宇宙人もつらいよ

◎最近のお仕事 『興行師たちの映画史』(青土社)これから10年のポジション・ペーパーです。サポート・ページもあります。
『ジョン・ウォーターズの悪趣味映画作法』(ジョン・ウォーターズ 青土社)。ついに新装版で復活! 若き映画監督志望者必読!
『『ロボット・オペラ』(瀬名秀明編 光文社)にジョン・スラデック『ロデリック』の一部を訳出。
『ケルベロス第五の首』(ジーン・ウルフ 国書刊行会) ようやく発売になりました。すべてわたしの不徳のいたすところであります。お待たせしました。勝手に広報部も(勝手に)よろしく。
ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判2』(町山智浩&柳下毅一郎 洋泉社)発売中っす! 


9/15(水)
 ロフト・プラスワンの妹祭りbyしろはた なんでやねん。詳しい話は省きますが、ぼく、実はこのイベントの黒幕なんです。実はサブカル界を裏で動かす大物なんですよはっはっは。イベント自体は死ぬほど笑わせていただきました。ほとんど「妄想戦士ヤマモト」ライブ版という感じだった(客も含めて)。
9/17(金)
 新橋に『パニッシャー』見に行く。酷い酷いと噂には聞いていましたが、実にまったくもって酷かった。ともかく何が間違ってるって、フランク・キャッスルを「武器密輸を取り締まる囮捜査官」に設定したことである。キャッスルは手入れのときに手違いでマフィアの大物(ジョン・トラボルタ)の息子を殺してしまい、トラボルタ星人から妻子を殺されて、その復讐のために“パニッシャー”になるのだが、そのとたん、いきなりアジトに違法武器を大集積。あの〜そんなに簡単に重火器が集められるんだったら、囮捜査の意味はどこに? その後もひたすらマフィア一味とパニッシャーの頭が悪くて卑怯で陰湿な殺し合いが続くばかりなのである。
9/21(火)
 朝、内覧試写。その後田野辺くん他とお茶する。

 夜はまたしてもロフト・プラスワンへ。〈ホラー番長〉イベント。 壇上には高橋洋(番長)、翔子&昌也のWナカハラーズがあがっておりました。
 それにしても中原(昌也の方)の下品さと来たらまったくもう。『ソドムの市』主演の浦井氏が『血と骨』のスタッフとしてたけしと鈴木京香のラブシーンにもぐりこんだというのを知った中原と来たら、「それで! 頂上はどうなんですか頂上は!」おまえは鶴光かっつーの。その後も『運命人間』の西山洋一監督に向かって世にも理不尽な言いがかりをつけるなど飛ばしまくってました。

 なお、二次会は例によってmixiオフ。

 高橋洋さんから新刊『映画の魔』(高橋洋 青土社)をいただく。


9/24(金)
 上野オークラにて『制服美少女 先生あたしを抱いて』。時間の都合で一本だけですた。高原秀和監督・脚本、蒼井そら主演。うーん、なんだかなあ。登場人物が誰一人として何を考えているのかわかっていない(自分が何を考えているのかわかってないキャラクターなのである)映画ってどうよ。

『ソラリス』(スタニスワフ・レム 国書刊行会)、『ゴシックハート』(高原英理 講談社)いただく。


9/25(土)〜27(月)
 金沢に行ってきました。〈こども映画教室〉みたいなイベントで、妻の演奏があったため、例によってぼくは鞄持ち活動というわけです。で、そのついでに能登半島の羽咋というところへ行ってたんです。 行くにあたって、じゃあまあ温泉でも行くか〜とか思って地図を見ていたところ、近く(でもないが)に「羽咋」って地名がある。
「あれ? ここってたしかUFOシンポジウムやったとこだよな?」
 羽咋ってUFO伝説があるそうで、UFO博物館みたいなものを作ってUFOで町おこしとかって頑張ってるわけですね。UFO饅頭とか作っていたりします。
 そういうわけなんでとりあえず行ってみましたよ。博物館(コスモアイル羽咋)は田圃の真ん中にあります。見渡すかぎり何もないところにぽつんとロケット(本物)が立っています。中にはいるとアポロの月着陸船とかボストーク宇宙船(本物)とかルナ・ローバーとか展示してあって、どっちかというと宇宙開発博物館という感じ。プラネタリウムで上映している映画も結構マジメなものだったし(無理矢理『UFO』という映画を上映させたんですが、ちゃんとUFOは「未確認」だからUFOなんだってことを言ってたりするドキュメンタリーだった)、宇宙人のパネルなんかは奥の方に隠してあって、あきらかに迫害されてる感じ。かわいそうなんで、数少ない宇宙人(矢追純一のロズウェル特番かなんかで使われたもの)と並んで記念撮影してきました。
 羽咋は市民の四分の一がUFOを目撃しているそうなんですが、その割には地元のUFO目撃談がひとつもなかったのはなんでなんだろうなあ。

 帰りにはラーメン屋でUFOラーメン食って帰ってきました(これが結構うまいんだ)。この近くにはモーゼの墓もあるそうです。石川県って凄いところですね!


9/28(火)
 渋谷でsporeという雑誌のために中原と対談。

『本棚探偵の回想』(喜国雅彦 双葉社)いただく。あいかわらずいい仕事をされております。足フェチの巨匠だけに、本のフェティッシュな魅力にあふれた本ですね。是非本屋で実物をチェックしてください。


9/29(水)
 台風。

渋谷イメージフォーラムでラス・メイヤー映画祭のトーク。台風なのに。メイヤー、死んでしまいましたな。本日のトーク相手は町山広美。そう、もちろんウェイン町山智浩の妹である。今回が初顔合わせ。と言ったら主催側は「え……」と驚いてましたが、だって普通兄の方と友達でも妹の顔なんて知らないでしょ! 話はなんか適当にやっつけました。

その後清水厚監督と軽く飲みつつ打ち合わせ。なんかCSのチャンネルでラス・メイヤーの番組を作るとかで、今度取材を受けることに。しかし何を喋ろうか。


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Kiichiro Yanashita / 柳下毅一郎 / kiichiro.yanashita@nifty.com