風雲町山家(詳細は追って)

◎今月のお仕事 『パニック・ルーム』(ジェームズ・エリソン ソニー・マガジンズ)発売中。映画のお供に。
         『ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判』(洋泉社)5月頭ごろ発売。町山の生活を助けるために、買ってやってください。
         BSフジ「映画大王」に出演。5/13(月)『ビートルジュース』の回です。
         BSフジ「LF+R」に毎週火曜日レギュラー出演中。
         4/26(金)22:00〜 Showtimeのウェブ・サイトにてFBBのブロードバンド・トークショー。ブロバンの人は見てよね。


4/11(木)
『赤ちゃんは殺されたのか』(リチャード・ファーストマン&ジェイミー・タラン 文春文庫)、『サッカーこそ我が命』(中条一雄 朝日新聞社)購入。中条一雄の本はなんと自費出版だというので、そりゃねえだろうと思って買ってみた。中条一雄の本くらい出してやりなさいって。もっとつまらん本、いくらも出てるでしょうが。ちなみにこの本でいちばんびっくりしたのは「宇宙開発」という言葉を日本サッカーに持ち込んだのはデットマール・クラマーだったということだ。元はドイツ語だったのか!?

 洋泉社に出かけ、FBB本の校正を見る。まあ適当な本ですまんことです。今日も町山と飯。


4/12(金)
 フィルムセンターで『嵐の中の青春』。ずっと見たいと思っていた映画なのだが、なぜそう思っていたのかは思い出せない。イギリス映画だからかな? これ、脚本ジョン・コリアってあのジョン・コリアなんですかね? まあ妙な話ではあったが。ジュリー・ハリスは馬面でそんなに良くないです。

 その後GAGAに出かけて『ワンス・アンド・フォーエバー』。原題は"We were soldiers"で、なんで「ワンス」なのかと言うと、原作の原題が"We were soldiers...once and young"だからってことなんだが、それちょっと遠くない? だいたいonceの意味が違うよ。で、ウェブ・サイトはwww.once-jp.com もうなんでもやってくれ。


4/13(土)
 アテネ・フランセへ出かけて美学校の公開講座に潜りこむ。加藤幹郎のニコラス・レイ講義とスニーク・プレビューで未公開映画の上映。映画は珍しい作品(モーリン・オハラとグロリア・グレアムの日本未公開映画)だということだが、あまりニコラス・レイっぽくはなかった。オハラが銃を持って迫るところの照明くらいかな。
4/15(月)
 原書房のIと打ち合わせ。

 夜、松竹へ出かけて『スコーピオン』見る。いや、これは傑作だ! カート・ラッセル主演映画に駄作無しの法則 実は今年のラジー賞で多数ノミネートされていたんで見に行く気になったんだけど、本当にダメだね、ラジー賞って。何もわかってない。ケヴィン・コスナーをけなしてればそれでいいって思ってるんだろうが(実際コスナーはちょっと勘弁してくれって感じではあったけど)、そんなの、この映画にとってはどうでもいいことだ! カート・ラッセルのダメおっさん的存在感を堪能せずして映画ファンを名乗る価値なしである。少なくとも『オーシャンズ11』の5万倍くらいおもしろい。


4/16(火
 なんか町山に半蔵門まで呼び出される。町山、今たいへんなことになってるんで、もう大変なんです。いずれ雑誌とかにも出てくると思いますが、もうほとんど死んでるっていうか。

 泣く子と地頭にはかなわないので予定を変更し、最初は二本見るつもりだったフィルムセンターで一本だけ。『雨のしのび逢い』見る。実を言うと、オレは良質のメロドラマが大好きなのです(アントニオーニ好きって時点でまるわかりですな)。で、マルグリット・デュラスのかっちょいい(でも意味のない)セリフまわし。もうたまりません。おしっこチビリそう。あ、でも雨は一滴も降ってなかったな。


4/17(水)
 今日も町山と逢っていましたが、別にしのんでいたわけではありません(雨も降ってなかったし)。溜池山王の山王パークタワーでshowtimeのブロバン向けトークショーの打ち合わせ。チャット参加は登録制ということなので、我と思わん方は是非。無料(のはず)です。

 町山と飯を食いながらいろいろ来し方を話し合うが、「『スコーピオン』おもしろいじゃん」と言ったら「おーまーえーはーあーほーかー」とボコボコにされてしまいました。どうしてダメなんだろう。アイスTとか最高だったのにな(5分しか出てこないけど)

 帰って日本1-1コスタリカ見る。FWが普通の選手なら、4-1くらいで勝ってる試合じゃないでしょうか。なんでどフリーのシュートをあんだけはずせるんだ。


4/18(木)
 ル・テアトル銀座にて松本大洋原作『ピンポン』。オレは『少林サッカー』を見て以来、すべてのスポ魂映画は『少林サッカー』になるべきだと思っている。で、これはその意味で結構期待していたのだ。だって、原作を素直にやれば『少林サッカー』になるでしょ? つうんでかなり期待をこめて見に行ったんだが、うーん、どうももひとつ突き抜けてないんだよ。やはり日本人には無理なのだろうか? それとも監督がドラゴン入ってない(松本大洋は入りまくりなのに)のがいかんのかなあ。
 なお、クボヅカはどこがいいのかちっともわかりません。

 洋泉社に行って〈秘宝〉最新号をもらう。ギンティ、素晴らしいよ! 今度の号はかなりおもしろいと思うんですが、どうでしょう?


4/19(金)
 ヘラルドにて『ブレイド2』。120分間ウェズ(リー・スナイプス)のプロモ・ビデオって感じの映画。アクションの前につねにワンポーズ入る男ウェズ。ヴァンパイアにプロレス技をかける男ウェズ。今度はWWF進出かね?

 その後ワーナーへ出かけてフランク・ダラボン/ジム・キャリーの新作『マジェスティック』。まあ、普通の映画だよね。中身が何もなくて時間が2時間半もあるってだけで。いやあ、何もなければ見ない映画なんだけどね、町山から「けなすために見ろ!」と指令が……

 その後歌舞伎町で女の子をはべらせて酒池肉林の飲み会。いや気分的には。


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Kiichiro Yanashita / 柳下毅一郎 / kiichiro.yanashita@nifty.com