学生気分

◎最近のお仕事 『興行師たちの映画史』(青土社)これから10年のポジション・ペーパーです。サポート・ページもあります。
『ジョン・ウォーターズの悪趣味映画作法』(ジョン・ウォーターズ 青土社)。ついに新装版で復活! 若き映画監督志望者必読!
『『ロボット・オペラ』(瀬名秀明編 光文社)にジョン・スラデック『ロデリック』の一部を訳出。
『ケルベロス第五の首』(ジーン・ウルフ 国書刊行会) ようやく発売になりました。すべてわたしの不徳のいたすところであります。お待たせしました。勝手に広報部も(勝手に)よろしく。
ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判2』(町山智浩&柳下毅一郎 洋泉社)発売中っす! 


10/2(土)〜4(月)
 加古川に取材に行って来ました。11月中旬発売予定の秘宝の殺人ムック用に、例の親族7人殺しの現場を見に行ったんです。なかなか不気味な感じでしたよ。

 で、帰ってきましたら、いきなりリモコンに触れてもないのにビデオが巻き戻しをはじめたりする怪現象が! ぼくはまったく霊感とかない人間なので全然平気なんですが、妻はわりと見たりするんでわりと大変なんです。「やだ。変なの連れて帰ってきたんじゃないでしょうね。恐いから家にいてよ〜」とすがられたんですが、すがる手をふりきってぼくは試写に行ってしまったのであります。見たのは『スカイ・キャプテン』。結局ジョリーかよ!


10/5(火)
 ゴールデン街のBar Plastic Modelという店で中原、滝本誠師匠とおしゃべり。〈BRUTUS〉でカルト映画について語ってくれとかそういう依頼でした。「カルト映画と言えば『●間革命』でしょ……」とか言ったけど当然のごとく載っていませんでした。だもんで「本来カルト映画というのは……」と周知の話をひとくさり。Bar Plastic Modelというのは前から行ってみたかったんですが、なかなかお洒落な店でようございました。
10/6(水)
『恋愛不安』(香山リカ 講談社)、『ディナモ』(アンディ・ドゥーガン 晶文社)いただく。『ディナモ』は以前英語で読んでレジュメを書いたことがあるが、ディナモ・キエフとドイツ軍チームの伝説の試合の話である。つまりリアル『ロンゲスト・ヤード』というか、リアル『勝利への脱出』というか、そういうノンフィクション。
10/7(木)
 CSでラス・メイヤー追悼番組を作るというんで取材される。原宿のHysteric Glamour本店へ。なんでかっていうと、ヒスグラがコラポでTシャツ作ってるんですね。あ、今「ヒスグラ」と言ってしまいましたがこれは間違いです。ただしくは「『ヒス』または『ヒステリック・グラマー』と言ってください」とヒスグラいやヒスの人から番組開始前に注意を受けました。
 お相手は『くりいむレモン』の村石千春ちゃん。番組の製作会社が『くりいむレモン』作ってる会社(フルメディア)ともつながってるということでかりだされたらしい。かわいい……でもラス・メイヤーを語るには胸がどうか……いやTシャツ姿だとなかなか……って乳だけかい! ともかくそんな状況で適当に喋ってきましたんで、CSのどっかのチャンネルでそのうち放映されるはずです(DVDボックスのおまけにも収録されるらしいが……罰ゲームみたいだななんか)。ま、話は聞き流して村石千春ちゃんの乳を眺めてるのが吉かと。おみやげにヒスのコラボTシャツをもらいました。かっこいい……のはいいんだけど、これがサイズ小さめで……村石千春ちゃんのチビTはいいんだけど……俺が着ると腹が……
10/10(日)
 名古屋へ。以前にもイベントをやった〈松原武司のアフターファイヴ〉というスペースでTrash Mountain Videoのイベントをやるという。んでトラマン軍団(トラマン総帥屑山屑男氏を筆頭に継田くんやらyellow山崎さんやら)に加えてぼくと中原昌也もゲストとしてかり出されたわけである。枯れ木も花のにぎわい。
 イベント自体はたいへん大勢の人が集まってくれて大成功だったんじゃないでしょうか(来た人がおもしろがってたかどうかはともかくとして)。終わったあとは松原さんのお母様お手製の美味しい韓国料理をいただく。そしてそのままみんなで温泉に行き、夜は別室で雑魚寝。いやーもーなんつーかトラマン修学旅行? 明かりを消した後はもちろん好きな娘の言い合いっことか枕投げとかしましたよ!

 翌日は中原があまりに「矢場とん食べようよ〜」とうるさいのでしょうことなし味噌カツ食いに行きました。行列ができるB級グルメの名店です。んで並んでいる最中、銀座にも支店があることに気づく。意味ねえ! うまかったけど。


10/13(水)
 塚本晋也の新作『ヴィタール』試写。以前、塚本さんに「解剖の見学ってできるんですかね?」と訊ねられたことがあるんだけど、この映画の取材だったんですね。肉体感覚の復帰シリーズなんだけど、塚本さんの主眼はもちろん分解されていく体の方に向いている。
10/16(土)
 秘宝祭り@東京ファンタ。

 すいません。今年はパスしてしまいました。つうか会場には行ったんだけど、ほとんど何もしませんでした。本当、みなさんすいません。でもちょっと仕事に追いまくられていて、全然精神的な余裕がなかったんです。実際この日もさっさと行って、打ち上げにも参加せずに帰ってしまいました。あと一歩。もう少し。明けない夜はない……


10/18(月)
 文藝賞授賞式@山の上ホテル
 家にこもっていても鬱々とするばかりなので、ちょっと行ってみました。しかし、よく考えたらオレ河出の翻訳も遅らせているんだった! やべえ。というわけでひたすら平身低頭の日々。

 ちなみに受賞者 山崎ナオコーラ(本当にこういうペンネーム)の挨拶があまりにすごくて大森望と二人腰を抜かしてしまいました。暖かく見守っていきたい。大森からen-Taxiの柳美里が凄いことになっていると聞いたので帰りに旭屋に飛び込んで買う。うーん、これは……


10/19(火)
 ヤクルトホールにて『誰にでも秘密はある』試写。イ・ビョンホンの主演作です(←知らない)。なんでこんなの見に行ったの? いや好きな女優が出てるから……って言うと「あ、チェ・ジウ好きなんですか?」と言われるわけですが、そんなTV女優なんか知らないよ! 『冬ソナ』なんか一度も見たことないよ! オレが好きなのは三姉妹の長女を演じているチュ・サンミです! アーモンド型の目をしたトランジスタ・グラマな猫型女優です! 知らない? 知らないの? オレなんか中古で『ソウル・ガーディアン』のビデオも買ったし『Say Yes』も『微笑』も『接続』もDVD買ってますよ! ちなみにこの映画では生活に疲れた主婦役ということで奔放なジャズ歌手のキム・ヒョジン、ガリ勉メガネっ娘のチェ・ジウと比べるとあきらかに脇なんだけど、劇中でもイ・ビョンホン(←知らないんだけど、場内がやたら女だらけだったのはこいつのせいらしい。チビなのに)が言うとおり「三姉妹の中で、あなたがいちばんセクシーです!」
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Kiichiro Yanashita / 柳下毅一郎 / kiichiro.yanashita@nifty.com