コリン・マッケンジー強化週間

◎今月のお仕事 映画秘宝新創刊第2号好評発売中。今度の号は文字が多い(Q数低い)ぞ!
       『コリン・マッケンジー物語』(デレク・スミシー パンドラ)9/25発売。特殊翻訳稼業の神髄を見せてやるぜ。


9/3(金)
 小田島隆のページは以前から愛読しているが、今回特にすばらしかったんでここに記す。8/31の日記、ケダモノ好きの話をしてるとこね。
9/4(土)
 パンドラは見事先生から帯文をもらうことに成功したらしい。いやあすばらしい。もうこれで勝利だね。というわけで9/25をお楽しみに。それにしてもすっかりこういうことはやめてしまったかと思っていたがわたしが悪かった。つうか見直したよ、もう一生ついてきますよ先生

 ジュビロVS浦和を見てからユタに出かける。ユタでの話題はもっぱら堺ハウスと田中的世界、そして「モラルの問題」であった(笑)。ぼくは堺の部屋は我々共通の問題として対処していかなければならない、と強く主張していたんだが、大森望は「いや、あのまま保存して置いた方がいい」とか言って取り合おうとしないのだった。


9/5(日)
 起きたら1時半だった。ちょっと寝過ぎだろう、いくらなんでも。起きてからもぼーっとしてたりして。

 今日一番感動したもの。これ。いや、ここまで行くとねえ、感動だよねえ。幸せなカップルに幸あれ、と思いたいんだが……なお、女性は見ない方がいいと思われます


9/6(月)
 映画美学校でG・A・スミスの作品を見る。今世紀頭のイギリスの映画監督で、たしか史上初めてカラー撮影をやった人である。なんとコリン・マッケンジーよりも早い! 残念ながらそのカラー映像は上映作品には含まれていなかった。
 その後BFIの人を囲むパーティとかあったんだが、なんかアテネとかフィルム・センターとかの偉い人がいっぱいいて、あきらかに場違い。チンピラの来る所ではないって感じであった。

付記:昨日のページについて。なんか馬鹿にしてるって思われると嫌なんで強調しとくけど、ぼくは本気ですごいと思ってる。人間として捨ててはいけない何かを捨てた人、という気がするからだ。いわば忘八者だね。で、ぼくは自分の夢を貫くために人間であることすら捨てられる人にはどうしようもなく惹かれてしまうのだ。殺人者とかアウトサイダー・アーティストに対してそうであるように(こう書くと、やっぱり馬鹿にしてることになってしまうのかしら)。もちろん、これがロマンチック過ぎることくらいわかっているけどね。


9/7(火)
 夜、ヘラルドのW退社パーティに行く。久しぶりに江戸木純と会ったので、いろいろとネタを仕入れる。今回はなんか北の話をいろいろ。会うたんびに「もう止めるよこういうのは」と言いつつ、相変わらず新しい映画を仕入れることだけは止められない江戸木なのであった。あとはもっぱらコリン・マッケンジーの喧伝とか(こればっか)。

 二次会には行かず、早々に帰って録画しておいたU21壮行試合VS韓国を見る。4-1。楽勝でしたね楽勝。まあ韓国FWのシュートの下手さに助けられた感じだったけど(逆に言えば、日本人FWはシュートが全部枠に行ってる……これってすごいことかも)。それにしてもオリンピック本戦(すでにその気)ではここに小野まで入るわけで、いったいどう組むの!? ヒデをボランチに使う?


