なんかやっぱりデキてるみたい(町山と)

◎今月のお仕事 『サンドマン#4』(ニール・ゲイマン インターブックス)発売中。
        『車掌#18』41大特集では柳下家の秘密がすべて暴かれる! 


11/20(金)
 CSで『修羅雪姫』やってる。子供を桶に入れて坂の上から落とす特訓(なんの?)とかやってて、どうも小池チックだなあと思ったらやっぱり小池一夫だった。なんか、梶芽衣子ばっかり見てる。

 その後は終日(朝5時まで)校正やる。ケツが痛くなった。


11/21(土)
『ザ・リスト』(スティーヴ・マルティニ 集英社文庫 白石朗訳)、『美女と野球』(リリー・フランキー 河出書房新社)届いている。また白石本。こっちが読むより訳す方が早いよ(笑)。

2時。ele-kingのNと打ち合わせ。なんかダラダラ喋ってたら終わってしまった。なんか書くらしい。まあ本当はとっくにヒマになっているはずだからなんとかなるんだろう。ちっともならないのが困りものなんだが。そのあとちょっと電話を交換し、ゲラの直しと写真素材(追加の追加)をわたしに洋泉社へ。町山、田野辺とタイトルに関して激論。結局8時くらいまで話し合っていたよ。さあて、これで本が出来るのかなあ。


11/22(日)
 うちでぼーっとしてたら町山から召集電話がかかる。なんか毎日会ってるんですけど。でもあたくしごときに町山にあらがうことができましょうか。さらに写真素材を探し(だからいっぺんで言えっつーの)て出かける。経堂で映画ライターのWと会って写真を受け取り、しばらく最近の映画について意見交換してから代々木上原のPLANK事務所へ。10時過ぎまで編集作業する。あーあ、また一日終わっちゃったよ。
11/23(月)
 今日は町山には会わなかった。でも電話がかかってきて、「原稿書いたんだけど、モデムがないんでどこにも送れないんだよ、どうしよう」とか言ってくる。今どこ? 西葛西? そんなら大森望にわたせば、どこなと持っていってくれるでしょう。で、その後1時間ぐらいくっちゃべる。朝までSFオンラインの原稿書く、というわけでまたしてもバカ・ボーイズの仕事しかやってないよん。
11/24(火)
 起きたら12時。1時の試写に行こうと思ったがでんでん間に合わず。しょうがないんで町山と待ち合わせたマガジンハウスに向かうのことよ。町山の打ち合わせが終わったあとしばらく打ち合わせアンド原稿チェックとかする。んがー。で、その後帰ってまたバカ・ボーイズの原稿書きだよお。

 SFMのベスト送る。例によって海外作品のみ。

  1. 『バットマン:ダークナイト・リターンズ』フランク・ミラー 小学館プロダクション
  2. 『ホーリー・ファイアー』ブルース・スターリング アスペクト
  3. 『虚数』スタニスワフ・レム 国書刊行会
  4. 『時空ドーナツ』ルディ・ラッカー 早川書房
  5. 『スノウ・クラッシュ』ニール・スティーブンスン アスキー

     今年はアメコミの年だった。『ダークナイト・リターンズ』以外にも『サンドマン』、『キングダム・カム』、『マーブルズ』。とどめに『ウォッチメン』とこれだけでベスト5が組める。百年に一度の大豊作だいうことだけは記録にとどめておきたかった。しかし残念ながら『ウォッチメン』は来年の作品あつかいということらしいんで、恥をしのんで拙訳を一位にさせていただいた。スターリングさんには悪いことをしたが、まあ彼なら許してくれるだろう。


11/25(水)
 仕事ばっかしてて欲求不満がたまったので、ちょっと自分を誉めてあげたい、と思った。やっぱりご褒美をあげなきゃね。そういうときには秋葉。んーこのストレスたまりまくりのマック環境をなんとかしたい。やっぱG3だぜ!つうわけでG3カードを買いに行ったんだが、ふと秋葉館を覗くと604e/233をいちきゅっぱで売っている。んーこれ入れたら今の倍だなー、と思った瞬間にはなぜか手に持っていた。あーらら。あと残り30メガほどしか空きがないHDをなんとかしよを! と思って内蔵の4Gくらいの増設しようかなー、と思ったんだが「電源が弱いから増設は2Gまでですな」と店員に言われてあえなくおじゃん。で、気がつくとULTRA SCSIの11G(笑)の外付けを買ってるじゃないかいな。ま、こんだけあればあと1年は大丈夫であろう。

