遊べなかった分を年末に一気に取り戻した感じかな

◎今月のお仕事 『ジェノサイドの丘』(フィリップ・ゴーレイヴィッチ WAVE出版)好評発売中
『殺人マニア宣言』(ちくま文庫) 文庫になって復活! よろしくです。
『SEE YOU NEXT SATURDAY』(ぴあ) 思えば〈ぴあ〉の連載は5年以上になるのでしたよ。
『興行師たちの映画史』(青土社)ついに出ました!
1/10(土) 21:10〜 ラス・メイヤー映画祭でトークwith中原昌也@渋谷シネ・ラ・セット


12/20(土)
『不思議のひと触れ』(シオドア・スタージョン 河出書房新社)いただく。

 ビデオで『The Candy Snatchers』見る。これ、クリスチナ・リンドバーグの『They Call Her One Eye』について調べていると、しきりにあの映画と引き合いに出される作品だったのである。「(『They Call Her...』は)『The Candy Snatchers』や『痴漢ドワーフ』と並ぶ見たあとに嫌な気分しか残らない70年代セクスプロイテーション映画の代表作である」てな感じ。ここまで言われたら見るしかあるまい。で、八方手を尽くしてビデオ入手してみました。
 キャンディは芳紀16歳の女子高生。ある日三人組の誘拐団に学校帰りを拉致されてしまう(そう、このタイトルは文字どおり「キャンディ泥棒」という意味なのだ!)。誘拐団はキャンディを生き埋めにして(!)隠しておいて身代金を要求する。ところがぎっちょん誘拐計画は思わぬ方向へ……
 登場人物全員が歪んだ性格のエゴイストで誰一人好感を持てるキャラがいない。当然なんの救いもない結末がついて映画はぷつんと終わる。まあしかし何がいちばん凄いって主題歌だろうね。「世の中、結局金だっせ〜」って……

 ジョン・ウォーターズ様からクリスマスカードが来ました。んが、今年のはマジで驚いた。


12/22(月)
 品川のイタ飯屋で忘年会。堺三保、大森望他いつもの元ユタ例会メンバー。この組での忘年会はもう一度あるとか。キネ旬ベスト10どうよとかそういう話(いつもと同じだ……)
12/23(火)
天皇杯 準々決勝 横浜Fマリ1-4鹿島@国立霞ヶ丘 生で鹿島の秋田を見る最後になるかもしれない、と思ったので出かけました。本当は相馬を見たかったんだが、これはもう生で見るのは諦めざるを得ない。来年、川崎を応援に行こう。
 ところで鹿島の試合をある程度見ている人なら誰でも知っていることだが、鹿島はきわめて守備的なチームである。堅い守備で攻撃をはねかえし、セットプレーで先取点を取って、あとは相手が出てくるところをカウンター一本という嫌らしい戦い方が信条だ。だから鹿島のFWは基本的にはスピード型(柳沢、エウレル、深井)なのである。今期優勝できなかったのは柳沢が抜けたからってよりはDF陣が老朽化してふんばりきれなかったって点が大きかった。
 で、マリノスというのは日産時代からカウンターのチームだったんだけど、今日行ってみたら岡ちゃんの薫陶の甲斐あってすっかりフランスW杯時の日本代表みたいなチームになっていた。つまりショートパスをこまかくつないで崩してくるのだ。んが、そういうサッカーってカウンターの狙いにピタリとはまっちゃうんだよなあ。中盤の守備が機能していた鹿島は横浜の両サイドを封じ込め、もうやりたい放題。本山のヘッドまで見られた。
12/25(木)
 友人夫婦をさそって神田カブール食堂に出かける。小川町にあるアフガニスタン難民がやってるアフガニスタン料理店。難民救済ですよ。
 アフガン料理というと奇異な感じがするけど、もともとアフガニスタンという土地はインド北部と一体化した文化圏なわけで、料理もインド料理。ただ牛乳酒(甘くて美味だった)とかがあるあたりが遊牧民族風か。
12/26(金)
『1421/中国が新大陸を発見した日』(ギャヴィン・メンジーズ ソニー・マガジンズ)、『夜間中学』(根本敬 情報センター出版局)いただく。これはすばらしいクリスマスプレゼントだ!

 夜、〈新潮45〉の編集者と会って飲む。実録殺人界で今いちばんアツイ雑誌〈新潮45〉の事件記者から事件取材のいろはを聞くのだ! というわけで妙齢の美人記者からいろいろこぼれ話とか聞いてみましたが面白かったっす。あのなんでも書いているかにも見える〈新潮45〉にも当然ながら書けないことが多々あるのだ。
 まあしかしここでも話題になったんだけど実録殺人マニアってわりと死刑賛成派が多いんだよね。殺人鬼に同情的なんじゃないかって思われがちなんだけど、実際にはそうでもないのである。むしろ「人間の中には救いがたい者もいる」と実感するからではなかろうか。リベラルな人権派とかと感覚がもひとつ合わないのはそういうところもあるような気がする。アレックス・コックスが言ってたけど「極右と極左は通じあう。どっちも人間性を信じてないから」みたいな感じ。


12/27(土)
 夜、わざわざ西葛西へ出かけていって麻雀。なんか最近堺三保林哲矢と麻雀したいね、なんて話をしていたんで、まー久しぶりに打つか、と。で、福井健太大森望らを加え入れ替わり立ち替わり朝まで。なんか福井健太が「昔打って負けたのは運だけなんだ!」とか力説してたんで、しっかり格付けしといてやったよ。
 しかし大森との決着はいまだつかず。つうか雀力的にはほぼ同レベルと見たが、向こうの方が飽きっぽそうなので持久戦に持ち込めば勝てそうだ。 
12/28(日)
 そして朝帰り。

 そして4時間ほど寝て出かける。なんとコミケ。サンフランシスコからヘンなアメリカ人代表SF在住パトリック・マシアスがコミケ取材にやってきたのである。というわけでカタログも買わずにとりあえずビッグサイトへ。行ってみて本日が腐女子デーであることを知る。あー、明日にしておけば良かったよ。
 疲れたので、渋谷に戻ってから無理矢理クジラを喰わせてやった。

 さらに渋谷で焼き肉。くだらん話をいっぱいして大いに盛り上がる。楽しかった。

『サラーム・パックス/バグダッドからの日記』(サラーム・パックス ソニー・マガジンズ)いただく。


12/29(月)
 年賀状をデザインしたり印刷したり宛名を張ったり……
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Kiichiro Yanashita / 柳下毅一郎 / kiichiro.yanashita@nifty.com