ロフトとアップリンクを往復する日々
◎最近のお仕事 『興行師たちの映画史』(青土社)これから10年のポジション・ペーパーです。サポート・ページもあります。
『ジョン・ウォーターズの悪趣味映画作法』(ジョン・ウォーターズ 青土社)。ついに新装版で復活! 若き映画監督志望者必読!
『ロボット・オペラ』(瀬名秀明編 光文社)にジョン・スラデック『ロデリック』の一部を訳出。
『ケルベロス第五の首』(ジーン・ウルフ 国書刊行会) ようやく発売になりました。すべてわたしの不徳のいたすところであります。お待たせしました。勝手に広報部も(勝手に)よろしく。
8/8(日)〜8/11(水)
家族旅行。関西方面へ出かける。とりあえず行かないと!と思っていたところがひとつあって。それはエキスポランドです。八つ墓村のお化け屋敷って奴。
エキスポランドに来るのは久しぶりである。たぶん30年ぶりぐらいかな? あのころ、ここは本当に未来を象徴する場所だったのだ。日本最長のジェットコースター「ダイダラザウルス」とかあったし。しかし今は街灯が赤錆びていたりする。ダイダラザウルスも花屋敷のジェットコースターみたいだ。これぞオトナ帝國。思わずいろいろ考えてしまう。千里ニュータウンのたたずまいもすごいしね。
問題の「八つ墓村」ですが、要蔵さんの出番少なすぎ! 炎天下30分並んであれかよ! もっとちゃんと暴れてくれないと、こっちが殴りこんじゃうよ! あとちゃんとTシャツとかグッズとか作ってよ!
スタッフTシャツはなかなかキュートで欲しかったな(売ってくれないか頼んでみたがダメだった。くそう)。
8/12(木)
六本木のアスミック・エース試写室にて松尾スズキ監督作『恋の門』。昔は試写室と言えば銀座・新橋だったんですけど、最近はすっかり六本木が中心になってますね。個人的には新橋のうらぶれた雰囲気の方が映画にはふさわしかろうと思うのだが。ちなみに映画を見ていていちばん気になったのはヒロインのキャラ造形で、声優オタで王道少女漫画好きで格ゲーコスプレマニアというんだが、こんなオタクはいるんだろうか? 識者の意見を求めたい。個人的には制服を着て『カリフォルニアSEX入門』を研究する女子高生三輪ひとみを見れただけで満足。
その後内覧試写。誓約書を書かされたので中身については何も申せません(笑)
8/14(土)
上野オークラで『痴漢バス 愛液狩り』(『痴漢バス2 三十路の火照り』)、『痴漢探偵ワレメのTRICK』見る。『痴漢バス2 三十路の火照り』というのは佐々木麻由子引退記念作で、山咲小春が少年役で佐々木麻由子を痴漢するという奴ですね。というわけで新旧佐々木麻由子二本立て。
荒木太郎って「痴漢バス」に変な妄想があるのかなあ。とはいえバスであんな痴漢ってありえねえよな。なんかありえなさすぎて幻想シーンを見ているかのような妙な感触がある。
8/16(月)
午後、打ち合わせ。つうか主として忘れ物を渡すために会ったというか。
8/17(火)
朝からGAGAで『ヴァン・ヘルシング』見る。ケイト・ベッキンセールがものすごい化粧であらわれて何も言えなくなってしまう。あとドラキュラ役者の大根ぶりにも口が開いたまま閉じなくなってしまった。まあドラキュラは伝統的に大根役者がやる役だからいいのかな。ぼくはソマーズ派なんで、部分的にソマーズっぽいところを見つけて(イゴールがフランケンシュタインの怪物を虐めてるところとか)満足することにしておこう。しかしCG使いすぎ。そしてGAGAのポスターは何をしたいのか訳わからなすぎ。「決死の罠」って意味なさすぎ。
『とり・みきの映画吹替王』(とり・みき 洋泉社)いただく。
8/19(木)
ロポンギルズ(c殊能将之)に出かけて周星馳のインタビュー。新作『カンフー・ハッスル!』のためです。タイトルはアレなんだけど、原題は『功夫』もうなんのヒネリもなく直球の功夫もの。田野辺くん血涙。
実に朝一番で10時からのインタビューだったんで、ぼくらは朝9時半集合! でもぼくと知野二郎師父はちゃんと集合時間の15分前には着いていたのです。もう一人来るはずだったのに寝坊した奴が……ダメすぎる。寝坊する人間はドラゴンにはなれない!
なお、周星馳はちゃんとみうらじゅん謹製の秘宝ベスト1トロフィーを事務所に飾っているそうです。
夜、渋谷は公園通りクラシクス(ジアンジアン跡地なんで、みんなして「ジアンジアンってこんなサイズだっけ?」と頭ひねりまくり)にて妻のCD発売記念イベ。来ていただいたみなさんありがとうございます。
8/20(金)
今日も渋谷。ドゥ・マゴにてキム・ギドゥク来日記念パーティ。まあ軽く挨拶だけして、あとは宇田川幸洋氏と喋ってたり。
その後新宿Loft+1で東雲会。行っただけ。いつの間にか酔っぱらって寝て、起きたら画面にはデカデカとチ×コが大写しになっており、主催者はどこにもいなかったのだった。
8/21(土)
『怪談・新耳袋 劇場版』を見に渋谷シネ・ラセットに出かける。映画ですが豊島圭介はさすがによく考えてるなあという印象。ちょっと脚本が一本調子なんで、演出のアイデアを入れないと味も素っ気もない実話怪談になってしまうのである。終わって出てくると吉行由実さんが伽耶子さん(笑)と一緒にいた。
その後新宿へ。なんかほとんど昨日と同じ道を歩いてないか?とデジャヴにとらわれつつテアトル新宿に向かう。本日は『恋する幼虫』DVD発売記念で天才・井口昇を称えるイベントであるところの〈昇祭り〉だったのである。ぼくはゲストで出たんだけど、出番は3時半とかそれくらいということで、12時前に入ってずーっと待機。
来た人は知ってるんだけど、この“祭り”、井口くんを筆頭に、井口映画の出演者ゲスト一同、みんなふんどしにハッピ一丁の姿だったんです。井口くんなんかふんどし締めてるだけで、肉々しい腹も堂々と……いやそれはいいんだけど(いやよくないけど)問題は楽屋だ。楽屋っていうのは『呪怨』上映中には「俊男の部屋」になってた六畳間のことなんだけど、ここにふんどしの男が六人とかいるわけですよ。どこを見ても腹、ケツ、ふんどし……ああ、ここは二丁目なのか?
そこで待ってるあいだずるずる酒を飲んでいたらすっかり悪酔い……一方、その間、同じくゲストで出演した山田広野はロビーで浴衣の女の子に囲まれてハーレムを作っていたのだった……この差はなんなんだ!?
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Kiichiro Yanashita / 柳下毅一郎 /
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