 帰ってくると、一服する間もなく7時からアテネ・フランセでジャン=クロード・カリエールの講演会。なんかブニュエルまわりのオモロイ話が聞けるんじゃないかと思って出かける。んだけどなんかわりとマジメだし、「脚本講座」って色が強すぎてあんまりおもしろくありませんでした。ちょっと寝てしまったよ。

 さて、帰ってからいよいよ604eの取り付けに着手するわけですが、さっどまっくになっちゃってもう更新できないといけないんでとりあえず入れる前に更新だけしておきます。明日は立ち上がってるかなあ。


11/26(木)
 はっは。倍になると早いや。8.1だし、当分このままですな。1時、オムロのN氏と打ち合わせ。その足で図書館に出かけて『屍鬼』ほか借りてくる。
11/27(金)
 久しぶりに1時からの試写に行く。東和で『ノストラダムス』。すでに94年には完成していたのだが、阪神大震災とかあって世情不安を煽るといけないんで寝かしておいたらしい。まあ、東宝東和の考えることだからね。ノストラダムス役はチェキー・カリョ。なんだかしらんがノストラダムスもてもて(笑)。出てくる女すべてから迫られるというよくわからない状況だった。あと

  1. なんでジュリア・オーモンドってあんなに偉そうなんだろなあ。なんの裏付けもない自信。
  2. ミシェルくんはやたら水浴びが好きだった。ケツ丸だし。淀長さん大喜び、みたいな。
  3. ルトガー・ハウアーが謎過ぎ。なんだろ、あれ。
  4. マルゴ役の少女がシェリー・デュヴァルの子供みたいでムチャ恐かった。いきなり『シャイニング』するし。

 なんか、オレこの映画気に入ってるみたいだなあ(笑)。田野辺くんとちょっと話して帰る。


11/28(土)
 扶桑社より『復讐×復習』(マーティン・ベッドフォード 浜野アキオ訳)送られてくる。なんて読めばいいんだろう、このタイトル。ヘラルドが似たようなタイトルをつけたことがあったように思うが、あのタイトルも困ったっけ。

 普段は滅多に他人の日記には言及しないことにしてるんだが(なんせ書くのとアップロードにタイム・ラグがあるんで、間抜けな感じになっちゃうのだ)ちょっと一言言いたい日記があったんで、一言。ホソキン氏が11/25および11/28に「タダでもらった本を金をもらってけなすなんてけしからん」といった主張を述べているんだが、これってまさにオレの職業にかかわってくることである。まあ書評家の場合はそうも言えるんだろうけど、映画評は構造的にタダで試写を見せてもらって、それに関するレビュウを書くしかないのだ。で、それで悪口ばっか書いてるおまえはなんやねん、という思いはいつも自分でも感じているところである。
 個人的には、これは許容されることだと思っている。なんと言っても、つまらないもののないところに面白いものなどないのだ。よく淀長の「わたしはつまらない映画に出会ったことがない」という発言を引き合いに出す人がいるが、この言葉も嘘であるのは、淀長さんのTV以外での発言を見ていればわかることである。ま、洋画劇場の解説でも全然映画について解説しない場合もあったけど(笑)。
 では、「あえてネガティヴなことを書くよりは、面白かったものだけを書けばいい」という意見も当然出てくるのだろうが、そうやって作られた映画欄はたちまち評論家の自己満足になってしまう。誰も知らない(東京以外では上映されない)イラン映画や台湾のインディーズばかりとりあげるようになってしまうのだ。やはり、評論家を名乗るならば『アルマゲドン』がいかにダメな映画かをきちんと語れなければならないと思うんだがね。毒がなければ、薬もないんだから。


11/29(日)
 ppp02008.kobe.alles.or.jpさんが17万ヒットを獲得なさったらしい。おめでとう。でもREFER元にちょっと問題ありとか(笑)
11/30(月)
 
午後、よみうりホールで『プラクティカル・マジック』。ニコル・キッドマンとサンドラ・ブロックが姉妹の魔女になるパジャマ・パーティ映画。“パジャマ・パーティ映画”ってのはぼくの造語なんだけど、要するに女の子がきゃっきゃ言って騒いでる映画のこと。クロエ・ウェブが近所のおばさん役で出ていた。ま、どーでもいい映画だったな。『ユー・ガット・メール』の予告編をやっていたが、コピーが「今世紀最後のラブストーリー」そりゃちょっとさすがに大げさでわ。

 帰り道でチラシを配っているバドガールに出くわす。なんかスペイン人の観光客が異常にバドガールを気に入っていて、頼みこんで肩組んで記念写真撮ったりしている。そんなに好きか、バドガール。 


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Kiichiro Yanashita / 柳下毅一郎 / yanasita@gol.com