1992年8月23〜24日 夏の池山吊り尾根から北岳
池山吊り尾根は積雪期によく登られコースで、夏にここを登る人はほとんどいないでしょう。理由はアプローチが不便なこと、歩行距離が長いこと、営業小屋が無いこと、水場が無いことなどです。でも多少ハードでも静かな山旅をしたい人には良いコースです。ただし水場に注意です。私は積雪期に登るための前段階として登りましたが、2日目に八本歯のコルで大樺沢からのルートと合流するまで全く人に会いませんでした。
8月23日晴れ
6時39分千葉発のあずさに乗って、9時5分甲府着。タクシーでスーパー林道の深沢バス停まで行ってもらいました。まず遙か下の野呂川の河原まで約300メートル降ります。深沢下降地点というのがなかなか分からず、行ったり来たりしましたが結局、バス停の隣の看板に赤リボンが結びつけてあったので、道はみえませんでしたが、むりやり藪こぎをして20メートル位進むと踏み跡らしいものが出てきました。でも途中から踏み跡は消えてしまい、ガレ場を懸垂下降で降りました。40分で降りられるはずの所を2時間近くかかって、あるき沢橋の近くの河原に降り立ちました。そこから河原づたいに少しさかのぼるのですが、コンクリートの堰が2カ所ありました。一つはあまり大きくなく、2メートルぐらいの角材が立てかけてあったのでそれを使ってすぐ乗り越えられましたが、2番目のものはずっと大きくて、まだ工事中で足場がくんであったので何とか登れましたが、完成したら乗り越えられないかもしれません。
ガイドブックには今回私が降りた深沢下降地点からの路がまだでている物もありますが、実際ここはもう廃道と考えた方が良いと思います。池山吊り尾根へ行く人は、皆、鷲の住み山からおりて吊り橋をわたります。
あるき沢橋のたもとから池山吊り尾根へ登り始めたのは13時頃になっていました。急登です。あえぎながら登って、16時45分な


