため、テアトル新宿へ行く。いやもう『血を吸う宇宙』がはじまってから、何度ここへ来たことか。これからもまだ何度か来なきゃならんのだけど。
今日は佐々木+吉行由美というトーク。吉行さんは可愛いね。
1/15(火)
洋泉社で打ち合わせ。なんか思いがけず時間がかかってしまった。仕事仕事。
〈eトランス〉の翻訳ベスト10アンケート、送る。
- アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない 恥辱のあまり崩れ落ちたのだ モフセン・マフマルバフ 武井みゆき+渡辺良子 現代企画室
- 素粒子 ミシェル・ウェルベック 野崎歓 筑摩書房
- サバイバー チャック・パラニューク 池田真紀子 早川書房
- デス・アンド・キャンディ マックス・アンダーソン 狩野綾子訳 アップリンク
- コカイン・ナイト J・G・バラード 山田和子 新潮社
- ベイビイ・キャット−フェイス バリー・ギフォード 真崎義博
- ザ・ライフルズ ウィリアム・T・ヴォルマン 栩木玲子 国書刊行会、
- オルガスマシン イアン・ワトスン 大島豊 コアマガジン
- 冷たい赤道 エンキ・ビラル 木田奈津子 河出書房新社
- アンダー・ザ・スキン ミッシェル・フェイバー 林啓恵 アーティストハウス
いちばん強烈だったのは『素粒子』かな。ジョー・ランズデールの『ボトムズ』は、いくらなんでも翻訳ベスト10に入れちゃマズイだろうと思ったので自粛。
1/16(水)
中野で用事があったのでタコシェに寄る。『畸人研究#14 特集「黒崎文学」』(畸人研究学会)、『盲獣VS一寸法師』(シナリオ 石井輝男直筆サイン入り)
これ、次回作の製作費になるというんだが、ファンの方々、お布施としてどうよ?
1/17(木)
長かった。
30分の抜きを見てこれどうしてくれようと思ってからはや数ヶ月。ついにやってきた『指輪物語 第一部 旅の仲間』(『ロード・オブ・ザ・リング』というタイトルは忘れよう)プレミア試写の日である。いつになく気合い入れて早々に出かける。会場では滝本尊師をはじめ多くの人に挨拶。ものすごい混み方だがいったいこの中に指輪読んでる人間が何人いるのか?と思うと……いやネガティヴな考えは捨てよう。ともかく映画だ。ピーター・ジャクソンだ。指輪なのだ。
というわけで恍惚の三時間。すべてどうなるかわかっているのにやっぱり感動してしまうのはなぜなんだろう。絵作りが本当に素晴らしかった。ただひとつ、見ているあいだ気になってしょうがなかったことを、敢えて言うならば……
戸田奈津子逝ってよし! この世から消えろ! モルドールへ逝け!
1/18(金)
しかしこれで『二つの搭』まであと一年かかるわけですよ。どうすんのよまったく。
ぴあで『オーシャンズ11』についての座談会。オレは悪役なので一人でメチャクチャ言いまくってました。いいんだよ。オレには指輪があるんだから。
1/19(土)
テアトル新宿にて秘宝オールナイト。なんだかすごい入りだった。朝の5時から並びはじめた人がいて、ま、これは極端なんだが、11時ごろには100人も並んで、7時にはすでに立ち見も含めて全部売り切れだったとか。やっぱみうらじゅん人気でしょうか。来てくれたのに、入れなかった人がいたらごめんなさい。他にもいろいろ問題の多いイベントで、やはりきっちり仕切らんとなあと思ったのであったよ。
ゲストではベスト10第一位になった『クレしん』の原恵一監督が来てくれました。新作の製作中を抜けてきてくれたということで大感謝。しかし、観客が意外と『クレしん』見てないのには驚いたよ。あと『ゾンビ極道』の佐々木監督。こっちはほとんどテアトル新宿座付きの趣が(笑)。
ちなみに控え室は秘宝ギャングたちの部室と化していて大変なことであった。みんなでエロ本回し読みしたりして。なんせケムくて、もう大変。
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Yanashita / 柳下毅一郎 / kiichiro.yanashita@nifty.com