9/8(水)
 ワーナーで『ディーブ・ブルー』見る。『JAWS』+『アビス』とか言って企画書を通したわけだろうか、やっぱり。この鮫、遺伝子操作で頭が良くなってるらしいんだけど、それにしても研究所の構造を完全に把握しているのと、襲ってくるべき瞬間を完全に把握しているのが凄すぎる。誰かが『JAWS』見せたんとちゃうか? まあ、そんな不愉快じゃなかったな、死んでほしい奴が死ぬので(笑)。

 夜、テレビでVSイラン。なんかなー。ちょっと押し込まれすぎじゃないスか。昨日のいい気分が吹っ飛んじまったよ。


9/9(木)
 BOX東中野5周年記念パーティに出かける。業界人多数。例によって林由美香が来ていたが、あの中に入ると目立つ。やっぱり女優だなあ、と思った。
9/10(金)
 パンドラに出かけて『コリン・マッケンジー物語』色校。なかなかグッドな感じでよろしいんじゃないでしょうか。まあ帯と写真がすべてなのだが……それでも売れると嬉しい。からみなさんよろしく。

『満映』(胡 +古泉 パンドラ)いただく。満映の作品リストなんかが載っているが、わりと資料本な感じ。


9/11(土)
 小包を引き取りに来た郵便局員が、妻に「お父さんの本読んでます」と言っていったらしい。いやファンはいいんですけど、その「お父さん」ってどういうこっちゃ!? 妻はとりあえず喜んでいたようだが、ちょっとは考えた方がいいと思う。ぼくもちょっと考えますが。 
9/12(日)
 マックのモニタがおかしくなって、画面が黄色になったり緑になったりする。しょうがないんで秋葉に出かける。やっぱり液晶欲しいなーとか思いながら見てたんだけど、気がつくとソニーの15inchトリニトロンを買っていた。いや、10万円切るくらいの液晶だと露骨にいいものと差があって、ナナオにはかなわねえって感じ。で、ナナオは13万だからなあ。ブラウン管だと3万円以下。これじゃあねえ。

 疲れたので秋葉デパートで休んでしまったが、明正堂で買った本を読みながら甘いもんを食ってたりしてまるっきりオタクな感じで嫌。 


9/13(月)
 美学校で『大いなる幻影』見る。楽しみにしていた黒沢清の新作なんだが……こりゃちょっと……学生映画? 『女子大生・恥ずかしゼミナール』とかそういう感じ? なんだかなー、脚本は誰か他の人に書かせる方がいいんじゃないのか黒沢清! なんかアテネ・フランセの人たちが大挙出演していて、学生映画感を増すのに貢献していた。
 終わってから、中原昌也とお茶する。

 水木しげるのメキシコ旅行の本を読んでいるのだが、中にコーディネイト兼通訳として登場する竹田さんには会ったことがある。つーか、ぼくもはじめてメキシコに行ったときにはずいぶん世話になったのだった。二度目に行ったとき(『死とコンパス』の撮影を見に行った)も世話になったのだが、このときはなんと……(以下略)


9/14(火)
 妻と一緒に『マトリックス』を見に銀座へ出かける。見終わったら雨が降ってきたが、なーに、しょせんマトリックスだから本当には降っていないんですよ。妻は「『ブギーナイツ』の方がおもしろかった」とか言ってますが何故比べますか? やはりブルース・リーものってこと? ボンクラ魂を感じたから?
9/15(水)
 WOWOWでチャンピオンズ・リーグ フィオVSアーセナルを見る。アーセナル強し。カヌーにPK蹴らせるのは納得がいかんけど。ああいうのってイングランド人のMFが世界でいちばんうまいような気がするんだがねえ(アーセナルにイングランド人のMFはいません)。
 見ていて思ったこと:もはや世界的にはボランチとかOMFとか言ってること自体が古いのかも知れない。アーセナルには世界一のウィング、オフェルマルス(蘭)がいるんだが、彼のポジションはFWじゃなくてMFなんだよな。で、4-4-2

 FW ベルカンプ スーケル
 MF オフェルマルス リュンベルク
    ヴィエラ プティ

 つまりMFにウィンガーを二人置いて、OMFはなし。いわゆるボランチ・プレーヤーが二枚なんだけど、この二人が攻撃の要になる(これ、マンチェスターも同じ布陣なんだよな)。日本で言うゲームメーカーに当たるのはベルカンプなんだろうけど、彼はあくまでもFWなのだ。たぶん鹿島の4-4-2とかってそんな感じになり得るような気がする。本山をウィンガーとして使うってことで。 


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Kiichiro Yanashita / 柳下毅一郎 / yanasita@gol.com