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『殺人マニア宣言』(ちくま文庫) 文庫になって復活! よろしくです。
『興行師たちの映画史』(青土社)ついに出ました! これから10年のポジション・ペーパーですね。サポート・ページもあります。
『着信アリ』のパンフレットで神無月マキナと対談しています。
『25時』のパンフに原稿書きました。
その後渋谷シネパレスで『ミスティック・リバー』見る。やけに女性客が多いんで???ショーン・ペンってそんなに人気なのか?とか思ったがよく考えたら水曜女性1000円なのだった(自分には関係ないんで忘れていた)。
イーストウッドが変態だとかマゾヒストだとかいうのはすでに言い尽くされていて今更ことさらに言い立てるようなことじゃないんだが、この映画は本当に怖い。イーストウッドの心の中にある暗い場所の冷たい感触を感じる映画だ。世界にはとてつもない邪悪が潜んでおり、それに触れられたらもうどうしようもない。誰も彼を救うことはできない。撮影が素晴らしいんですがこの人イーストウッドの子飼いらしいですな。
その後東映にて『花と蛇』。石井隆監督、杉本彩主演の団鬼六作品。まず第一に、大前提として杉本彩クラスの女優、というかタレントがSMポルノに出て脱ぎまくり縛られまくるというのは素晴らしい。プロデューサーの努力には深く敬意を表したい。だけどまあしかし問題点は両手に数えられないほどあるわけで、そもそも杉本彩はたしかにスタイルは素晴らしく、とくに尻は実にいい形だったりするんだが、やはり団鬼六の和製緊縛には似合わない。縄をかけるには痩せすぎだし、令夫人の役なんてままごとにしか見えない。脚本の段取りも変だ。ボディガードの女は救出のために潜入して返り討ちに遭うはずじゃないのか。だいたい杉本彩は責められることによって変わっていくんじゃないとSM映画の意味自体がないんじゃないのか、などなど……
と言った具合にいくらでも熱く語れるので、石井監督も杉本彩もこれに懲りず是非次回に再度チャレンジしていただきたいものである。なんなら盆暮れやってくれてもいいぞ。あ、そうそう蛇を出すのはいいがCGはダメだろCGは! あそこだけは本物でなければ。蛇がCGでいいんだったら乳首もCGでいいってことになっちゃうじゃないか! ここだけは石井・杉本に猛省を求めたい。
その後テアトル池袋に出かけ、『メシア−−伝えられし者たち』を見る。なんでこんなの見たかという話ですが、詳しくは〈映画秘宝〉の2004年1月号と2月号の大槻ケンジの連載を読んでください……はい、読みましたね。詳しい説明はそっちにまかすけど、要するにこの映画には代々世界の要人のボディガードをしていた一子相伝のボディーガード拳(たぶん天内流格闘術)の十七代目とキョンシーをあやつる中国拳法の使い手という二人の女優が出ていて、クンフー・バトルを繰りひろげてるんですよ。まあ映画としてはやたら走ってばかりだったりミドル・ショットで喋ってるのをだらーんと撮ってたりイヤボーンだったりダメ映画の要素がすべて詰まったケツ作なんですが、この二人の格闘はなかなかのもんです。特に浅井星光の方は本物っぽい。タッパもあるしね。これで顔がもうちょっと……だったらハリウッドに行けるのになあ。
ともかくこの二人にはあと三人仲間を見つけるまで頑張ってほしいですね! それまでぼくも映画を見続けますんで!
終了後、大林千茱萸と会ってヒルズで軽くメシを食う。2002World Cupの日本戦全試合のDVDをもらってしまった。ラッキーすぎる。とりあえずベルギー戦を見直して久しぶりに感涙。