立食パーティは疲れるお年頃
◎今月のお仕事 『ジェノサイドの丘』(フィリップ・ゴーレイヴィッチ WAVE出版)発売中
7/19(土)16:00〜 恒例ビデオ上映会 今月はポール・バーホーヴェンの『危険な愛』@阿佐ヶ谷あるぽらん'89
7/24(木)20:30〜 NIPPON
EROTICS 渋谷区桃色不純会vol.2 "林由美香症候群1993-2003"(長い!)にて林由美香嬢とトークショー@Uplink
Factory 『痴漢電車 いやらしい行為』の上映後となります。
6/26(木)
第一ホテル東京にて推理作家協会賞の受賞パーティ。いつもはほとんど無関係なんですが、今年は受賞者が浅暮三文氏ということもあるんで大手をふって出かける。おっきな赤い花をつけて壇上にあがった浅暮さんはいつもよりずっとりっぱな人に見えました。まる。
しかし立食パーティは疲れる。もう年じゃ。
6/27(金)
MediaBoxにて『くたばれ!ハリウッド』試写。『ローズマリーの赤ちゃん』や『ゴッドファーザー』のプロデューサー、ロバート・エヴァンズの自伝を映画化したドキュメンタリー。冒頭、こんな字幕が出る。「どんな話にも三つの側面がある/オレの言い分、アンタの言い分、それに真実/誰も嘘をついてるわけじゃない」つまり以下語られるのはエヴァンズ側の「言い分」だという宣言がなされるのだ。しかしロバート・エヴァンズと言えばハリウッドでも指折りの毀誉褒貶の激しい人物である。とてもじゃないけどエヴァンズの言うこと全部は信じられない。映画を見終わったあと、思わずうちじゅうの資料をひっくりかえして、関係者一同がそれぞれの事件について何を言っているか確認してしまった。いや、手間のかかる映画である。
夜、自由が丘武蔵野館にて関根恵子特集で『おさな妻』見る。いちばん気になったのは関根恵子の幼児時代を演じる少女がずっとパンモロだったことだ……
駅前の古本屋でショーン・ハトソンの『スラッグズ』を200円で拾う。ラッキー。
6/28(土)
だがしかし『コットン・クラブ』殺人事件のことを書いた本がどっかに行ってしまって、本棚を一時間くらい引っかきまわす羽目に。ハリウッド本はハリウッド本のところにいれとけ>自分
新宿で岩郷重力の結婚披露パーティ。ほとんど木曜日と同じような人と会いました。立食パーティでとても疲れたのも一緒。
6/29(日)
『孤独な場所で』(ドロシイ・B・ヒューズ ハヤカワ・ミステリ)、『オリエント急行戦線異状なし』(マグナス・ミルズ DHC)購入。
Upkink
Factoryのユーロ・トラッシュ不法集会に出かけてジェラルド・ダミアーノの電波浣腸魔映画『ウォーターパワー』見る。ユーロ・トラッシュではないのだが……
7/1(火)
後楽園の温泉LaQuaへ。『リベンジャーズ・トラジェディ』のプロモーションのために来日したアレックス・コックスが温泉に行きたい、というのでラクーアに行くことになったらしい(実は温泉魔人のアレックス)。同行者はなんと石井聡互。あと友人他数名で湯につかったりビール飲んだり。
ラクーアはなかなか良かった。まあ週末などはどうだかわかりませんが、結構広いおかげで空いていてのんびり湯につかれる。湯温別の浴槽、温度違いのサウナがあるのが嬉しかった。値段の分の元はとれたと思います。
7/2(水)
で、本日はアレックスの取材。昨日は取材疲れしていたようだが、本日は温泉パワーで元気でした……
7/3(木)
アテネ・フランセでやっている無声映画特集でフレッド・ニブロの『過激派』見る。1920年作品。これ、組合運動とかやってる奴はソ連から来たテロリストと組合ゴロのヤクザばかりだ!という反共映画なのです。ソ連では「女性の国有化」がおこなわれていて女はみんな慰安婦にされている!というのが凄かった。当時はそんな噂が流れていたのでしょうか。
『若者の世紀』(切通理作 廣済堂出版)、『たまご和尚』(浦沢義雄 リトル・モア)いただく。『海外ミステリ誤訳の事情』(直井明 原書房)購入。これは微妙な本だな……
7/4(金)
1時から『ドッペルゲンガー』試写。黒沢清のトワーニ作品。いや、これが、もう……同じく来ていた中原と「これ、どういうことなんだろうねえ」と熱く語りあってしまった。謎だらけの映画。
その後アテネで『モルモンの少女』見る。これはユタ州に住んでいた開拓民一家の娘が無理矢理モルモン教徒のボスと重婚させられそうになってしまってさあ大変という反モルモン教映画。当時モルモン教は完全に凶悪カルトだったというのがよくわかる。モルモン教の歴史には以前から興味を持っていて(カルトが社会に受容されていく過程でどう変わっていくか)書いてみたいと思っているのだが、なかなか出版社が見つからないのである。どこかありませんかね?
夜はUplink
Factoryに出かけてユーロ・トラッシュ不法集会にて中原とトーク。『ドリラー・キラー』上映後だったんですが、お客さんにお一方「俳優の演技に説得力がない!」とたいそうお怒りの方がいて、ある意味もりあがってしまいました。
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Yanashita / 柳下毅一郎 / kiichiro.yanashita@nifty.com