EURO2004について何も書いていない日記
◎最近のお仕事 『興行師たちの映画史』(青土社)これから10年のポジション・ペーパーです。サポート・ページもあります。
『別冊映画秘宝 実録殺人映画ロードマップ』(洋泉社MOOK)出ました。おもろい殺人話で満載です。
『レッド・ダート・マリファナ』(テリー・サザーン 国書刊行会)に解説を書きました。
『ジョン・ウォーターズの悪趣味映画作法』(ジョン・ウォーターズ 青土社)。ついに新装版で復活! 若き映画監督志望者必読!
『ロボット・オペラ』(瀬名秀明編 光文社)にジョン・スラデック『ロデリック』の一部を訳出。
6/7(月)
一時、国書刊行会のTが来て打ち合わせ。そのまま2時間近くずーっといろいろ喋って3時から別件の打ち合わせがもう一本。ともかく話の内容を説明するだけで2時間かかってしまうんだが、これ本当に大丈夫なんですかね。オレの説明能力(つまり日本語力)がいちばん不安だ……
その後6時半から美学校に出かけて『いかレスラー』見る。叶井伝説第二章開幕篇、ということだよ。あ、映画はね、これが意外と(と言ったら失礼だが)おもしろいんですよ。河崎実ってやっぱり(ある種の)天才だね。
6/8(火)
戸梶圭太様より『映画監督ゆみこ』のビデオとそのサントラCDが送られてくる! さっそく見てみましたがこれは面白いぞ!(デイヴが特に素晴らしいですね)いや、もうここまで来たらあとはVシネ作るしかないと思います。KSSあたりでどうですか? ここによれば6/29(火)に下北沢トリウッドで上映されるそうです。
6/9(水)
LAから友達が遊びに来たんで渋谷で飯を食う。桜ヶ丘町のネパール料理屋に行ったんですけど、「あーほら東電OL事件の〜」とか喋ってたもんで、店の人にはかなり嫌がられていた様子(トホホ)
6/10(木)
美学校試写室にて『マッハ!』
すでに秘宝方面では本年度ナンバー1との噂もあるタイ製のムエタイ・アクション映画である。これはすげえ! 板垣恵介先生が見たら、『バキ』におけるムエタイの扱いもだいぶ変わるんじゃないかという代物である。ともかく全身バネみたいな主演男優が素晴らしく、飛ぶ跳ねる蹴る。敵が三人走ってきたら、三番目の奴から倒すのだ。どうやるかっていうと飛び上がって前の二人の肩を踏み台にして飛び越えて三人目に肘を落とすってんだけど、それって意味あるのか? ムエタイのエルボーってフックみたいに切るためなのかと思ってたが、フライング・エルボー・ドロップを立ってる相手の頭に落とすって……
公開されたらもう一度見に行こう、と思いました。
夜、新橋にて『セックス調査団』試写。アラン・ルドルフの2001年作品で、原作はアンドレ・ブルトン。なんでもブルトンがシュルレアリスト仲間を集めて自分の性癖を告白しあう会というのをやったんだそうで、それが原作になっています。その会ではいろんな事実が暴露されたらしいんだけど(エリュアール1000人斬りとか)ブルトンはサッキュバスは実在する!と力説していたんだそうな。
「本当なんだよ! 毎晩オレのところに来るんだよ!」
ブルトン、夢精らーだったのかよ!
映画では最後、女にせまられても「やっぱサッキュバスの方が気持ちいいし……」と夢精の道を選ぶというある意味天晴れな結末になっておりました。オタクの鑑ですな。
実際のブルトンがどうだったのかは知りません。
6/14(月)
新宿ロフトプラスワンで「ユーロトラッシュ不法集会in新宿番外編 『和モノ』トラッシュの世界」。なんとなくぐだぐだのイベントでした。反省しきり。いやオレのせいではないんだけど、やはり……
その後打ち上げで3時ごろまで飲んでいたが、眠くなって帰る。なお、一緒に帰った中原昌也は翌朝8時の試写に行ったそうです。タフだなあ。オレはもちろんパスして寝てました。
6/16(水)
早朝試写にて『スパイダーマン2』。朝8時銀座集合!と言われたときには絶対ムリ!と思ったが意外となんとかなるものであった。三留まゆみに久しぶりに会ったんで、思わず開口一番……
6/17(木)
『最恐ホラー大全邦画編』(メディアックス)いただく。ホラー映画の紹介ムックで、それ自体は珍しいものではないんだが、1937年製作の日本最初の化け猫映画からはじめ、新東宝作品やピンク映画まできっちりフォローするパースペクティヴの確かさは特筆ものである。強くお勧め。
GAGA試写室にて『CODE
46』。マイケル・ウィンターボトムの近未来SF。こういうフランスっぽいSF映画にはどうも弱い(つまり、でかいセットを作らないで未来チックなロケ・セットを使う奴)のだ。で、ウィンターボトムだけどなかなか頑張っている。特に上海の風景はなかなか良くて、これだったら『ダイヤモンド・エイジ』とかできるんじゃないか?とか妄想が湧いてきた。どうせならギブスンとかスティーヴンスンとかやらせたいね。この際『あいどる』でもいいよ?
その後UIPで内覧試写。内覧試写については何も書かないでいいから楽だ。
6/18(金)
『ロボット・オペラ』(瀬名秀明編 光文社)いただく。重厚長大なロボットものアンソロジーです。ぼくは『ロデリック』(ジョン・スラデック)の抜粋を訳しています。
松竹試写室にて『マーダー・ライド・ショー』見る。これ、高橋ヨシキくんが作った映画かと思ったよ! というかヨシキが映画作ったら絶対こういうものが出来るに違いない。
あと、三才ブックスの編集者が来て打ち合わせる。最近流行の裏モノ系ムックみたいなものに殺人コラムを書くことに。殺人原稿の依頼は久しぶりである。んでもっていきなり連載。ついに暖めていたアレを出す日が来た! しかし二回目があるかどうかは売れ行き次第?
なお、編集者はカラコン入れてゴルチェのシャツ着たおしゃれさんでしたわよ。
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Yanashita / 柳下毅一郎 / kiichiro.yanashita@nifty.com