初詣は熱田神宮へ行きましたとさ
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『殺人マニア宣言』(ちくま文庫) 文庫になって復活! よろしくです。
『興行師たちの映画史』(青土社)ついに出ました!
1/4(日)
あけましておめでとうございます。正月は気づいてみると何もしませんでしたね。年末年始に読んでいたのは阿部和重の『シンセミア』(朝日新聞社)。これは抜群に面白かったですわ。てっきり「このミス」とかに入ってるものと思ったんですが、全然かすりもしてねえ、のは何故なんでしょうか? まあ大部だし誰も読むのが間に合わなかったんだ、ということにしておこう。
んで本日は本田唯一氏宅での新年会におよばれする。樫原辰郎大監督の手料理をご馳走になりながら、山崎小春嬢ら女優陣とともに樫原監督の新作短篇『エリンの食卓』を鑑賞。ココで公開される作品ですね。しかしこれがなぜ『エリンの食卓』なのか、おそらく誰にもわかるまい。樫原さんらしいウェルメイドな小品である。
しかしこの場を真に震撼させたのは、実は吉行由実監督が持ち込んだ5分ほどの短篇映画なのだった。いや、『刑事発狂』(佐々木浩久)のタイトルバック部分を再編集した作品なんですけどね。完璧に内的必然性のみによって作られた真の芸術作品で、まったく観客を必要としてないんですよ。はたして日の目を見ることになるのかどうかよくわからないけど、あまりに芸術的なんで一見の価値はあります。個人的には女優・吉行由実のファンは見たがると思う。
1/5(月)
映画初めをなんにしようかと悩んだあげく、シネパトスに『片腕カンフー対空飛ぶギロチン』を見に行く(笑)。昨年末からもひとつ仕事に気合いが入らない(燃え尽き症候群か?)んで、リハビリを兼ねて慣らしていかなければと思ったのよ。改めて思ったが、昨年のうちに『発狂する唇3』が実現しなかったのはくれぐれも惜しいことであった。もうあの脚本で映画化されることはないだろうと思うが、高橋洋の脚本はタランティーノに先んじて空飛ぶギロチンをリバイバルさせてたんだよね。
終映後、見に来ていたお客さんに声かけられてしまいました。
1/6(火)
『あの橋の向こうに』(戸梶圭太、実業之日本社)、『難破船バタヴィア号の惨劇』(マイク・ダッシュ、アスペクト)購入。『難破船〜』はポール・ヴァーホーヴェンが映画化するという触れ込みの17世紀の実話。なかなか面白そうであります。
1/7(水)
不惑になったんで区が無料でやってくれる健康診断に出かける。バリウムのんでぐるぐる回されたりとかそういうの。ぼくの前の前に採血を受けていた女性が血圧が低かったらしく、血が採れずに困っていた。しまいに二人がかりで絞り出してたりしてすさまじいことになっており、順番待ってるあいだぼくの前にいたおっさんと二人で恐怖していたのでした。
1/8(木)
美学校試写室で『ギャザリング』。クリスティーナ・リッチ主演のオカルト映画。グラストンベリイ・フェスたけなわの英国グラストンベリイで、地下に隠されていた古代の教会が発見される。紀元一世紀のものと推定されるその遺跡はアリマタヤのヨセフによって作られた英国最初の教会なのであった……おもしろそうでしょ? ネタはいいんだよネタは。ただ転がし方はなあ……
なおリッチは激ヤセ後らしく、顔は痩せてんのに体はムチムチでヘン。まあこの人はなんでもヘンなわけだが。
1/10(土)
渋谷シネ・ラ・セットで〈ラス・メイヤー映画祭〉ということで中原くんとトークショー。会場はおっとびっくりの大入り満員である(なんと9時からのレイトショーで5時頃には切符が売り切れてしまったらしい)。しかも『ファースター・プッシーキャット』だよ。もう百万回見てる人ばかり……と思っていたが半分くらいの人は初見だった。ラス・メイヤーにも着実に新しいファンが増えつつあるということでいいことだなあ、と。
なお、トーク自体はDVDBOXの特典映像として収録されるそうです。そう聞いて「特典?罰ゲームじゃないのかよ!」と思ったことは秘密です。まあぼくらのトークがついていてもいなくとも、新作『パンドラ・ピークス』も含めてどれもこれもものすごい映画ばかりなんで見て損はしないと思いますよ。ぜひみなさん『パンドラ・ピークス』見て仰天してください。
なお、中原くんはとっぱらいでギャラをもらうやいなや「HMVは12時までやってますから行きましょう!」とぼくをHMVへと引っ張っていったのである。あまりにせわしなくあちこち見てるんで「もーいーじゃん今度で」って言ったら「お金もらったんだからなんか買わなきゃダメですよ!」と絶叫していた(とは言っても結局何も買ってないんですけどね)。まさに資本主義の権化。日本の景気を良くしたい人は中原くんにお金あげるといいですよ。どんどん使ってくれるから。
その後ツタヤに寄ったあと、非道にも終電で友達を呼び出して飲みにいっておきながら3時ごろに「眠くなった……」と言って一人でさっさと帰ってしまったのはぼくです。すいません。
1/11(日)
諸般の事情でコンピュータを新調することになったのである。というわけでいろいろ物色したが、結局買うのはThinkPad
X31ともう最初から決まっているのだよ。てんでソフマップに流通在庫があったのを見つけ、モデルJHJ(モデルチェンジしすぎで何がなにやらわからん)に512Mのメモリを足して購入。これで20万弱。高い。でもIBMだからな。
なんだかんだでセットアップに丸一日使ってしまうのはいつものとおり。無線LANが入ってると野良ホットスポットをときどき拾ってしまうのがおもしろいね。
『興行師たちの映画史』サポート・ページというのを作りました。随時更新されますのでよろしく。
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Yanashita / 柳下毅一郎 / kiichiro.yanashita@nifty.com