もう予選開幕ですよ

◎最近のお仕事 『ジェノサイドの丘』(フィリップ・ゴーレイヴィッチ WAVE出版)好評発売中
『殺人マニア宣言』(ちくま文庫) 文庫になって復活! よろしくです。
『興行師たちの映画史』(青土社)これから10年のポジション・ペーパーです。サポート・ページもあります。
『25時』『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』『H』『恋する幼虫』のパンフに原稿書きました。


2/12(木)
 東芝エンタテインメント試写室にて、マコーレー・カルキン君主演の『パーティ・モンスター』掲示板でふこをさんが「ジョン・ウォーターズの伝記を撮るというのはどうか」と言っていた奴である。いや、実際そっち系の顔になってしまっているので大笑い。
 で、映画の中身なんですが、これビデオ撮りだよね? どうも画面が汚らしくて「fabulous!」が連発されるわりにちっともfabulousじゃないんだよなあ。つまり「fabulousなんだけど中身は空っぽな美少年たちの哀しみ」ってよりは「単に汚いバカ」に見えちゃうのだ。難しいね、どうも。

 その後新橋へ『ロスト・イン・トランスレーション』を見に行くが開演15分前ですでに長蛇の列、列、列。都合200人くらい帰されていたのでは。
 オレはもちろん負け組。


2/13(金)
 鬱々として仕事もあまり進まず。

 なんかFAXの調子が悪く、洋泉社まで行って校正してきました。


2/14(土)
 谷中・猫町ギャラリーで開かれている美濃瓢吾氏の個展に出かける。本日はコンサートつきなので盛況。
2/15(日)
 光文社より『トカジャクソン』の読者プレゼントとして戸梶圭太監督作品DVD『木岐ノ町貝塚組』が送られてくる! ばんざーい!
 すばらしいぞ戸梶。さっそく鑑賞。『映画監督ゆみこ』が楽しみだ。

 忘れていましたが『車掌22-1』号を購入しました。今回は薄いし日記がメインだからすぐ読めました(実はこれを読んでいてげっぷ特集はちゃんと読んでいないことが判明。すいません。ときに『車掌』はレイアウト的に異常に読みにくいことがあったりするのです)。営業特集ということなんでみんな『車掌』を買おう!(18号では柳下家のひみつがいろいろ明かされています)


2/16(月)
 午後、シネカノン試写室にて『犬と歩けば--チロリとタムラ』。篠崎誠監督の犬映画だが、「犬の顔が割れたりするわけではありません」と監督が言うとおりの作品。篠崎版『黄泉がえり』と言えましょうか(もちろん『害虫』に相当するのは『忘れられぬ人々』)。ただしそういう意味からすると、篠崎誠は塩田明彦より良心があるなあ、というか、もっとベタベタにやらなきゃダメでしょう!というか。具体的に指摘するなら、りょうと藤田陽子のドアを隔ててのやりとりとか、音楽がんがんにかけて泣かしに入らないと。まあ、それをしないのがいいとこなんだけど。
 あと、唯野未歩子がニヤリと笑うと怖くとしょうがありません(完全に井口昇映画のせい)。

 その後ちょっと茶店で仕事して、某筋からチケット受け取る。


2/17(火)
 シネカノンにて『殺人の追想』、『吠える犬は噛まない』の監督ポン・ジュノにインタビュー。格好がオレと同じ(上下黒づくめ)だったんで笑ってしまいました。なかなか面白かったです。ただひとつだけ聞き残したことがあって、ポン・ジュノは韓国的ではない映画を作るんだけど、同時に韓国的なるものに(自分の決して一体化できない世界への)郷愁を感じているように思える。その点をきちんと突っ込んでおくべきだったんだが、聞きそびれてしまったような気がする。

 その後イマジカへ行ってみるが予定していた試写がやってない。え?と思って家に帰ってからよく調べると予定は先週の金曜日だった! しまった! これですべての謎が解けた!


2/18(水)
W杯ドイツ大会アジア地区一次予選 日本1-0オマーン@埼スタ
 思いがけぬ方面から直前にチケットが入手できてしまって、予選に行くことになりました。行くと入場時にJFAのロゴ入り袋を渡されまして、中には青い応援パネルと青いホッカイロが入っています。気の利くことで……じゃなくて、カイロ配る前にカイロのいらない熱い試合をやれよ!
 見ていたのがメインスタンドほぼ中央の上の方という絶好のポジションだったんで実によくわかったんだが、日本代表、本当に動きがない。特に前線は上下に動くだけでダイアゴナルな動きはないし、クロスしてマークをはずそうとかそういうの全然ない。マークされるから中盤に下がってきてボールを受けて、中盤に返しておしまい。左右に広大なスペースがあるのに誰も使わない。ああああああ。
 いや野次ばっか飛ばしていたように思われるかもしれませんが(実際野次飛ばしてばかりだったんだけど)応援したし、久保のゴールが決まった瞬間は思わず隣とハイタッチしました。でもな〜これ一次予選の最初の試合なんだよな〜このあと相手は強くなってくばかりなんだけど、どうなるんだよ〜

『インディーズ映画が世界を変える』(クリスティーヌ・バション アーティストハウス)いただく。『エデンより彼方に』とかのトッド・ヘインズのプロデューサーが書いた自伝本。


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Kiichiro Yanashita / 柳下毅一郎 / kiichiro.yanashita@nifty.com