◎最近のお仕事 『興行師たちの映画史』(青土社)これから10年のポジション・ペーパーです。サポート・ページもあります。
『ジョン・ウォーターズの悪趣味映画作法』(ジョン・ウォーターズ 青土社)。ついに新装版で復活! 若き映画監督志望者必読!
『ケルベロス第五の首』(ジーン・ウルフ 国書刊行会) なんと再版出来らしいです。編集氏にはさらにご迷惑をおかけしております。勝手に広報部も(勝手に)よろしく。
『ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判2』(町山智浩&柳下毅一郎 洋泉社)発売中っす!
その後ユーロスペースで『たまもの』公開記念今岡慎治特集。『彗星まち(獣たちの性宴 イクときいっしょ)』。良くも悪くも処女作って感じの映画。一生に一度しか撮れない類の映画である。
その後ユーロで今岡慎治特集『痴漢電車 感じるイボイボ』。ああ、これは良かった。林由美香がまた素晴らしい。テロに対するロマンチシズムって(サリンと9・11以降)もうありえないものとされてしまうわけなんだけど、本当にそうなんだろうか? などと思う。なお、本作は諸般の事情でソフト化不可能なのだそうです。
午前中いっぱいかかって終わったころ、ちょうど国書刊行会の編集者Tから呼び出しの電話がある。『ケルベロス第五の首』がついに増刷となりましたんで、その直しの件。これ幸いと気になる箇所を直しまくったんで、「これは再版の直しとかそういうレベルじゃないです……」と泣きが。まあそういうわけでおかげさまで再版することが出来ました。「このミス」とか「SF読み」とかで少しでも上位に入って、一冊でも売れてくれればいいなあ、と思います。
夜、Loft+1の〈しろはた〉プレゼンツ鬼畜まつり。オレ、要らない子だったかも。いや、本田くんとかのプレゼンは面白かったんですけどね。オレはあの世界には要らない人間だった。安田RIOさんが持ってきた天使ちゃんビデオが素晴らしすぎて一同ガクブル。全長版見たい。
その後上野オークラで『女子アナ(秘)局責め』。m@stervisionが★★★★つけているので慌てて見に行った。m@sさん、ちょっと加藤義一には甘すぎるんじゃないか、と思われ。
脚本は大いに問題で、ヒロインが天然ボケなのか計算高くズル賢い女なのかがよくわからない。というかそこんところをきちんと詰めずに適当に書き飛ばしてないか? それにしてもタイツフェチはないだろタイツフェチは。まあラバーとかレザーとかにする金がない、というのはわかるけどね。
本日はボーディ・ガーボル特集で二本。『アメリカン・ポストカード』、『ナルシスとプシュケ』。『ナルシスとプシュケ』は凄かった。ハンガリーで一年かけて撮影されたという国家事業的作品である。200年にわたる不毛な愛のドラマがエログロ満載で語られるのである。ものすごい量のエキストラと豪華絢爛たるセットが蕩尽される。いろんな意味で考えられない作品。この主演がウド・キアーで、今回来日となりました。
終了後、篠崎誠さんから声をかけられ、ウド・キアーと飲みに行くことになってしまった。いきなりその場でインタビューして、いきなり飲みに行くことになってパニックだったんだけど、ものすごく気さくな人だったんで、なんとかなりました。
「Dr.NavicのCMが打ち切られてしまったのは『ユナイテッド・トラッシュ』が公開されたせいだ!」と言うので「すいません、それ公開しろって言ったのぼくです……」「おまえか! おまえのせいで大金持ちになりそこなったのか!」とぶたれました。
で、飲んでるとき隣に座ってたら手を握られちゃったんですけど、これってやっぱり……ウホッ?
今日はその後、映画美学校でウド・キアーの特別講義があるというんで、それを覗いてきましたよ。ウドさん主演の英国製短編映画というのを上映したあと、ウドさんが生徒からの質問に答えるという寸法です。ウドさん、サービス精神旺盛すぎますよ! 今日もそのあと飲みに行きました。なんとなくキケンな気がしたので妻を連れて……
Kiichiro Yanashita / 柳下毅一郎 / kiichiro.yanashita@nifty.com