がんばって土竜に着いて行くぞ日記

◎最近のお仕事 『興行師たちの映画史』(青土社)サポート・ページもあります。
『ケルベロス第五の首』(ジーン・ウルフ 国書刊行会)勝手に広報部も(勝手に)よろしく。
『アヤックスの戦争』(サイモン・クーパー 白水社)を翻訳しました。第二次世界大戦とユダヤ人の運命とサッカーに関する本です。はっきり言って、ニッチです。
『サバイバー』(チャック・パラニューク 早川文庫NV)の解説を書きました。なお、この解説内でふれているパラニュークの「失神短篇」The Gutsをミステリ・マガジン2005年6月号に訳載しました。是非その衝撃度を自分の目で確かめてください!

『たまもの』(2004年度ピンク大賞受賞!)の音声コメンタリーにいまおかしんじ監督、林由美香さんと一緒に参加しています。

5/8(日) デルモンテ平山と平山夢明のゴミ鍋@Loft+1 にゲスト出演
5/9(月)「電波男」出版記念〈キモイ系〉総決起集会@Loft+1 にゲスト出演 って連日かよ!


3/24(木)
『ライフ・アクアティック』のウェス・アンダーソンが来日したんで記者会見@新宿パーク・ハイアット。もう最近はみんなパーク・ハイアットです。全部ソフィア・コッポラのせいですね。やれやれ。
 アンダーソンはてっきりアディダスでキメてくるかと思ったけど、普通におしゃれさんでした。渡辺麻紀と久しぶりに会ったんでお茶する。

 その後新宿三丁目まで歩いて『ローレライ』見る。いや、これどんなもんかとたいへん気になっていたのですよ。なんかアニメファンはおもしろがってるとか、ミリタリーの人は激怒しているとか、東宝特撮映画っぽいとか、綾波が出てくるとかいろいろ前評判聞いてたんで、いったいどんなもんや?とね。で、見てみたわけだけど……普通につまらない映画でしたわ。


3/26(土)
 上野オークラで『官能病棟 濡れた赤い唇』『さびしい人妻 夜鳴く肉体』見る。

 驚いたのは『官能病棟』。これ、なんでか知らないけどホラー。しかもJホラー。口裂け女ものである。赤いドレスを着た黒髪の女が変な歩き方で迫ってくる……とかってJホラーのクリシェはきちんとフォローしてるのは立派である。特殊メイクも頑張っていたりして、なかなかのものだ。
 ただ……ピンクで怪談をやろうっていうならJホラーじゃなくて、昔ながらの因縁話の方が効果的なのではないか?という根本的な問題は残るのであった。だって、そもそもお化けの出る廃病院に忍びこんでセックスする意味ってどこにあるのよ!?  なお、麻田真夕、藍山みなみ、華沢レモン、風間今日子、葉月螢、酒井あずさと主演級の女優を六人も使う豪華さも見物か

『ドキュメンタリーは嘘をつく』(森達也 草思社)購入。


3/28(月
 ドリュー・バリモア/アダム・サンドラー主演のラブコメ『50回目のファースト・キス』試写。
 なんかドリュー、デ……いやちょっと抱きごこちが良さそうになってました。
 これ、ドリュー・バリモアが脳障害を負って、事故の翌日以降に起きたことはすべて一日たったら忘れてしまうという設定なのである。ジーン・ウルフの兵士ラトロシリーズみたいな感じだ。で、その彼女に女は一夜限りと決めているプレイボーイのアダム・サンドラーが出会うんだけど……
 この映画、アダム・サンドラーが自分で作ってるんだよなあ。話としてはつまり薄っぺらなプレイボーイが純朴な娘に出会って悔い改めるってパターンなんだけど、サンドラーが自作自演でこれをやってるっていうナルシシズムに辟易。薄っぺらな二枚目って今なら誰の役なんだろうね? ヒュー・グラント? ジュード・ロウ? いずれにせよ今のアメリカ人にはいないよなあ。昔ならケイリー・グラントの役ということなんだけど。ジョニー・デップがそういう役者になれなかったのはくれぐれも残念なことであった。
3/29(火)
 今日は頑張って試写を二本見る。『ブレイド3』『ヴェラ・ドレイク』。いや、これ書いてて思ったけど、こんな二本立てってどう考えてもありえないよな〜。どういう人間がこんな二本立て見るのか。映画の中身ですが『ブレイド3』はなんか新キャラがウザすぎる。スピンオフ狙いとか頼むからやめて。まあここまでよくつきあったなオレも……という気にさせられる一本。

『けなす技術』(山本一郎 ソフトバンク)いただく。


4/1(金)
 アテネ・フランセで『スパイ道』試写。何かっていうとTBSのBS-iで放映のミニドラマ。ネタは「スパイ」というだけの縛り。というわけで、なんつーか〈刑事まつり〉と〈新耳袋〉を合わせたようなものだった。監督もほぼそういう面子で、井口昇、安里麻里、継田淳から篠崎誠、佐々木浩久まで。今回が初号(それで、たぶん最初で最後の試写)だったんで、当然監督とか出演者とかいっぱいいてそのまま打ち上げ。ぼくは無関係なのにそのまま打ち上げまで参加してしまいました。まあ監督陣知り合いばかりだしね。
4/2(土)
 桜台の友人宅にて花見。いやこの時期に桜なんて咲いてるわけないわけでして〜
 ついでに古本屋によって何冊か本をゲット。旺文社文庫の内田百けんとか。

 その足でテアトル新宿へ。『たまもの』発売記念今岡慎治+林由美香オールナイト。ぼくはゲストなんだけど、まあいてもいなくてもいい人、みたいな感じでトークに参加する。舞台裏では国映の監督陣勢揃いで、ぼくはもっぱら川瀬陽太さんとお話してました。トーク自体はまあコメンタリーの延長みたいな感じでしたかね。終わったあと、さらに飲みに行って由美香さん他と延々飲みつづける。いろいろセキララなやりとりがされていたわけですが、そこら辺はオフレコということで。


4/3(日)
 本日はロフトでテレビ放映記念の〈刑事まつり祭り〉。珍しく黒沢清が出るというんで見に行こうと思ったが、着いたときにはもういなかった。すっかりお客のつもりで行ったんだけど、よく考えたらオレって一作品のプロデューサーでもあり出演者でもあったのだった。つうわけでなんか途中で舞台にあがったりもする。
 しかし、来ているメンバー的にはほとんど4/1の打ち上げとかぶっているので、なんか同じことを延々繰り返している感が強い。その点、第三部はなんかいきなり雰囲気が違って凄かったです。寺沢進兄イとか出てきてアダルティーな香り。適当に二次会くらいまで飲んでから眠くなってきたのでタクシー帰宅。

4/4(月)
 銀座ガスホールにて『ヒトラー〜最期の12日間』試写。ブルーノ・ガンツがヒトラーを演じるということでドイツでは大いに話題になった映画だという。脚本のベルント・アイヒンガーって誰だっけ?名前は聞き覚えあるんだけど……と思ってたけどフィルモグラフィーを調べて納得した。なんか爆弾がちゅどーんと爆発して兵隊が飛んでいくタイプの懐かしい(『プライベート・ライアン』以前の)戦争映画で、ちょっと良かった。『バトロワ2』とか最近の韓国映画とか、画面をチカチカさせれば臨場感を表現できると思っているようなみなさんにはちょっと反省していただきたいものですよ!
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Kiichiro Yanashita / 柳下毅一郎 / kiichiro.yanashita@nifty.com