チャリエン問題について深く悩む日々

◎今月のお仕事 『ジェノサイドの丘』(フィリップ・ゴーレイヴィッチ WAVE出版)発売中


6/16(月)
 FOX試写室にて『28日後…』。『トレスポ』のダニー・ボイル監督作品。プレスには「どんなジャンルかわからないが、ゾンビ映画だけではない!」と大書きしてあるが、誰がどう見ても立派なゾンビ映画だと思うがなあ。21世紀に入って堂々とゾンビ映画を作ってしまう蛮勇は高く評価したい。まあビデオ撮りだったりして中身はちょいアレですがね。
6/17(火)
 有楽町朝日ホールにて『チャーリーズ・エンジェル・フルスロットル』試写。てっきり長蛇の列で大にぎわいかと思ってかなり気合い入れて早めに行ったんだが、なんか半分くらいの入りだった(これはソニーにとっても驚きだったに違いない。なんせ補助席まで用意してあったくらいだ)。絞りすぎたのかな? それとも世間的にはチャリエンは盛りが過ぎたということなのか? まったくどいつもこいつもわかってないな。チャリエンは映画史の転換点なのだ、と中野貴雄さんも言っているではないか。
 で、中身だけど今回コスプレがどうももひとつはじけてない。やはりコスプレには無理矢理感がないと意味がないのではなかろうか、などと考えた(「違和感のないコスプレ」なんて無意味)。つまり、前回でいうならばチロリアンみたいな奴だね。そういうわけで第三弾では
1 セーラー服
2 ゴスロリ
3 ナース
を希望。あ、巫女さんスタイルでもいいな。

 その後中原昌也、樋口泰人と一緒に『ファム・ファタール』見に行く。二度目。行くと三留まゆみがいました(二度目)。いやあもう何度見てもこれは傑作ですね。ところで二度見てやっとデパルマが何をやりたかったのかわかりましたよ。あいかわらず話はまったくわかりませんが(というかバンデラスの演技すごすぎますね)。


6/18(水)
 しかし、実はいちばん参ったのは『バッド・ボーイズ2』の予告編だったりして。ジャッキー・チェンに金払え、と……しかしブラッカイマーに言ってもムダか……

 コンフェデ杯 日本3-0NZ(テレビ観戦) ジーコってそんなに酷い監督なんですかね? ジーコだってセレソンを率いていれば先のワールドカップでブラジルを優勝させるくらいのことはできたのでは。だってこのチームってほとんど2002年のセレソンみたいだと思わない? 3バックと4バックの違いはあるけど一人余らせる守備は同じだし、攻撃は前線(のイマジネーション)におまかせってところも。違いは3Rとロベカルとカフーがいないところ……ってそれを違いと言ってよければだが
 あーでもなージーコに傷つけてほしくないよな〜 なんかネットとかで去年からサッカー見始めたような連中にジーコのことをぎゃあぎゃあ言われると我がことのように辛い。たのむ、どうかジーコに傷をつけないようにみんな頑張ってくれ。


6/20(金)
 UIPにて『アンダーカバー・ブラザー』。スパイク・リーの従兄弟が作ったブラックスプロイテーション・パロディ。なかなか楽しい映画です。オレならこうするのに……という箇所は多々あるが、それも含めて楽しい。
 ところでこの映画でもソウルの源はJB。よく考えたら『ブルース・ブラザース』のころからソウルを持ってる黒人はJBだけなんだけど、実は黒い魂にとっての最大の危機はそこにあるのではなかろうか。JB死んじゃったら世の中どうなるんだろう?

 その後映画美学校にて『呪怨2』。うーん、これは1よりいいかも。いや、実は『呪怨 映画版』を見たときには清水祟ってそろそろ引き出しが空っぽか?と少々危惧しないでもなかったんですが、どうやら確信的にああいう映画を作ったらしい。今回は新たなものを見せたと思います。面白いからみんな見に行ってくれ。

『狂熱のシーズン ヴェローナFCを追いかけて』(ティム・パークス 白水社)、『この花はわたしです#2』(喜国雅彦+国樹由香 小学館)いただく。あとSPOからイタリアン・アクション・シリーズの「倒錯」ボックスが送られてきた。いやあ『殺しを呼ぶ卵』の字幕チェックしただけなんですけど。箱ごともらっちゃったよ。


6/21(土)
 秘宝ツアーのレポートが公開されています。町山のDVDもあわせてどうぞ。

 コンフェデ杯のフランス戦が楽しかったのでちょっといい気分。二軍相手と言われようが、甘いと言われようが、オールド・ファンの感傷だと言われようが、あのフランス相手に敵地でボールを回して崩すなんて見られただけでトシちゃんかんげきー


6/22(日)
 なんか髪を切りにいったら腰痛が発生してしまった(このふたつのあいだには因果関係はない、と思う)。仕事もしないでさっさと寝る。
6/23(月)
 コンフェデ杯感想戦 みなさまご存じのようにコンフェデ杯では日本はコロンビアに0-1で敗退してしまいました。直接的には宮本くんのミスパスのせいだとか言われてますがあまり宮本くんのことは責めたくない。素人ディフェンダーと新人のカバーに一人で走り回ってたからね。
 それより気になったのは小笠原である。前の二試合、中村が大活躍できたのは、すべてヒデのおかげだったと思う。ヒデがマークをひきつけ、守備に走り回って、中村に自由にプレイできる余裕を与えてやったのだ(ま、そのことに俊ちゃんが気づいてるのかどうかよくわからんけど)。で、中村が抜けて小笠原が入ったわけなんだけど、そうなるとどう考えても小笠原がやるべきなのはヒデの役回り、つまりヒデが自由にプレイできるように汗をかく仕事だろう。でも、小笠原がそのことを理解していたようには見えなかった。すべてをわかっているのはヒデ一人であるらしい。前途多難だ。
 あと、こういうサッカーをするのであれば、FWは大久保よりも柳沢の方がいいのではなかろうか? でも柳沢を選ぶとまたジーコ・バッシングが……
6/24(火)
 いまだ腰痛がおさまらず、家でゴロゴロするのみ。

『ネズミの時計屋さんハーマックスの恋と冒険』(マイケル・ホーイ ソニーマガジンズ)いただく。

『ジェノサイドの丘』も発売になったんで、あわせて雑誌記事のところをひさしぶりに更新しました。〈文藝〉の連載もあげてみましたよ。


Back to INDEX Diary INDEX

Kiichiro Yanashita / 柳下毅一郎 / kiichiro.yanashita@nifty.com