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別冊宝島『この映画がすごい!』でバカSF映画座談会。立ち読みで十分だね。
来信は別冊宝島『この映画がすごい!』(片岡礼子がアンケートに答えてるんでビビった。この本をどんな思いで読むんだろうか)と『楽園』(森園みるく 解説/村崎百郎 ペヨトル工房)。ムラサキいいのか? こんなことで? まあ本人が楽しいならいいのか。でも唐沢俊一はやっぱりシメといた方がいいと思うぞ(笑)
恵比寿の写真美術館でキルリアン写真(オーラの力を目に見えるようにする奴)の展覧会を見てから、エスクァイアのTを誘って『プレミア』創刊パーティに出かける。会場は『不夜城』一色で大笑い。なんか、それじゃあ昔のプレミアと一緒じゃんかよ。欠食児童の映画ライターが大挙して押し掛けたのだが、なんと食い物がない! あるのはカナッペと野菜スティックだけで、「お皿とかいただけないんですか?」と聞いた特に名を秘す映画ライターの人は「アパレル方面ではこのまま食べるのが普通です」と言われてしまったとか(笑)。そーかアパレルだったのか。その割にはデルモがいなかったようだが。映画スターとしてはマチャアキと由岐さおりが来ていたよ。でもトルコ行進曲はスキャットしてくれなかったし、隠し芸も見せてくれなくてがっかり。ところでパーティでは驚愕の事実が判明。なんでもぼくは『プレミア』のcontributorらしい(目次の横に名前が載ってる)。うーん原稿依頼もなかったのになあ。オレを無断でコントリビューターにしたりすると高いよ。まあ百万はもらわないとね。
あまり飢えたのでPSCの石熊、大林ちぐみとおでんを食って帰る。
結局システム8.0に戻してしまった。HFS+が悪いという説もあるみたいですが。
中田一人じゃダメかと思った平塚だけどそれ以上にヴェルディがダメすぎて勝負にならなかった。ともかくヴェルディの選手は運動量がなさすぎる。それに足元にパスをもらおうとしすぎる。中盤から両サイドに長くて正確なパスを出してFWを走らせるボランチさえいれば、まるっきり変わってくるかと思うんだけどね。というわけで川崎首脳陣にはドゥンガあるいはジョルジーニョの引き抜きをお勧めする。でもそれを思うと廣長の放出って本当に納得いかねえよな。チームがそういう状態であるにもかかわらずFWとかOMFとかばかり集めるところがさらに謎なんだが、巨人が4番ばっか集めるようなものなのだろうか?
横浜ダービーは面白かった。フリューゲルスはきっと途中で息切れするから優勝はできないと思うんだけど、たぶん今のJリーグでいちばんおもしろいチームなのでは。山口あたりが動きをつかんでくれば、ホントすごいことになりそう。
6時半。徳間ホールで『スウィート・ヒアアフター』アトム・エゴヤンの新作。カンヌでグランプリを取っているんですか、そうですか。なにひとつ解決されないまま映画が終わってしまって、登場人物全員が無力感をかみしめるという恐るべき映画で、そういう意味じゃあわりと好きなんだけど、でもなんでアカデミー賞(監督賞)にノミネートされたんだろうなあ。全然アカデミー好みの映画じゃないのになあ、と思ってそこにいた中原くんにそう言ったら異様に同意されてしまった。まったく同じ疑問を抱いていたらしい。中原とエレキングの女の子と三人でカレーを食い、いけない薬物の話に興じる。中原くんはバッドになりやすいそうです。なんとなくわかる気がする。プロザックとかいいんじゃないかと思うんだけどどうかね。あとキチガイは救われないって話とか。
ぴあからシネマクラブ送ってくる。「マイ・カルト・シネマ」とかってコラムを書いたんで。まあそれ自体はラッキーなんだけど、なんかできあがった本を見ると『恋人たちの曲・悲愴』について「登場人物は全員キチガイ」って書いたのが「全員キちゃってる」とかになっていた。そう言えば電話で「別にどうでもいいですから適当にやっといてください」とか言ったような。ぼくはまちがっても「キてる」なんて言葉つかいはしませんのでそこんとこお含みおきください。あと『SMART』に頼まれている写真集ベスト5とかのために本棚をひっきかきまわす−−までもなくってベストはダイアン・アーバスに決まってるんだよ。
千葉テレビで『ワイルド・トレイル』。ジム・ブラウンとフレッド・ウィリアムソンとジム・ケリーが出てる黒人マカロニ(監督アンソニー・M・ドーソン)。黒人が多すぎるもんでジム・ケリーはインディアンのカラテ使いにされちゃってセリフなんもねーでやんの。トホホ。ハリー・ケリー・ジュニアが出てたり、ジム・ブラウンを追ってる賞金稼ぎがリー・ヴァン師匠だったりなんかマカロニ的に豪華だった。ところで途中でカトリーヌ・スパークが金を持ち逃げしたと思ったら映画から消えてしまった。どうもカットされてるらしいんだけど、どうなったのか誰か知ってる人いたら教えて。
終わってから紀伊国屋で久しぶりに本の買い出し。『大正百話』(矢野誠一 文春文庫)、『タッチ』(エルモア・レナード ハヤカワ文庫)、『逃げ出した秘宝』(ウェストレイク ハヤカワ文庫)、『ハリウッド・スーパーナチュラル』(スタイガー 扶桑社ノンフィクション)、『危険な思想家』(呉智英 メディアワークス)それに『98本格ミステリベスト10』(創元社)。別に関係ないんだけど自分の名前が載っていたのでつい買ってしまう。それにしても「……この人らしい誉め方をしている」ってのはなんか「こいつはしょうがねえなあ」っていう諦観を感じる文章だっていうか、まあミステリ畑じゃないから関係ないかっていうか。ねえ我孫子さん。
その後今やってる仕事のために中古ビデオを漁る。結局ビデオマーケットまで行って『宇宙の7人』と『ラブ・レッスン殺人事件』のビデオを買う。はい、これだけでぼくが何について原稿を書いているのかわかった人は偉いです。どうしてこう別にどうでもいいものに限って見つかるかなあ。本当に見たかった映画はTSUTAYAにもなかった。
原稿を書くために『パンサー・スクワッド−−女豹軍団』を見ていたんだが、これってスゴすぎる。世界連邦大統領の執務室が会議室の壁に旗はりつけただけで、大統領本人が電話をかけたり取ったりするエド・ウッド系映画なんだけど、驚いたのはその斬新な映画技法。車が手前に向かって走ってくるシーンがあったら道に車が入ってくるところから画面の外に出るまでカメラ据えっぱなし。シビル・ダニング率いるビキニ女軍団がボートに急襲をかけるシーンだと 双眼鏡を持って見張っているシビルの顔 ウィンドサーフィンで近づく美女軍団 その切り返しで相好を崩して手をふるボートの男たち クロールで近づくビキニ女 双眼鏡を持って見張っているシビルの顔 ウィンドサーフィンで近づく美女軍団 その切り返しで相好を崩して手をふるボートの男たち クロールで近づくビキニ女 双眼鏡を持って……このまま永遠にこの映像が続くんじゃないかと思ったよ。ピーター・ナイトという名前、覚えておこう(どうもシャーリー・ナイトの甥っ子かなんからしいんだが)。