ヘヴィーな映画と少女のちんこ

◎今月のお仕事 『地球礁』(R・A・ラファティ 河出書房新社) やっと本になったよ! 感想リンク集もご参考に。
 『図説拷問全書』(秋山裕美 ちくま文庫)の解説を書きました。
 エプコットより発売になる『ゴトー、愛の島』DVDの解説を書きました。


4/1(火)
『クレオパトラ氷の微笑』(森園みるく+村崎百郎 ぶんか社)いただく。

 ゼアリズにて塚本晋也のインタビュー。もちろん『六月の蛇』向けのもの。塚本監督、衝撃の物持ちの良さが発覚する。テープをとめてからした話が異常に面白かったんだけど、あれなんとかして盛り込みたいなあ。
 塚本さんも旧知の間柄なんで、インタビュー自体はきわめてスムーズな歓談。

 U22日本代表1-1U22コスタリカ代表@豊田スタジアム(テレビ観戦) トルシェの副音声解説があまりに面白くて試合に集中できなかった。やっぱり好きだなあこの人。パスはよく回るし見ていて面白いチームではあるんだが、惜しむらくは攻めが一本調子なんでじき慣れる。ボールを落ちつけられる選手が一人入れば違うと思うんだけどなあ。オーバーエイジで小笠原を入れたい感じ。


4/2(水)
 ヘラルドにて『ピアニストを撃て』。ユーロスペースでやる特集上映向けのフィルムチェック用試写。滝本さんが来ていた。「今はフィルム・ノワールしか見ないことにしてる」んだって。
4/4(金)
『図説拷問全書』(秋山裕美 ちくま文庫)送ってくる。解説を書きました。

 渋谷東急3にて『リベリオン』見る。ガンカタですよガンカタ。まあ、それ以外は特には……

 夜、添野宅にてゲーム大会。渡辺麻紀が持ってきたスターウォーズ版モノポリーをやったんだが、まる二周しても何ひとつ買えないというサイコロ運の悪さで、ほとんど何もしないままひたすらサイコロを降りつづけて死亡。トホホ。


4/6(日)
 気が付くと最終日になっていたので慌ててワタリウムのダーガー展へ。満員かと思われたが並ぶほどのことはなかった(出るときには長蛇の列だったのでぎりぎりセーフって感じか)。
 いちばん興味深かったのは「ジニー・リッチー」とか「ノーマ・キャサリン」とか、人名らしきものが地名になっていることである。精神の地図においては人が土地に、土地が人になるということなのだろうか? 『非現実の王国』にマンレイ将軍という登場人物が出てくるのだが、絵の隅の方にマン・レイの鳥をトレースしてあった。

 その後桜台の友人宅で花見。といっても花はほとんど見ませんでしたが。練馬から歩いたけれど、その道は桜並木でたいそうきれいだった。しかしその途中に古本屋があったもんで、つい……


4/7(月)
 松竹にて『ホーリー・スモーク』。ジェーン・カンピオン監督の99年作品。インドでサイババにはまってしまった娘ケイト・ウィンスレットを脱会させるためアメリカから脱洗脳のプロ、ハーヴェイ・カイテルがやってくる。二人は荒野の密室に閉じこもって三日間の脱洗脳プログラムを……っていうんだが処女のくせにデカプーの前で迷わずヌードをさらしたケイト・ウィンスレットと元祖マッパ男優ハーヴェイ・カイテルを同じ部屋に閉じこめたら何が起こるかなんて火を見るよりもあきらかだ! だが、事態は誰の予想をも超える驚くべき展開を見せるのである。いろんな意味で凄すぎる。凄さ『処刑人』級。

 夜、自由が丘武蔵野館で千葉ちゃん特集2本。


4/8(火)
 上野オークラで『変態未亡人 喪服を乱して』『未来性紀2050 吸い尽す女』『わいせつ温泉宿 濡れる若女将』の三本立て。『変態未亡人〜』に出てくるポスト男(なかみつせいじ)が「わたしのような初老で仕事もあまりない人間はポストのように誰の目にも止まらない存在なのです」と言うのを聞いて、なんとなく滝本誠氏のことを思い出してしまった(笑)。いや滝本さんは本当はモテモテだからポスト男みたいってわけじゃないんだけど、いかにも滝本さんの言いそうなセリフである(特に「あまりない」という部分)。無理矢理滝本さんの名前を出してきてると思う人もいるかもしれないが、なんせ山崎邦紀と言えば「ピンク映画界のデヴィッド・リンチ」(C)m@stervisionだもんね。是非滝本さんに見ていただきたい。巫女さんコスプレの里見瑶子に目がくらんでいるだけかもしれんが、なんか感動してしまったんで傑作ではないかと思います。
4/9(水)
『ファンシージゴロ ペル#1』(水野純子 エンターブレイン)いただく。
4/10(木)
『ユービック:スクリーンプレイ』(フィリップ・K・ディック 早川文庫)、『プレイ−獲物』(マイクル・クライトン 早川書房)いただく。

 夜、日劇2にて『ザ・コア』見る……突っ込みどころのない映画だった。って言ってももちろん科学的に正確だって意味じゃなく、ありえない出来事をありえない方法で解決するまったくありえない映画なので、もはや突っ込むどころの話ではないのである。どのぐらいありえないかというと……『妖星ゴラス』くらい? でも『ゴラス』には怪獣出てくるしな。とりあえず怪獣出せっつーの。


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Kiichiro Yanashita / 柳下毅一郎 / kiichiro.yanashita@nifty.com