■フルスクラッチ 「仮面ライダーアギト」アナザーアギト半立体胸像■
着工:2004年5月5日
塗装・公開:2007年1月15日

自分がいまみたいに日曜朝の特撮番組を見るようになったのは、「龍騎」放送中に
その当時仲の良かった女の子が「チケット余ってるけど見に行く?」と誘ってくれた
劇場版「龍騎」の前夜祭に行ってからなんです。だから「アギト」はまったく見てないんですよ。

ただ、バンダイから発売された「SIC アギト バーニング&シャイニングフォーム」に同梱された
アナザーアギトの造型を見た瞬間に、作品の知識がなくても惚れ込んでしまいました。
いわゆる初代ライダーである1号の流れを汲むデザインで、かつ「真・仮面ライダー」的なグロテスクさもあり
平成ライダーとしてはかなり異色の存在なんじゃないかと思います。
「SIC」という題材にこれほどマッチする造型もほかになく、自分の中では未だに最高の「SIC」です。

で…当時同じように注目していたのが、浅井真紀さんという稀代の造型師。
彼はそれまでのフィギュアシーンでは希少な「男性キャラをカッコよく作れる造型師」のひとりであり
のちにそのイメージを払拭すべく、水準を超える造型力で「To Heart」の「マルチ」を作り話題になりました。
最近の人にとっては「電撃大王」の付録についた「よつば」や、「レイキャシール」の方が馴染み深いかな。

自分が浅井さんの造型に注目し出したのは多分「ヘルシング」の「アーカード座像」だったと思います。
その後「ガオガイガー」の大河長官の半立体像<シルエッタ>を雑誌で発表し、その流れで生まれたと
推測される「ヘルシング」の半立体胸像シリーズが非常に注目を集めました。
浅井さんの造型もさることながら、自分はその<シルエッタ>というスタイルにも注目していました。



その頃たしか「スーパースカルピー」を初めて手に入れ、手軽に作れるせいもあり「スカルピー」で手当たり次第
好きなものを作ることにハマっていたんだったと思います。この「アナザーアギト」もそのひとつ。
「スカルピー」は焼成する都合でどうしても下側が平らになってしまったりするんですが、<シルエッタ>であれば
片面にモールドがまったくなくても許されるんだ…と解釈したんじゃなかったかなぁ(笑)
そしてテキトーに作って、その頃覚えたてのレジン複製をして…完成させずに何年も死蔵していたものが
たまたま今年、道具箱を掃除しているときに見つけたので塗装してあげたというわけです。

実はこのアナザーアギト、全然完成してないんですよ。予定では肩と脇、ベルトも作る予定だったんです。
ぶっちゃけ面倒くさくなって放り出しちゃったというわけで…(笑)