
■バンダイ 1/144「百式」 collaborated nikefootball.com■
着工:2005年1月23日
完成・公開:2005年1月26日
とある模型誌に1/100「モビルスモー」の製作記事が載った際、塗装の下準備として
キットにもともと施されているメッキを全部剥がすという手法があることを知りました。
模型用の塗料は基本的にスチロール樹脂に塗装することを目的として作られているので
表面だけとはいえ金属の膜がある状態では同じように塗装することができないんです。
(金属用下地剤を塗布すれば別ですが…)
そこで出てくるのが漂白剤。「キッチンハイター」等、いわゆる薬局で販売されているアレです。
なぜ漂白剤につけるとメッキが剥げるのか。これは漂白剤が強力な酸性の溶液である為に
金属であるメッキを浸けると急激に酸化して、ボロボロになって剥げ落ちるという仕組みなんです。
ただし「モビルスモー」のように金メッキな場合、銀メッキの上にクリアイエロー塗装をしてあるので
先にラッカーうすめ液に浸けてクリアイエローを落としてから漂白剤につけるようにします。
その模型誌にはメッキを剥がした段階の写真が載ってまして…それが羽化したばかりのセミのような
透き通った乳白色のプラスチックで、非常に美しかったという記憶が残っていました。
いつかこれを自分の手で再現してみたい…と思っていた矢先に、「Z」シリーズが再販されたわけです。

現在1/144の「百式」には2種類あり、片方は従来からラインナップされていた金メッキ仕様のもの、
もう一方はハイメガランチャーが付属した金メッキされていないものです。
自分は早速「百式」と新品のラッカーうすめ液を購入し、帰宅してすぐにクリアイエロー落としを開始。
ランナーについた状態でうすめ液を入れたタッパーに沈め、静かに揺すり続けること約10分。
金色だった「百式」はみるみるうちに銀色へと変貌していきました。
そして次は「キッチンハイター」に切り替えます。これはできれば丸一日ぐらいかけた方がいいです。
いくら「キッチンハイター」に浸けてもプラスチックに異状が出ることはないので安心して放置してください。
ちなみにバンダイのプラモデルのメッキはわりと容易く剥げますが、メーカーによってメッキの丈夫さが
異なりますので浸ける時間も様々であることを覚えておいてください。一週間かかるのもあるし…。
メッキが剥げると、夢にまで見た乳白色が現れ感動しました。
さて…白くなったのはいいんですが、これだけだと作品として何か面白みがないような…。
ならばマーキングをしようかと、当時ハマっていた自作デカールで色々とマークを製作してデコレーション。
ここに「collaborated nikefootball.com」が誕生したというわけです。

ここまで来て、ご存知の方はツッコみたいところだと思いますが…なぜ「nikefootball.com」なのか。
それはデカールの元ネタがNIKEの「total90」だからなんです。
ご存知ない方に説明いたしますと「total90」とはスポーツブランド・NIKEがフットボールのカテゴリーで
展開しているシリーズタイトルで、NIKEと契約しているナショナルチームやプロサッカーリーグの選手が
身に付けていて、ちょっとデザインが奇抜なところが自分にとってはツボだったりします。
当時自分はこの「total90」にかなり傾倒していまして、靴やシャツなどをよく購入していました。
で、架空のコラボとしてこんなアイテムがあったら面白いんじゃないか…という発想でこうなったんですね。
本当はこの「百式」が完成した後に紺色の「Mk.U」を使ってアディダスの「F50」バージョンを作ろうかと
考えてはいたんですけど…あんまり熱意が続かなくて実現しませんでした(笑)

塗装とマーキング以外は基本的にキットのままです。
当時タミヤがスプレーの新色として発売した「パールクリヤー」を仕上げに吹いてあるんですが
この塗料があまり経年劣化に強いものではなく、現在ではちょっと黄ばんできている感じです。
どちらかというとGSIクレオスの「ホワイトパール」の方がよかったかもしれません。