W杯前に駆け込みで映画見とかないと大変なんだぜ日記
◎最近のお仕事 『興
行師たちの映画史』(青土社)サ
ポート・ページもあります。
『ケ
ルベロス第五の首』(ジーン・ウルフ 国書刊行会)勝
手に広報部も(勝手に)よろしく。
『ア
ヤックスの戦争』(サイモン・クーパー 白水社)を翻訳しました。第二次世界大戦とユダヤ人の運命とサッカーに
関する本です。はっきり言って、ニッチです。
『輝
く断片』(シオドア・スタージョン 河出書房新社)で中編を二編翻訳しています。キモメン文学の金字塔ですよ。
『宇
宙舟歌』(R・A・ラファティ 国書刊行会)を翻訳しました。
『デ
ス博士の島その他の物語』amazon(ジー
ン・ウルフ 国書刊行会)で中編を一編翻訳しています。
『世
界の作家32人によるワールドカップ教室』amazon(マッ
ト・ウェイランド、ショーン・ウィルシー編 白水社)で監訳を担当しました。
『た
まもの』(2004年度ピンク大賞受賞)の音声コメンタリーにいまおかしんじ監督、林由美香さんと一緒に参加しています。まだ御覧に
なっていない方は、是非林由美香さんの姿を見てあげてください。
5/25(木)
シネマヴェーラ渋谷に『温
泉みみず芸者』と『花と蛇』を
見に行く。一階のエレベータに乗ろうとしたらちょうど鈴木則文監督が降りてきた!なんと掛札昌裕氏と二人で見に来ていたらしい。
映画はもちろんすばらしい。『花と蛇』は久しぶりに見ましたが、なるほどこの文脈で上映されるというのもわかる映画でしたね。音効とか曲の使い方がスゴ
ス。
5/26(金)
ドリュー・バリモア主演の『二番目のキス』見
に行くと中原昌也が来ている。「あーこの映画午前中にビ
デオで見てすっげー落ち込んだんですよ! 予定表に時間
と場所しか書いてなかったからなんの映画だかわからなかった!」とか言いつつしっかり二度目を見て二度落ち込んでいた。まったくなんでこの男にだけはこん
な芸みたいなことが起きるのかどうしてもわからないよ!
新宿で打ち合わせのあと、ポレポレ東中野でピンク二本立て。ストーカー監督友松直之の『悶
絶!電車男』は友松の変態的なしつこいセックスがなんとなく想
像される濡れ場(全身リップ!)が唯一の見所か。あと何かというと騎乗位になっちゃうのが笑った。オタクは受け身な生き物なのです。
もう一本、『SEX
マシン卑猥な季節』は結末がちょっと未整理でゴタゴタしてたけど、そこまでは充分に楽しかった。平沢里菜子嬢はとても美しい。そして
藍山みなみはとっても可愛い。伊藤猛ら暇人三人組の立ちまくったキャラにプログラムピクチャーたるピンク映画の良さが出ている。
平沢嬢は本当“SEXマシン”って感じでした。
5/28(日)
本日もポレポレ東中野に出かけて久しぶりに『た
まもの』見る。
なんかしみじみ見てしまった。
最初見たときは「冬の海で走ってるよ!」とか「林由美香が三留まゆみやってるよ!」とかいろいろいらん感想が浮かんできたりしたものですが。
今あらためて見直すとしみじみといい映画だなあ、これ。
冬の海を撮ったミドルの構図がスチールなんかではよく使われてるんだけど、アップの表情もすごくいいのです。
「もう終わりだから。もう会えないから」って吉岡くんのセリフに泣きそうになっちゃいました。
5/29(月)
新宿でトラマン企画の打ち合わせ。酒も飲まずに真剣に。
5/30(火)
夜9時からの『パビリオン山椒魚』の試写に行ったら
「立ち見です」と言われて敢えなく撃沈。せっかくナヲイくんの晴れ姿を見ようと思ったのに…どうせオダギリジョーの舞台挨拶のせい
だよ!くだらん……
6/5(月)
有楽町で東宝東和のKと打ち合わせ。気が付いたら後ろの席に…
その後新装なった東宝試写室(はじめて出かけた)で『日本沈没』見る。終映
後、大森望、添野知世と立ち話。それにしても「ぼくにはできない…」は謎だった。草なぎくんは変態に違いない。ていうかその瞬間
ジャニーさんの顔が脳裏に浮かんだのか。
6/7(水)
ワーナー試写室に『デスノート(前編)』試
写を見に行く。またしても超満員。最近、どこの試写行っても混み過ぎ。そろそろオレもリストラされる頃合いか
も。
脚色にはちょっと意表を突かれました。前編ってそういう意味だったのかと。でもそれなら…&
hellip;いや、まあそ
れはいいとして、気になったのは藤原竜也くんがどうも頭良さそうに見えないことですね(爆)。つうか字が下手すぎる。ライトはもっと小さく几帳面にノート
をきっちり使い切るタイプだと思うのですが。
6/8(木)
MediaBox試写室で二本立て。ソクーロフの『太陽』とキ
ム・キドゥクの『弓』。これまた超満員。二本とも。ひー!
『弓』で
すが、ちょっと音楽が饒舌すぎると思う。劇伴は二胡だけにすべきだ。でも滝本誠さんは大好きだと思うので、滝本さんにお勧めします。
で、神楽坂で滝本誠さんの『渋く、薄汚れ』(フィルムアート社)の増刷お祝いをやろうと集まったんで、お勧めしておく。やはりチェックしていたらしい
(笑)。
さらに場所を変え、神楽坂の路地の奥の店で中原昌也とか〈新潮〉のY氏とか呼び出して三時過ぎまで。読
売新聞でも特集されて、中原くん傍目には絶好調な
んですが、本人はあいかわらず鬱の国から鬱を広めにきた男です。まーでも「点滅…」は傑作ですからみんな買ってくださいね、と中原
くんにも乾杯。
6/9(金)
いよいよ開幕してしまいましたW杯。速報性を重んじて、W
杯日記は放置していたはてなダイアリーでつけることにしました。サッカー好きの人はこっちを見
てください。
Kiichiro
Yanashita / 柳下毅一郎 /
kiichiro.yanashita@nifty.com