99年8月 埼玉県川口市→北海道函館市



●● 8月11日
(9日日) 本州最北端到達!

 夜中、昨日も書いたアンチャン・ネーチャンが砂浜でバカ騒ぎ。
キャンプ場の目の前でいい迷惑である。とはいっても、
このキャンプ場も単に砂浜に「キャンプ場」という看板があるだけで、
それ自体どうにかしてほしいというものだったりする。

 結局11時過ぎまでは眠ることができず、
テントの外で涼しい空気に当たりながら星空を眺めていた。

 今朝はそれでも7時前には目が覚め、
朝露に濡れたテントを乾かしたりして、
8時過ぎにはキャンプ場から離れた。

 走ってすぐコンビニがあり、そこで朝食を調達。
国道279号はバイパスになって分かれるが、
こちらは旧道を走って横浜市街を抜けた。
念のため、青森県横浜町、である。

 それを過ぎるといかにもこの地方らしい、
うねりのあるアップダウンが続いた。
この区間で、ライダーともかなりすれ違った。

 横浜町から30km弱のむつ市に入るあたりで、
この旅行2度目の雨が降ってきた。
すぐさま防水対策を施したのだが、次に気付くと空は晴れあがっていた。

 むつ市に入ってコンビニとグレ電を探した。
よく考えたら、8月9日の分からこの記録を発信していなかった。
しかしものの見事にグレ電は見つからず、
下北半島をグレ電空白地帯と命名する。
コンビニはバイパスにあって、そこで早めの昼食をとった。

 むつ市を抜けると、大畑町まで下北半島を横断することになる。
やはり小さなアップダウンが多かった。
関根の集落には木造の中学校があった。
ものすごく心が和んだ。

 その集落を過ぎて雑木林を抜けると・・・
目の前に津軽海峡が広がった。
同時に、急に風が冷たくなった。
とうとう来てしまったなぁ。

 下北交通大畑駅、本州最北端の駅で、ただいま休憩中。
大間崎までは、あと30kmといったところかな・・・。


本州最北端、下北交通大畑駅

 (8月11日12:00 青森県下北郡大畑町・大畑駅にて)


 大畑駅での休憩の後R279に出て、本州の最終目的地、大間を目指す。
いきなり木野部峠というのにぶつかる。
坂はボチボチきつかったけれど、
それより熊の出そうな登り区間の雰囲気ほうが嫌だった。

 でもこれくらいの峠では動じなくなった自分はすごいと思う。
峠の頂点に来ると「あれ、もう」と口にしてしまう。
後は一気の下り!峠下の集落にはあっという間にたどり着いた。


峠のてっぺんからこの先の道を見下ろす。ここまでよう登った!

 いくつもの漁村と小さな岬を越えていくうち、
右手の津軽海峡の向こうに山影が見え出した。
北海道だ・・・。

 本州最北端、大間崎まであと5kmくらいのところで道の分岐があり、
右に行けば大間崎、左に行けば大間温泉ということだった。
早く大間崎に着きたいのはあったが、
温泉で汗を流してからにしよう。

 大間温泉は普通の温泉だった。
本州最北端の湯だからといって何があるわけでもなかったが、
それでもこんなところに温泉があるのがありがたい。

 温泉から上がって、この町で一番大きなスーパー、
マエダストアでお買い物。
それが終わると、いよいよ大間崎へと走りだした。

 大間崎を目前にした街中で、お祭り行事に遭遇。
獅子舞が各戸をまわっていた。
道の真ん中には、延々塩が撒かれていた。


道の真ん中の白い帯が塩。

 灯台が見えてくると大間崎は近い。
そうして16:10、「ここ本州最北端の地」の碑が立つ大間崎に到着。
それはそれは感動したのだが、周りには観光客が多かったので、
おとなしくしていた。

 
「こゝ本州最北端の地」、大間崎にて。
僕に写真を頼んできたおじさんに頼み返して写真撮ってもらったら・・・、
うーん、もうちっと上手く頼むよ〜^^;

 岬に面した通りにお土産屋が並び、
そのすぐ裏手にキャンプ場があった。
今夜はここで休むことにする。
行ってみると、昨日、横浜町のキャンプ場で一緒だったライダーの2人がいた。
昨日は特別話もしなかったが、今日はどちらからともなく話し掛けた。

 しばらく話をした後、夕飯を食べに行くことにした。
「かもめ食堂」の大間崎丼が、どうやら名物らしい。
1500円は高かったけれど、かなりおいしく頂いた。
9日ぶりにまともな、いや極上なものを食べた気がした。
埼玉県川口市〜青森県大間崎を走破したお祝いだ!


すっかり名物らしく、丼にカメラを構えたらご主人が店のパネルを持ってきてくれた。

明日はここ大間から、フェリーでいよいよ函館に渡る予定。


 ・・・実は、僕は大間崎まで来れたことで今十分に満足していて、
この旅をここで終わらせてもいいかな、とも思っている。

 帰りはもともと、どこからでも電車で帰る予定でいた。
つまり自宅まで走って帰ろうなんて思っていないのだけれど、
大間からだと、一度函館に渡ってからあれこれ考えたほうが早そうなのだ。
たとえ東京に帰るにも。

 だから、とりあえず函館に行ってみます。
帰るかどうかも、そこで考えてみます。
それと服の替えがもうないので、
動こうにもまずは洗濯もしなきゃならないしね・・・。

 (8月11日19:00 青森県下北郡大間町・大間崎テントサイトにて)

8月12日14:00 JR函館駅より発信


8月11日走行データ
平均速度17.6km/h 最高速度44.6km/h 走行時間4:49:49
走行距離85.45km 総走行距離747.56km以上


前日 トップページ 翌日


戻る